人狼物語 三日月国


175 【ペアソロRP】爽秋の候 【R18G】

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視点:


[犠牲者リスト]
とある書物

二日目

事件:楽観

本日の生存者:コバト、セシリー・ラミナリア、アスベル・レイフェルス、ヘンリエッタ・ストゥディウム、エドゥアルト・レイフェルス、渡守 理音、辰沙以上7名

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

─王城の客間─


 そ、そうか? そう言われると照れるな。
 兄さんだってばっちり男前じゃないか。役者みたいだ。


[正装を纏う機会などほぼ無い田舎出身の冒険者。
明らかに衣装に“着せられている”側ではあるのだが、
すぐに馴染んでくれると信じよう。

髪が触れた感触がして、兄さんの方を見た>>0:13
子供じゃあるまいし、と思ったのは嘘では無いが
嬉しくない訳が無い。
緊張していた口元も自然と緩んでいた。

俺にとって兄さんは、いつまでも手間のかかる弟で
面倒を見る対象だったから。
それは、多少なれど今もあると思う。

生まれてからずっと一緒だった、二人だけの兄弟。
俺は一番兄さんのことを知っている自信がある。]
 
(0) 2022/09/18(Sun) 1:17:29

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
  あ、ありがとうセシリー……。
  そう言って貰えると気が楽になる、って

  
でも、もうそのことは忘れて欲しいんだけどな??



[ セシリーの緊張解し>>1:26は、十分過ぎる程に効果があった。
 途端に語気が強まってしまう。
 
 同時に、緊張に震えていた俺と違い、
 セシリーの堂々とした立居振る舞いには
 改めて彼女が王女だと実感し、尊敬の度合いが高まる。]
 
(1) 2022/09/18(Sun) 1:19:02

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

─閑話:適材適所─


[この四人で旅をするようになり、今まで一年弱程度の期間しか経過していないが、危険な場所や、寿命が縮まる思いをする経験も何度も遭遇した。

中には昔からの伝統、若く美しい娘を生贄に差し出す村の問題に直面したこともあった>>28

「私なら大丈夫」身代わり作戦を提案したのはヘンリ>>1:29
確かに俺よりも強いと思うし、綺麗な方だとは思うし、任せるには最適の人材だった。
実際、セシリーが立候補したとしても、俺は大反対しただろう。]


 そうか、なら危険だが任せ……。


[ と言おうとした時、を遮ったのは兄さんだった。>>1:30
兄さんの言葉に、皆がはっと兄さんを、ヘンリを見て下を向いた。]
 

  ……確かに。危険だよ……な……。
  兄さんの言う通りだ。ごめんヘンリ。


[ ヘンリと言えば、大丈夫よと普段と変わらぬ様子に見えたが、兄さんの反対に結局押し切られてしまっていた。]
 
(2) 2022/09/18(Sun) 1:23:41

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
  うん………
…ふぁっ?!?!?!



[ 兄さんが無茶な頼みをしてくることは基本無いので
 反射で頷いてしまったけど、頷いて一秒後
 言葉の意味が脳に追いついて、変な声が漏れた。]


  なんで俺が!? 
  いや、それなら
……うっ……。



[ 兄さんが、と言おうとしたけれど
 狙撃役が必要だと言われた上、メンバーのバランス、
 配置等を考えるとこうするしか無く。

 ヘンリは「ならやっぱり私がやるわよ」と
 言ってくれたけど、ここまで来て
 「女装が嫌」な理由だけで引き下がれない。
 俺は勇者だから。苦境や困難に立ち向かうのは基本。]
 
(3) 2022/09/18(Sun) 1:32:57

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
[ 結局、ふわふわロングウェーブのかつらを被り
 素朴な街娘に扮し、なるべく声を出さないようにして
 囮役は成功した──のだけれど。

 
今思い出しても恥ずかしい。

 人助けの為とは言え、結果村長村民に神の如く崇拝され
 多額の謝礼も貰えたとはいえ。
 次から似たようなことがあれば「人形を作ろう」と
 大真面目に提案もしたのだった。*]
 
(4) 2022/09/18(Sun) 1:33:11

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス


  じゃあ行ってくる。
  晴れ舞台……楽しみに、してくれ。
  転んだとしても、笑わないでくれよな。


[ >>0:39栄誉を受け取る時間が近付いてきた。
あまり緊張しない性質だが、流石に今回ばかりは度合いが違う。


国王直々に面するだけではない。
兄さんとヘンリには内緒にしているサプライズもあるから。
表情の変化で悟られないようにしないといけないんだ。

 ──……もうすぐ、夢が現実となる。**]

