人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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【人】 le chien セト

 *

[ ピヤール連れの入店は難しいと
  覚悟していたが、あっさりと店内へ
  案内されればひとつ安堵の息を吐いて。>>D22

  大衆的なグラスに満たされ手渡された水は
  澄んでいて、ゆっくり口にすれば
  冷んやりと心地良い。

  見えない内臓の形を示し教えて行くように、
  伝い落ちる冷たい水が胃の腑へ辿り着いて、
  入れ替わるように安堵感が込み上げた。 ]
 
(24) 2021/04/24(Sat) 23:15:22

【人】 le chien セト


   そういえばなにかを口にするのは
   久しぶりな気がしました。

   ピヤールは、お腹すいてないかい。


[ 足元に利口に丸くなる艶やかな背中に
  声をかける。

  そうしてぐるりと店内を見渡した。
  ほかに客はいただろうか。 ]


   ─── これから、どこへ向かいます。
   国を出ることまでお考えでしょうか。

   俺の髪は夜半でも目立つ。
   あなたを連れ攫って逃げたという、
   大罪人の触れ込みが回るまでに、
   国を出るほうが良いと思うのですが。

 
[ そんなことを、ぽつりと口にして
  美しい瞳を窺い見た。 ]**
 
(25) 2021/04/24(Sat) 23:17:44

【人】 祓魔師 ダンテ

[ >>2:143数日のことだとあたりをつけていたからのこの宿の予約だった。あまりに長期になるなら、そもそも自国に連絡を取って、救出してもらえるよう手続きを踏むとか煩雑なことになりかねなかったのかもしれない。

 >>23幸いそんなことにはならず、ある日の朝、新聞に出国制限の解除の文字を目にできた。]

 もう宿の延長は必要なさそうだね

[ 二泊までは確定で取っていたのだが、三泊目からは手持ちと相談しつつ延泊を交渉するか宿を変えるか。そのどちらも必要なさそうだった。

 昨晩は昼からルームサービスでワインなど頼み、日暮れを待つ間、時刻表を眺めて予定変更を余儀なくされてしまったルートを考え直していたところだったから、ちょうどよかったかもしれない。

 予約していたホテルにも状況説明の上ドタキャンの連絡を通信機器などでおこなっていたが、幸いハイシーズンからはずれているため数日ずらすことは可能だったようだ。渋られはしたが。]
(26) 2021/04/25(Sun) 0:30:32

【人】 祓魔師 ダンテ



 最初は渋々だったのに発つとなると少し寂しいな

[ 日が暮れてから見に行った、灯りを灯された宮殿の荘厳さを思い出す。明け方白んで窓から見える王宮は火が消えて、自分の勝手な感傷で寂しげに見えた。
 とはいえ今から1日がはじまるのだと、別の人から見ればまた違って見えるんだろう。]

 えっと、7時と9時と、18時発が今の所候補なんだけど、荷造りは間に合いそう?

[ 6時前に目が覚めた自分はドア外にかけられていた朝刊を取り込み目を通してそんなことを尋ね。
 列車の時間が開いているのは昼時間を避けたせいだが、そのことは黙っている。

 ヴィはきっと自分よりも早く目覚めていたことだろう。昨晩は彼も昼頃起きて自分に付き合ってくれていたと思うから、少しは夜眠ってくれただろうか。

 代わりに自分が昼間のワインのせいで少し眠っていたのだが、だから彼に酒が弱いと思われている気がする。*]
(27) 2021/04/25(Sun) 0:31:45

【人】 傭兵団長 ダイゴ

[そんな珍しい虎の声も、繁盛する店の中、大衆の声と同じように溶け込んでいく。食を彼が望まなくても無自覚に>>11、おかわりを店員に要求をするだろう。やっぱりチキンシャワルマも食べるか、なんてぼやいてしまえば、龍の食の細さからすると胸焼けすら感じさせるかもしれない。]

 ――……、ふむ、 

[脚色で彩られた話を続けるのも悪くはないが、と前置きを踏まえて、顎に人差し指を添える。先程まで自分でも驚く程回っていた口を閉ざし、少し思案して]

