人狼物語 三日月国


267 冬暁、待宵の月を結ぶ

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[ 君が触れた場所全てから熱が広がっていくみたい。
  愛でられた花は少しずつ色づいて、花開こうとする。 
  君に触れられて上気した身体が
  色香を放っているのが自分でもわかる。

  大切な人を惑わせて、誘って。
  誰も触れたことのなかった花弁が蜜にぬれる感覚も
  閉じていた蕾を花開かされる快感も
  部屋に響く、甘くて切羽詰まったような声も。

            全部、全部知らない。
            君に初めて教えてもらった
            君に初めて、見せた。   ]


  

【人】 幸阪結月



[ Wその日Wが来るってわかってたはずなのに
  幸せに目がくらんで、忘れたふりをしてた。 ]


  
(11) 2024/06/15(Sat) 2:10:34

【人】 幸阪結月



[ 普段なら話が弾むのに
  なんだか今日はいつもと様子が違う。>>5


  どうしたんだろう、具合でも悪い?

  心配になって、聞こうとする前に。
  君の声に遮られたから、言葉を飲み込んだ。 ]

  
(12) 2024/06/15(Sat) 2:11:02


[ 乱れて濡れたシーツをぎゅっと握って
  皴を増やしてしまいながら
  奥深くまで、君のことを受け入れて。
  慣れない刺激に戸惑うように零れる涙。 
  誤魔化すように、口付けを強請って
  二人の息を混ぜ合えば、嬌声も君に呑まれていく。

  いつの間にか倒れてしまった私の鞄
  その中から覗く日記の事なんて
  今の私は気にかけることも出来なくて。

  求められるまま、応えて、こたえて。 ]


 



    もう、そうなってるよ。
    暁で満たされて、すごくしあわせ。

        君のことしか考えられない。


  

【人】 幸阪結月




   ―――――どうしたの?>>6


  
(13) 2024/06/15(Sat) 2:13:45


[ ずっと、言われたかった言葉。

  それがまやかしだと分かっていても
  他でもない君から言われたことが、嬉しくて
  救われた気にさえ、なって。

  頷いて、ぎゅっと君にだきついた。
  布一枚も隔てないと、こんなにも熱くて、近い。 ]


 




   
[ 私は、君の事―――――。 ]



  

【人】 幸阪結月



   
…………
 そ、っか。>>7


[ 上手く頭が回らない。

  言葉が出てこない。
 
  なんで、なんで、わかってたはずなのに。 ]


 
(14) 2024/06/15(Sat) 2:15:46

【人】 幸阪結月



[ 頭がくらくらする。
  
  あれ、なんでこんなに、悲しいの。

  だって、恋人って役割のはずで
  好きだから付き合ってたわけじゃなくて

  期間限定の、遊びなんだ、って決めてたはずで。 ]


  
(15) 2024/06/15(Sat) 2:16:07

【人】 幸阪結月




     
[ ―――――噓つき。 ]



  
(16) 2024/06/15(Sat) 2:16:35

【人】 幸阪結月



[ 君との時間が嫌いじゃない
  君にされることは嫌じゃない

  好きかどうかは分からないけど、嫌いじゃない。


  全部、ただの逃げ道でしかない。
  ずっと、分からないふりして誤魔化してた。 ]


  
(17) 2024/06/15(Sat) 2:16:58



     私も、だよ。

            暁のことが大好き。**



  



[ 役割通りの言葉なんだから。
  これで何も間違ってないはずなんだ。 ]


 

【人】 幸阪結月




 [ あの時告げた言葉が、答えだった。 ]



 
(18) 2024/06/15(Sat) 2:18:34

【人】 幸阪結月




[ 好きだから、君との時間が大切で、楽しくて
  もっと一緒に居たい、って願ってた。


  
好きだから、こんなに今、悲しくなってる。


  分からないふりを続けて
  ずっと恋人ごっこをしてるだけだと
  自分に言い聞かせ続けていた。 ]


 
(19) 2024/06/15(Sat) 2:19:17

【人】 幸阪結月



[ 世界は私を置いていく。


            
君も、私を置いていくの? ]


  
(20) 2024/06/15(Sat) 2:19:54


   
[ ―――――噓つき。 ]*


  