 
(5) 2022/09/18(Sun) 1:45:48

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 私がアス、エドゥと再会し、セシリーと会ってから
 毎日が楽しかった。
 共に戦う日々は、幼い頃のチャンバラごっこを思い出し
 過去、約束した時の言葉を思い出す。

 兄弟のお父さんは、魔物に殺されてしまい>>1:4>>1:5
 アスベルは、勇者を目指すことになったと>>0:49

 あの時のエドゥの必死の形相は、今もしっかり覚えている。
 あの時の緊迫さ、真剣さに

 「なら私も、一緒にお手伝いしたい」

 と告げた。>>0:26>>1:7

 引っ越してからも、その言葉は忘れたことは無く
 いつの日かその願いを叶える為、自らの腕を磨き続けていた。

 約束を果たす為、二人にもう一度会う為。]

 
(6) 2022/09/18(Sun) 19:29:08

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

─回想:再会、決戦前夜─


  やっぱり! 何年振り……かしら?
  二人とも立派になっちゃって……。背も伸びて
  久しぶり……。


[ エドゥの反応に、喜んで近寄っていく。>>1:11
 
 声も背丈も、私の記憶に存在する
 少年時代のものとは違うけど、それも成長の証。
 近付き顔をよく見みると、間違いなく私の知る顔だった。]


  渡りに船ってところね。
  ええ、任せて。私もあれから頑張ったのだから。

  ……ねえ、あの時の約束、覚えてる?


[ 「大きくなったら皆で魔王をやっつけよう」>>0:26
 親の仇の彼らなら、きっと忘れていないはず。

 にっと微笑み、エドゥと拳を突き合わせた。
 幼馴染の、お兄ちゃん的存在の仲間に。

 
 エドゥの秘めたる想いには、何も気付かないまま。
 >>1:15>>1:16]

 
(7) 2022/09/18(Sun) 19:31:31

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ そして決戦前夜。
 寝付きは良い方だけど、流石にこの状況では
 のんびり寝られずにいたので
 適当に体を動かそう、と散歩していると
 武器の整備をしていたエドゥの姿があった>>1:18]


  あ、エドゥ。
  うん、なんだか寝られなくて。
  柄にも無く緊張しているみたいで。

  エドゥも寝られないの? ちゃんと寝なきゃだめよ。


[ 自分のことを棚に上げて気遣う。
 表向きのリーダーは勇者のアスだけど
 真のリーダーは、最年長のエドゥとといっても良い。
 実際、彼は私より、皆より。
 何倍も、何十倍も苦労しているだろう。]
 
(8) 2022/09/18(Sun) 19:32:47

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 寒さのことに気遣われれば、大丈夫と返し
 でもその外套暖かそうね、と
 布の先を少し借りて使わせてもらったり。
 穏やかな時が過ぎていった。]

 
  ふふ……募る話も出て来るものね。
  話が弾んで寝られなかったら本末転倒だから
  そろそろ寝床に戻ることにするわ。

  ありがとう。少し心も落ち着いた気がするわ。
  エドゥも早く寝ないと……。


  …………
え、っ。



[ 小さく呟かれた名に、言葉が詰まる。]
 
(9) 2022/09/18(Sun) 19:34:17

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ ──エドゥの大事な弟を見る視線が違っていたことに
 いつのまにか気付かれていたらしい。

 どう答えれば良いのか分からず、暫く沈黙とあ、う、等の
 言葉にならない言葉で繋ぎ、数秒。]



  
……あ、ありがと……、う……
う……。


  
[ 動揺はバレバレ。誰が見ても特別な感情を抱いている、と
 分かる反応を見せてしまった。
 否定することも考えたけど、
 エドゥには隠し通せないと観念し、
 必死に、でも小声でお礼の言葉を絞り出す。]


  お、おやすみ、明日頑張りましょうね! 


[ 最後には、振り返ることもせず
 逃げるように去ってしまった。

 結局、この日はほぼ寝ることも出来ず
 長い夜を過ごしてしまった。] 
 
(10) 2022/09/18(Sun) 19:36:56

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

─少し前〜現在─


  ? 何がすごいの?