 なあ、アーサー。
 俺にも聞かせてくれないか。
 "お前の身の上話"も。

 お前がどうしようもなく退屈だと思っていても、
 俺にとっては、知らない話だ。

[そんなに楽しそうに話すのに、
どこにも龍の名前が見えてこないものだから、
痺れを切らすように、栞を挟むように。]
(28) 2021/04/25(Sun) 1:06:23

【人】 中隊長 アーサー



 [此方の噺に顔色はいつもとは変えずに、
  しかし幾らか声を弾ませながら相槌を入れる
  虎の様子は何処か楽しそうに見えた。>>*7
  
     一度空になったグラスに注がれた赤は
        果たして男を救ったのだろうか、
                    否か。


  惜しげも無く運ばれてくる食を
  その口に次々運んでいく姿は唯楽しんで。>>28
  此方に話を振られたなら
  
  一つ、間を置き
  
  いつもの表情をして
  其の右の掌を晒しながら。]

 
(29) 2021/04/25(Sun) 9:08:38

【人】 中隊長 アーサー



    俺の話?
    ……前に言った通りだよ。
    西の国から流れ着いて剣を取っただけ。
    >>1:90(>>1:-35)

      それからは唯々日々を真っ当に過ごして。
      偶に女と語らい合って(>>0:-107)
      偶にご老人の手助けをして(>>1:205)
      偶に知人か、
      
・・

      友人と飯を食うだけの… ――


 
(30) 2021/04/25(Sun) 9:09:06

【人】 中隊長 アーサー




 [そうして幾らか満足するまで語らい合うか
  時間を気にして外を見遣った頃にか、
  二人の男は店を出て別々の方角へ
  歩き出しただろう。

  
今までとは違い
辿り着く処は同じではあるかもしれないが。




    幾つもの影が落ちる道を王宮目指して歩く。
            上官へ報告書を届ける為
               動く情報を得る為
                 棋譜を得る為
    
                  本を得る為。]

 
(31) 2021/04/25(Sun) 9:10:16

【人】 中隊長 アーサー



 [次はどんな本を渡してやろうか。
  児童書も飽きただろうので、騎士物語でも渡そうか。

  清々しく王位を獲る物語。
  王の命を受け騎士達が動乱する物語。
  愛憎絡む王宮閨の物語…は、流石にやめようか。
  謀略入り混じる軍と政治の物語、の続き≠ゥ、
  
  この辺の飯屋の他国語の記事か。


  今別れた男への次の手土産をもう考え始めながら
  市場の人混みを避ける様に小道へと入った。
  路地裏で襲われたというのにその癖は変わらず、
  可能な限り日差しを避け外套を翻しながら
  暗がりの道を歩くのだった。]

 
(32) 2021/04/25(Sun) 9:10:36

【人】 中隊長 アーサー



 [あれやこれやと考えるその表情は、――]

 
(33) 2021/04/25(Sun) 9:10:54

【人】 中隊長 アーサー



           ―― Bxb4 ――
       
その手が
××
だとも気付けずに


 
(34) 2021/04/25(Sun) 9:11:17
ダイゴは、挟まりは文化
(a1) 2021/04/25(Sun) 9:26:04

ハールーンは、挟まりは文化……!
(a2) 2021/04/25(Sun) 9:56:18

【人】 第11皇子 ハールーン



皇子らの葬儀は、王族の共同墓地にて、しめやかに執り行われる。

他国と比べ『儀式らしく無い』葬儀。これ以上簡素になりようがない白い布で包まれた遺体を、王都を見渡せる丘に埋葬する。  


前王は公平な人間であった。
能力に見合う相応の力を与えることを好んだ。近い年頃の第1皇子から第4皇子までにそれぞれ土地と、その管理の権限を分配するよう遺言していた。


中央・東・北・南西


中央は既に混乱にあ。次は南西が乱れるか。


.
(35) 2021/04/25(Sun) 10:16:27

【人】 第11皇子 ハールーン


─王都・いちばん高い丘『テル・アルゾフラ』にて─


 ──昔は死者に魔法の花の種を抱かせたらしいが、
 墓荒らしが絶えねんで規制をかけたんだよ。

 屍肉で育つ花には悪しき効能しか生まれない……
 身をもって納得できる説だな。ははは!