【人】 幸阪結月



[ いつ、引っ越すの?
  決まった、っていつ決まったの?とか。

  聴きたいはずなのに、言葉にならない。

  目を合わせるのさえ怖くて、
  手は振りほどかないままに俯いた。 ]


   
(21) 2024/06/15(Sat) 22:38:42

【人】 幸阪結月




   
…………聞きたく、なかった。



 
(22) 2024/06/15(Sat) 22:39:04

【人】 幸阪結月



[ 君に聞こえるかどうか分からないほど
  小さな恨み言は掠れて冬の風に溶けていく。 ]


   
(23) 2024/06/15(Sat) 22:39:24

【人】 幸阪結月



   
…………、
じゃあ、それまでに

   行きたいところ……、行かないとね


[ 目は合わせないまま、これからの話をすると
  私からは転校の話をするのはやめた。

 
 君の前で冷静でいられる自信もなかったから。 ]


  
(24) 2024/06/15(Sat) 22:39:47

【人】 幸阪結月



[ いつもより長く感じた学校までの距離。
  くらくらするのを誤魔化しながら
  教室まで行ったけど君が自分の教室へ行ったのを
  確認したとたん、席について机に突っ伏した。]


   「 大丈夫?気分悪い?? 」


[ 流石に顔色が悪く見えたのか
  クラスメイトが声をかけて来たけれど
  大丈夫、寝不足なだけ、と言えば
  すぐに納得されて、楽し気に雑談に戻っていく。

  ……頭が重い。
  楽しそうなクラスメイトの声が毒だ。

  いるだけで、心が削られてしまいそう。 ]


  
(25) 2024/06/15(Sat) 22:40:20

【人】 幸阪結月



[ 突きつけられた現実が重い。
  なんでこんなに好きになってしまったんだろう。


  君じゃなければダメなのに。
  宮崎暁じゃなければ、ダメなのに。



  何処で私は間違えたんだろう。
  本当に、最初はただのごっこ遊びのはずだったのに


                
どこで…………。 ]


 
(26) 2024/06/15(Sat) 22:41:03

【人】 幸阪結月

      


    
Wもっと、したい………。W


             
W暁のことが大好きW



  
(27) 2024/06/15(Sat) 22:41:37

【人】 幸阪結月




[ あの日、私があんなこと言わなければ…………。 ]



 
(28) 2024/06/15(Sat) 22:42:04

【人】 幸阪結月



[ 気づけば三限目の終わり。
  教室の外が騒がしくて、廊下の方をみた。
  A組は移動教室だったっけ。

  
君がいるかどうか探そうとして、やめた。 ]



   ……すみません、体調が悪いので帰ります。


[ 授業が始まる直前、既に教室に来ていた先生に
  帰ることを伝えると、荷物を持って教室を後にした。

  いつも帰りは君と帰ってるんだから
  君へ伝言を残すべきだったのに
  私は周りに何も伝言は頼まなかった。


  いつも君に声をかけていた顔馴染みの女子は
  もし君が来たら、
朝から体調悪そうだったよ

  とか伝えたかもしれないね。 ]

  
(29) 2024/06/15(Sat) 22:42:40

【人】 幸阪結月



[ 一人で帰るのは久しぶり。

  …………指先が冷えていく。寂しい。

  君がいなくなったら、また独りになっちゃうんだ。]


 
(30) 2024/06/15(Sat) 22:43:00

【人】 幸阪結月



[ どうすればよかったんだろう、なんて
  答えが出るはずないことをぐるぐると考えて
  自分の部屋にたどり着くと。
  荷物をその場におろして、
  写真たてが飾ってある棚へと目を移す。


  いつだったか、二人で遊園地に行った時の写真。
  楽しそうにこちらを向く恋人二人と目が合った


  写真たてを手に取ると
  それを床に投げつけようとして―――――。 ]


  
(31) 2024/06/15(Sat) 22:43:36

【人】 幸阪結月



[ やっぱり、出来なかった。
  振り上げていた腕を力なく下ろして。
  
  大切な思い出を捨てられるほど
  割り切れるなら苦労なんてしていない。 ]


 
(32) 2024/06/15(Sat) 22:43:56