[ 私とセシリーが兄弟と合流した直後。
 普段クールなエドゥの言葉がどこか違って聞こえて
 何がすごいのかわからず>>1:32
 きょとんとエドゥの方を見る。
 
 視線は勿論感じるけれど、超一流の衣装にメイクなので
 寧ろ見て欲しいと思っていた。
 故に、視線はあまり気になることも無かったので
 
すごいの意味を知ることは、無さそうな気もする。>$0
]
 
(11) 2022/09/19(Mon) 2:35:52

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
  王室のドレスとプロのスタイリストに掛かれば
  こんなに変わるものなのね。

  今なら、女優にも顔負けしないかも、と
  思ってしまったりするもの。


[ 喜んでひらりと一回転したり
 その際、深いスリットから伸びた脚が
 ぎりぎり限界近くまで見えたりしたけれど。
 エドゥだけでなく、アスベルにも褒められたので>>1:33
 気分はますます上々。


 
──この姿で告白とかしたら、どうなるかしら。
    正装のアスへ、再び遠くから視線を投げた。]

 
(12) 2022/09/19(Mon) 2:37:07

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 間も無く二人きりになり
 エドゥとグラスを交わし、飲んでいる間
 他愛のない会話が続いていた。>>1:34]


  こんな王家のお城のパーティーだもの。
  緊張するなって言う方が無理だから平気。

  ? 別に追い抜かれてないと思うわよ。
  背だってほとんど変わらないし。
  見た目だってすごくかっこいいから。

  ありがと。
  エドゥだって頼りになるお兄さんだから。
  ずっと頼りにしてたのよ。
 
  セシリーは抜けてるところも可愛いのよね。
  そこが余計に愛されるというか。
  ほんと、羨ましいわ。


[ ふふ、と笑いながら高級な料理も堪能する。
 時折料理を皿に取り「これ食べる?」とエドゥに渡し
 主役の登場を見守っていた。]
 
(13) 2022/09/19(Mon) 2:38:19

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
  どうしたの? エドゥちょっと変じゃない?
  もしかして既に潰れる寸前?

  
かわ?

  ……あ、もしかして可愛い、って
  思ってくれてるのかしら?


[ お酒が回ってきたのか、重い荷が降りたからなのか。
 エドゥの様子が普段と違うように見えたけれど、
 前者のような気がした。>>1:35>>1:36

 とはいえ、かわいいと言われて嬉しくないはずが無いので
 嬉しさを隠すこともなく、ぱぁっ表情が明るくなる。]


  ありがと、そう言ってもらえると嬉しいわ。
  エドゥだってかっこいいわよ。

  ……あ、来たわよ!


[ 思えばエドゥはお酒にはあまり強くなかったはず。
 二人の晴れ姿見るまでは頑張って、と
 水を差し出したところで、主役の姿が目に入った。]
 
(14) 2022/09/19(Mon) 2:40:45

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
[ 宴もたけなわの頃、遂に国王より
 直々に栄誉が贈られる時が来た。
 目の前には国王、すぐ近くには
 豪華絢爛なドレスを纏ったセシリー。
 見慣れた僧服では無く、今の姿こそ本来の姿だと
 改めて実感すると同時に、美しさに言葉を失う。

 自分がこの場にいる現実と
 先に在る未来を見据えて──。]


  私ごときの身に、有り余る程の栄誉。
  畏れ多いことながら、有難く頂戴致します。


[ 緊張はヘンリにも伝わっていただろう。
 言葉も所々たどたどしくなっていたが
 何とか言い終えた後、
 国王の、セシリーの方を見て、こくりと頷いて]
 
(15) 2022/09/19(Mon) 2:42:41

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
  ──そして。
  この宴の場を拝借し、皆様にご報告がございます。
 
 
(16) 2022/09/19(Mon) 2:44:00

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
 
 
私は、セシリー王女を愛しています。

 
 
(17) 2022/09/19(Mon) 2:44:55

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
 まだ出会って数年ですが、王女を愛する心は
 誰にも、国民の皆さまにも負けない自信があります。
  

[ 徐々に頬が紅潮してきた。
 眼前のセシリーも同じようになっているだろうか。

 それでも、どのような表情でも
 愛らしいことには違いないだろうが。

 
──兄と仲間、二人の席を見る心の余裕は、無かった。*
]
 
(18) 2022/09/19(Mon) 2:46:13

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
 
 
…………え?