前王の子らだけでゆうに24体が埋まっていると思うと壮観である。残り6体。雑草であろうと、摘んでおくのが正しい。



 けどなァ。
 自分の子供ではない者にも等しく与えるのは
 公平なのかねェ……
 俺は昔からそれに納得いかねぇのよ。
 本来土俵に立てないものに与えるのは
 贔屓じゃァねェのか?

 イスハークは前王の子供ではない。
 それは確かだろ。


皇子らが政治に進言することは無いとは言ったが、その立場を得ているなら別だった。
第4皇子は警備国防相。そのポストが空白になるのは、実に風通しが良い。それに第4皇子が殺されたという状況だけなら、疑いがかかるのはこちらでは無くまずは"共謀者"の方だろう?



                
.
(36) 2021/04/25(Sun) 10:29:21

【人】 第11皇子 ハールーン



 相変わらず目に優しくない風だ
 ──涙を乾かすのには丁度いいがな

 さぁて……本番までに誰を一緒に送ろうか?




 正義も悪も表裏一体
 望月も新月も、光の当たり方ひとつであり同じものだ
 魅せるだけなら、虚飾は多い方がいい
 心の真実など、見向きもされないモノだから
(37) 2021/04/25(Sun) 10:30:55

【人】 放浪者 イシリオン


[>>17 支払いを済ました後、
今度はこちらの品の説明をすることに。]


 ふふ…
 一見、ただの紅い石に見えるでしょう?

 でも、陽の光が届かないほど、
 深く冷たい海にいる生き物なのです。

 元は小さな樹木のような姿をしていると聞きましたが
 こちらは、それらを切り分けて
 石のように加工したものですね。


[>>18 差し出した品を珍しそうに眺める相手へ
 仕入れた情報をつけ加えて ]
(38) 2021/04/25(Sun) 11:50:25

【人】 放浪者 イシリオン


[売り子から聞いた魚の話を思い出しながら]


  この国では魔法で海から魚を運んでいるのでしたね。
  僕は海辺の村で手に入れたのですよ。

  他の国では、海辺に住む妖精か
  人魚からでしか手に入らないという
  噂があるそうですが…

  ふふ、静かな海底から陸の世界へやってきたこの石のこと。
  いろいろなイメージが湧くことでしょうね。
  アルフレドさんの手で、
  また違う姿になるのも楽しみです。

  また何かありましたら持ってきましょう。
  あとで市場へ行くのですが、
  そこでも何か珍しいものがあれば、お知らせしますね。

    
[>>19
 代金を受け取ると、では、と挨拶して店から出ていった。
 街中を歩くと乾いた風が、髪と身体を撫でていく。

 あの海辺の潮風を懐かしく思いながら
 市場の方へ姿を消していった。 ]**
(39) 2021/04/25(Sun) 11:52:24

【人】 ひとりの娘 アウドラ

    *

   拗ねていたようだけれど、
   すんなりあなたのもとに戻ってしまうのね。
   私に似て、……現金な子だわ。

   その話し方はおやめになって。
   私とあなたはもう……
   対等であるはずなのよ?
   少しお腹を満たして、
   大河を使って出ましょうか。
   …………あてはないけれど、どう?


[ 彼の口調がまだ前のままだったことに
  水を飲んであたまがすっきりしたことで
  気付いた彼女は、すっと彼の唇に
  指をおいてムッとした表情をみせたはず。

  でも、すぐに表情は戻って
  彼の問いかけに答えるのだ。
  それは少しでも早く行動に移すため。
  彼が同意するなら何か手軽なものを
  オーダーしようとメニューに目を通してみた。 ]*
  


(40) 2021/04/25(Sun) 21:49:50

【人】 宵闇 ヴェレス

 7時は難しいけど、9時なら。

[ 6時前に目を覚ましたダンテがそのまま玄関に向かうのを目で追い、おはよう、と声を掛けた。
 自分は夜半には寝台を抜け出し、本を読んでいた。戻ってきた彼は新聞を手にしており、出国制限が解除された旨を口にした>>26

 宿から市街地までの距離、その前後に宿を引き払い駅での手続き等考え、余程急くなら7時の列車も間に合いそうだが、9時なら朝食を摂っても充分にお釣りが来る段取りだ。
 自分にも見せて、と長椅子からダンテに腕を伸ばして新聞をねだり、一面を走り読むとまた返した。]

 この時期の国内の新聞とか、貴重だから取っておいた方がいいかもね。
 また来ればいいよ。

[ クローゼットから衣服を片付けながら、不本意の滞在でも、いざ出立となれば感慨を溢すダンテにそう応える。]

 こないだのお店にももう一度行けなかったし、それに、着そびれた服もあるし。

[ 後半は戯れだが、自分とダンテがそれぞれ選ぶと、数日に余る着数を買ってしまった。出来るなら早々に出国したい、というのが建前であった筈なのに、やはり異国でふたり買物をする、との行為に浮かれていたのは否めない。

 増えた荷物はスーツケースの中になんとか収まった。こういった手筈はやはりダンテの方が手慣れている。まだ封の切られていない酒瓶は、一度鞄の中身を取り出し、その底へとしまわれた。

 お互い荷を纏め終えると、卓の上に路線図と時刻表をまた広げた。昨日変更後の旅程を検討していたが、今日発つなら海べりの宿には予定していた通りの日数を宿泊できる。その分、帰路で立ち寄ってみようと相談していた街は諦めることになる。]
(41) 2021/04/25(Sun) 23:43:30

【人】 宵闇 ヴェレス

 仕方ないね。

[ 寄り道と言えば此処で充分した。それに、彼と旅をするのがこれきりではないと想いたい。
 この国を出るならもう女性の形でいる必要はなく、着替えに合わせて姿を変えると黒いヴェールで隠すように身体を覆う。]

[ 坂を下り、着時は市に寄った為に気付かなかったが、宿から駅まで直線距離を取ろうとすると王宮前の広場を通ることになる。まだ早い朝の光に、昨夜と違い白磁の壁が煌めいている。

 昨夜、落日に映え色を変える王宮の姿を見た。陽が暮れる毎に夕闇に浮き上がるような蒼白の面を晒し、それから燃え上がるような篝火をその身に灯した>>27
 どの姿も美しいが、それは恐らく通りすがりの旅人が上辺を眺めるが故の感想で、あの城の内に巣食う血の濁り、市井の猥雑な活況も習俗も、この国に住まうひとどものものだ。]

 寝てしまうかも。ごめん。

[ 目的地への列車の旅券は無事確保でき、出国の手続きも済んだ。夕方過ぎには当初の目的地へ着く。ボックス席に隣り合い座り、窓際に座る彼に欠伸をしながら身凭れる。昼の間は彼が窓際に座り、夜は自分と入れ替わる。そんな暗黙の了解ができている。

 漸く車両が動き出し、耳慣れた、車輪が枕木を踏む音が響いてくる頃には、すっかり彼に体重を預け眠りに就いていた。]*
(42) 2021/04/25(Sun) 23:47:17

【人】 仕立て屋 アルフレド

 >>38深い、ってのはどういう場所なんだろうなぁ。
 海とやらすら未体験の俺には想像つかねえわ。

 んでそんなとっからこの珊瑚ってのを拾ってくるのか。
 そいつあすげえ連中だなぁ。

[日の光が届かない場所を想像するが、海知らずの自らには人の闇と牢獄くらいしか思い浮かばない。]

 お、市場で、なかなか商売人だね。
 面白いものが見つかったら見せてくれな。

[>>39そうして、彼を見送る。]
(43) 2021/04/26(Mon) 0:07:29

【人】 仕立て屋 アルフレド

[掌に購入した珊瑚を載せて見つめる。]

 国の外にはこんなもんもあるってこと、行商が来るたびに思うわ…こんなん手に入れたら、何を作ろうか悩みどころだねぇ。
 
 俺も国を出ていろんなものを見るのもありかもなぁ。
 どうせキゾクサマ方は諍いに必死なようだし、この先町中が荒廃したらまともに生活もできねーよな。
(44) 2021/04/26(Mon) 1:21:18