 
 
(19) 2022/09/19(Mon) 2:47:17

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 周囲が一斉に沸いた気がしたが、
 その声も、何も聞こえない。

 数秒前まで保護者面して温かく見守っていたはずなのに
 笑顔は水を引くように真顔になり
 心臓を鈍器で殴られたような衝撃が襲い掛かった。


  
……言葉が出ない。

 

 ほんの数秒前まで浮かんでいた満面の笑顔は
 既に、跡形もなく消え去っていた。*]

 
(20) 2022/09/19(Mon) 2:49:09

【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア

 
  ── 閑話:生贄作戦 ──

[ヘンリエッタさんのように
 自分の身を守ることも儘ならないわたくしでは
 かえって足手纏いになるでしょう。

 そう判断して控えていたある日の作戦、
 衝撃が走りました。]


   ま、まぁ……なんということでしょう……っ


[思わず震えてしまう声。
 いつも強く勇ましいアスベル様が
 アスベル様が……、
 
かわいらしい街娘のお姿に……!
>>4

 ……草花が一斉に咲き出したような、
 あたたかく狂おしい衝撃でした。]
 
(21) 2022/09/19(Mon) 19:54:51

【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア

 

   (こんな気持ち萌え……初めてですわ)


[こうして目覚めてしまったのが
 ヘンリエッタさんを仕立て屋へ連れ去ることへ
 繋がったのかも知れません。
 かわいいひとやものって素敵だわ。

 ……あ! 作戦の最中はちゃんと集中してましたわ。
 予め強化魔法バフを入念にかけてから
 魔物に察知されない位置に離れて
 成功を信じて見守っておりましたとも。

 わたくしが見込んだアスベル様ですから。]
 
(22) 2022/09/19(Mon) 19:54:57

【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア

 
[もしも叶うことなら
 ほかの衣装も着て頂きたかった。

 ……そんな後悔を宿して。

 次の機会を狙うわたくしが
 居たりするかも……、知れませんわ。

 ふふっ。*]
 
(23) 2022/09/19(Mon) 19:55:00

【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア

 
  ── 宴の会場 ──

[そんなわたくしですから、
 忘れて欲しいと言われても、
 首を縦に振れませんでした。>>1


   そ、それは難しいですわ……


[勇者さまの願いは、
 何でも叶えて差し上げたいのですけれどね。
 緊張は解せたようでよかったです。]
 
(24) 2022/09/19(Mon) 19:55:05

【人】 白魔術師 セシリー・ラミナリア

 
[声をかけるアスベル様に続きます。>>5


   行って参ります
   ふふっ 一緒に転べば
   恥ずかしくありませんわね


[大切な仲間のお二人を会場に残して
 セレモニーの準備に移るわたくしの胸の中には、
 未来への期待と希望とが溢れていました。*]
 
(25) 2022/09/19(Mon) 19:58:00

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
  ── 再会〜決戦前夜 ──

[立派になったのは彼女こそだ。>>7
 その時の俺はまだ自分の想いを
 自覚していなかったが、
 成長した彼女の姿に妙にドキドキしたものだ。]


   (すげぇ綺麗になったなぁ……)


[元々かわいい顔立ちをしていて
 村じゃ将来美人になるって言われてた。
 おてんばな所が目立って
 全然気にしてなかったが、本当にまあ……。]
 
(26) 2022/09/20(Tue) 15:44:08

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 


   ああ、全員揃ったことだし
   あとは行って
   ばーん、ごーん、ばきーってやるだけだな


[コツンと拳を合わせて口角を上げる。>>7
 約束を忘れたことはない。
 引っ越し先の街に彼女を迎えに行くことは
 旅の予定の中にあっただろう。
 再会はそこに着く前だったか後だったか。
 既に自由騎士として旅立った後だと知れても
 どこかで逢えると信じていたはずだ。]
 
(27) 2022/09/20(Tue) 15:44:13

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
[セシリーも慣れない旅に順応しながら
 よく頑張ってくれてたけどな。

 ヘンリーが仲間に加わってくれて
 漸くパズルのピースがハマったみてぇに
 しっくりきた感じがあった。

 パーティは弾みをつけて
 襲い掛かる魔王軍を倒していった。]
 
(28) 2022/09/20(Tue) 15:44:20

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
[そうして迎えた決戦の前夜。
 眠れるようになるまで少し話でも、と
 隣をぽんぽんしたら
 外套の裾にヘンリエッタが入ってきた。>>8


   あっ、こっ、こら……!
   〜〜っ、……風邪ひくよりいいか……


[近いし、良い匂いするし、なんだこれ。
 嫁入り前の娘がなんてことを、と思ったが
 兄妹ならおかしくない距離感かも知れない。

 信用してくれてるからだろう、それは嬉しいが。
 男として意識されてねぇって証でもある。
 わかってたけど。……うぅ。]
 
(29) 2022/09/20(Tue) 15:45:13

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 

   男は狼なんだから
   俺とアスベル以外の野郎には
   無防備に近づいたらダメだぜ?