【人】 仕立て屋 アルフレド

 俺は家は残ってるが根は張ってないようなもんだ、いい相手もいねえし、お相手探しに店休業して旅に出るのもいいかもしんねぇな。
 
[見たものがないものを見ると、知識欲がわいてくる。]

 でもなぁ荒廃した中で国を出るっつーのはどうも見捨てる感じがして嫌な感触はあるんだ。少し落ち着いてから外に出たいもんだね。

 俺は根を張ってねーけど、なじみの連中や近所の連中は根をきっちり張ってそうそう動けねーだろうしな。

[今ケツ捲って逃げてもどの道足止めを食うのかもしれないが。]**
(45) 2021/04/26(Mon) 1:22:28

【人】 祓魔師 ダンテ



 だよね、7時は厳しいね

[ 入り口から部屋に戻りながら新聞を立ち読みして、列車の発車時刻を問えば9時が無難だろうとの答え。予想していた通りの返事で追従しておいた。]

 なるほど、思い出にもなるよね
 こんなこと忘れはしない気もするけど…いや過信してるとすぐ忘れちゃうし、落ち着いたら見出しと記事を貼り付けておこう

[ ヴィは手渡された新聞をすぐに走り読みしたあと、大きく国が変わる頃の新聞は貴重だから取っておくと良いと言う。自分も確かにと思い同意を返した。本当なら全部を取っておく方が良いのかもしれないが、見返さないままゴミにするよりはましかと。]

 うん、またこう言う強制的な足止めじゃなく
 自分たちで遊びに来たいね

 ああ、と、服は新月の時に着てもいいはずだよ
 楽しみにしてるね

[ 自分はちょっとイタズラが成功した時のような嬉しげな顔をしていた気がする。数日の滞在だといわれていたのに、少し買いすぎてしまったのは後々も使える時があるかと自分は考えていたせいだ。
 気持ちの良い手触りの涼しげな服は室内着としても着苦しいことはないだろう。
 ヴィの暮らす国はそもそも旅人であふれていて衣服に統一感はないのだから大丈夫かなとか楽観的なことを考えていたのもある。]
(46) 2021/04/26(Mon) 3:44:18

【人】 祓魔師 ダンテ

[ しばらくは手荷物の整理をしていて>>41買った衣服や、火酒もうまいこと詰め込み嵩張らずに運ぶことができそうだ。]

 海からの帰りは寄り道できなさそうだけど
 一番の目的は果たせそうでよかったよ

[ 仕方ないねというヴィにそう返し。行きも帰りもどうせだからと割合のんびりした行程を計画していたのが幸いだった。

 その後しばらく着替えをするからと姿を消したヴィが現れた時にはいつもの彼に戻っていて>>42]

 あんまり華奢で若い子に見えてたから
 少し安心した

[ 普段の背丈で見慣れた姿を確認したならそんな言葉を。女性姿になってた時と同じく自分はやっぱり彼をまぶしげに見ていたかもしれない。]
(47) 2021/04/26(Mon) 3:45:34

【人】 祓魔師 ダンテ



 うん、そうしてくれた方が嬉しいよ
 
[ その後、駅には早めに移動して、諸々の手続きを済ませたが、その間ヴィはどこか体調が優れない様に見え、体の変化による負担のせいかと。
 眠ってしまうかもとの言葉にはそう答えを返す。

 早い事列車に乗り込み腰掛けてしまいたいところだ。
 日差しについては、日よけのベールを買っておいてよかった。これは他所でも本当に役立ちそうだ。
 美しい銀の刺繍に旅のご加護のおまじない。

 良いものを吟味して選んでよかったなと密かに考える。]

 あ、しまった。似合いそうなアクセサリーとか
 昨日もっと見とけばよかった

[ ベールの下は割合派手な色合いのものを着てもよかったり、装飾品をつけたりしてお洒落を楽しむものらしい?なんてマニュアル知識。
 ヴィのシンプルな装いにネックレスでもあればよかったのにとずっと考えていたが果たせないままだった。