[口煩い保護者に見えれば良い。
 女として惚れていても
 いつか本当の妹になるんだと思っていた。]
 
(30) 2022/09/20(Tue) 15:45:17

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
[普段はっきりした物言いの彼女が
 言葉を詰まらせる様には胸を締め付けられた。>>10

 ……やっぱりヘンリーは、アスベルのことを。

 いかにも乙女って感じで珍しくて、
 そんな姿もかわいいからこそ、
 敵わねぇって痛感する。
 はは、覚悟していても辛いもんなんだな。]


   ん、おやすみ

   俺はいつでもお前の味方で
   応援してるからな


[逃げるように去る背中にそう言ったけど
 届かなかったかもしんねぇ。

 それで構わなかったんだ。]
 
(31) 2022/09/20(Tue) 15:49:16

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
[お前が無事生き残って、笑顔でいてくれたなら、俺は。*]
 
(32) 2022/09/20(Tue) 15:50:02

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
   ── 少し前〜 ──

[ドレスやメイクがなくたって
 お前は最高にかわいいよ。
 ……そう思う彼女がくるりと回って長い脚を晒す。>>12

 オイイ!]


   
おまっ ヘンリー!

   
ちょっとはお淑やかにだな……!



[誰も見てねぇだろうな?! とキョロキョロ。

 ヘンリーの方見て鼻の下伸ばしてるオヤジが数人、
 すごい形相で睨んでやったら、目を逸らされたが。

 後で記憶が無くなるまでぶん殴るか……。

 顔は覚えたからな。]
 
(33) 2022/09/20(Tue) 21:42:26

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
[二人きりとなったあと。
 さりげなくスリット側に立ち
 美しい脚を隠そうとしながら話とグラスを交わした。

 追い抜かれてない、と声にして貰えて
 どれ程ホッとしたことか。>>13

 皆より苦労は、したかも知れない。>>8
 それは皆と違って俺が凡才だから。
 置いてかれねぇよう何倍もの努力が必要だったから。

 もう鍛錬で打ち合うことは随分していない。
 力でもスピードでも技術でも、
 直接やりあったら勝てねぇんだ。
 大らかなフリしてるだけで人としての器も
 アスベルの方がずっと大きい。

 俺が本当は強くなくて情けねぇ人間だってこと。
 隠し通せたようで、……良かった。
 こんなん気にしてるのすら格好悪ィよな。]
 
(34) 2022/09/20(Tue) 21:43:46

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
[好きな奴以外から言われても
 嬉しくねぇかと思ってたんだが。

 俺の「かわ(いい)」にも喜んでくれる
 ヘンリーがかわいすぎる。>>14


   お、おう……そうだけど?


[そんな顔見たら否定なんか出来ず
 素直に認めちまった。

 慣れない酒が回っている所為もある。
 余計なことを言っちまいそうで
 色んな意味でドキドキしてきた。]
 
(35) 2022/09/20(Tue) 21:44:36

【人】 狩人 エドゥアルト・レイフェルス

 
[晴れ姿を見届けてないのに
 こんなんじゃダメだよな。]


   あ、ありがとう


[礼を言って水を受け取れば
 急ぎ何口か流し込んで
 セレモニーの主役を見上げた。

 ────アスベル。
 我が弟ながら格好いいぜ。*]
 
(36) 2022/09/20(Tue) 21:49:04

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
  私はセシリー王女に
  多くの幸せと、幸福と、愛を頂きました。
  王女がいらっしゃらなければ
  今、私がこの場にいることも無く
  世界も不安に怯えたままだったでしょう。

  世界を守った次は、愛する人を守りたいと思います。
  人生を、生涯を──この命を賭して、永遠に。


  もう一度……いいえ、何度でも申し上げます。
  セシリー姫、俺は貴女を
愛しています



[ しゃがみ込み膝を立て、セシリーの手を取り
 軽く口付けを落としてから、頭を上げる。

 瞳に映る愛しき人の姿は、一層美しさが際立っているが、
 見慣れた澄んだ眼差しは、俺の良く知る
 普段旅をしていた頃と、何ら変わらない。]
 