 まあ良いかと、海についたら考えよう。それから、何か一つ小さな宝物を選んでおかなければ。*]
(48) 2021/04/26(Mon) 3:52:35

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 席に着くことができてからは自然と二人の移動中に定まった暗黙の了解。自分が昼の間は窓際に座り、カーテンの隙間から外を眺めたりしている。

 ヴィは自分に寄りかかって寝息を立てていた。]

 国境を過ぎたそうだよ

[ 出発から何刻か、隣国の領内に入ったことを知らせるアナウンスが流れた。ヴィは眠っていて気づかなかったかもしれない。

 車内は足止めされていた客で最初は混雑していたのだが、次第に降りる客が増えて車内は落ち着いた様子に。

 自分が途中席を立つ時は、ヴィに少しだけ自分だけで座っててねと、囁けば寝ぼけ半分従ってくれただろうか。その様子が自分には可愛くてまた笑っていた気もする。*]
(49) 2021/04/26(Mon) 3:53:40

【人】 第11皇子 ハールーン


─翌日・市街─

[目の先に映るのは相変わらずの賑やかな市場だ。]


  布袋と魔法具以外に、見るところあれば
  市場を先に回ろうか? 
  それとももうお店にいく?


[兄から連絡のあった朝>>!56、ちょうど菓子類を一気に焼き上げる行程に至ったところだった。早起きが得意な自分で良かったな、などと笑いつつ、俺たちは急いで街に下りる。
早い方が良いって言って、必要なものが揃い次第、逃して貰おうと俺は言った。

買い物をするだけでドキドキするなんて不思議な気持ちだ。もうここには、二度と戻って来ないんだと思うと、違った景色に見える。忙しなく、鮮やかだけどどこか平坦な色合いを突き抜ける空の青が補う。

鼓動に合わせて左手がジワジワと痛む。けれどそれも物悲しく愛おしく思えるような。]*
                
.

 
(50) 2021/04/26(Mon) 21:56:34

【人】 第11皇子の従者 ダレン

─ 市街 ─

[翌日、菓子を焼き終えた後、急ぎ2人で街に出た。
 玉座が空でも賑わい続ける市場。
 良い王が座に就けば、より栄えるのだろうが、それを見届けることはなさそうだ]


  他に見るものは私は無いな。
  ひとまずアレフシルバーまで行ってみるかい?


[しばらくここで暮らすかと思いきや、あっという間に出ることになってしまった国。
 懐かしく思うと言うより、旅行で一時立ち寄ったような、まだ旅が続いているような感覚だった。

 慣れない乾いた風も、もう感じることがなくなるのかと思うと、少し寂しくなる。
 けれどここから離れたほうが、望む暮らしを手にできるのだ]


  手の傷は大丈夫かい?
  荷物は私が持つからな。


[今朝、出かける前に手当てし直したときは大丈夫なようだったが、傷が深かったようで心配は尽きなかった]**
(51) 2021/04/26(Mon) 22:08:33
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。
(a3) 2021/04/26(Mon) 22:35:34

【人】 liberté セト


[ 愛と呼べるものが定かでは無いと言う>>-227
  そんな彼女こそが正直で素直だと思う。

  それでも重ねられた手は力強く、
  その温もりは、きっと愛の欠片と呼んで
  差し支えのないものだと。

  対当だという言葉の意味を推し量ろうと
  したけれど、唇にそっと押し当てられる指と、
  少しムッとした表情に笑ってしまう。
  久しぶりに浮かんだ影のない笑みは、
  いくらか少年ぽさを感じさせたかもしれない。]
 
(52) 2021/04/26(Mon) 22:37:17

【人】 liberté セト


   ……アウドラ、ありがとう。


[ 卑屈な気持ちや遠慮が全て消えてしまうことは、
  今はまだ無くて。
  それでも、初めて敬う言葉を外して礼にした。

  いつか真っ新な気持ちで対等だと胸を張れる日が
  来ることを、全力で乞い願い、
  人生を歩む力にしようと心に決めて。]
 
(53) 2021/04/26(Mon) 22:39:22