(37) 2022/09/20(Tue) 22:09:08

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

  
  俺の言うことを、何でも覚えてくれて
  俺が転ぶなら、君も転ぶと告げてくれた。

  どんな小さな冗談でも、軽口でも。
  君が云う言葉、全てが愛おしくて仕方がないんだ。


[ 少し前の事を思い出し>>24>>25、優しく笑みを向ける。

 緊張していない訳では無い。
 ただ、瞬きをすることすら惜しかった。
 この美しい人を、姿を、目に焼き付けたかった。]
 
(38) 2022/09/20(Tue) 22:09:18

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
[ 間も無く、ぱちぱちぱち、と拍手が背後から起こった。
 国王──セシリーの父だった。]


「皆の者、勇者の心はこの通りである!
 勇者殿の人柄、我が娘への愛情は、余が保証する。
 セシリーも勇者殿を愛しているならば、何ら問題は無い。

 ゆくゆくは娘のセシリーと
 世界を平和に導いた勇者アスベル・レイフェルスが
 契りを交わすことを認めようと思っておる。
 余も王として、父として、一人の人間として
 心より祝福するつもりである!」

 
(39) 2022/09/20(Tue) 22:09:37

【人】 勇者 アスベル・レイフェルス

 
 
 「おめでとうございます!」
 「姫様と勇者様に幸あれ!」
 「新たな記念日が誕生した!」



[ 再び会場が歓声で沸き上がり
 祝福の声が四方八方から響き続けていた。*]
 
(40) 2022/09/20(Tue) 22:09:40

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ ……嬉しいはずなのに。喜ばしいことのはずなのに。

 セシリーは大事な仲間で女同士
 笑い合える友達同士だと思っていた。

 ううん、今だって大事な仲間で
 友達同士だと思っている。

 あの子のことは勿論大好き。
 それは今でも何も変わっていない。]

 
(41) 2022/09/20(Tue) 22:45:23

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[  なのに。


   なぜ、喜びの感情と祝福の言葉が出ないの?
   なぜ、笑えないの?
   なぜ、会いに行けないの?


  いつもなら。一際大きい声で

 
「おめでとう! やったじゃないお幸せにね!」


 って、すぐ駆けつけて言うはずなのに。]

 
(42) 2022/09/20(Tue) 22:45:35

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 二人の姿が良く見える特上の席を用意して貰い
 顔は鮮明に見え、声もしっかり聞き取れる。


 
──アスベルがこんなに嬉しそうな顔をしているの。
   初めて見たかもしれない。

   私の好きな、彼の最高の笑顔。
   ……私では引き出すことの出来なかったもの。

   アスベルが、セシリーが。
   あまりにも輝いて眩しいものだから。

   明る過ぎる光は、全てを飲み込んでしまう。]

 
(43) 2022/09/20(Tue) 22:46:02

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
 …………。


[ 隣にいるはずのエドゥの方には、振り向けずにいた。

 弟の嬉しそうな姿を見て、喜んでいることでしょう。
 私が幸せに水を差す訳にはいかない。

 かといって、このままこの場所に居続けても
 あと何秒堪え続けられるかは分からない。 

 今なら、一言喋った段階で
 堰を切ったように涙が流れ出ることが
 容易く想像出来てしまう。


 おめでとう、と言いたいのは事実なのに。

 好きな人の幸せを喜ぶことも出来ず
 大事な友人の姿も見られないなんて。
 
 
────私って、どうして、こんなに。
]
 
(44) 2022/09/20(Tue) 22:46:39

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 王様の祝福、式、契り>>39
 止まぬ周囲の歓喜の声>>40
 
 幸せに沸き立つ宴の場で、
 益々聞きたくない、知りたくない情報が
 耳に、脳へと入り込み
 心に静かに、深く抉っていく。]


  
……ごめん、ちょっ、と、

 

[ 聞き洩らしそうな程の小さな囁きをエドゥに漏らし、
 退席の理由も、行き先も言えぬまま
 踵を返し、会場を後にしようとした。

 その時。

 私の愛らしい友人であり
 私の好きな人と結ばれた彼女の声が、聞こえた。*]
 
(45) 2022/09/20(Tue) 22:46:45