人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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視点:


【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 1日目の夕時 ――


[ しばらくして
  官邸の近くまで歩くと
  かさかさと花の揺れる音がした気がして
  振り返る。>>1:291>>1:295


  そこにいたのは花屋だろうか。


  花屋も、花屋が抱えた彩りの花たちも
  音楽に呼応し、楽しげに幸せに
  歌うようで。


  小さい頃から耳がいいと言われてたけど
  花が歌うのは初めて見たな。


  暮れゆく街に射す
  和やかな夕陽のようで
  ティグレは思わず微笑んだ。 ]*
  
(10) 2020/09/24(Thu) 0:32:13

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ―


[ ティグレは宿に着くと、
  エリクソンが不在であることを知る。

  練習ホールのあるその宿は
  音楽祭の参加者達が泊まる宿だ。


  エリクソンは
  明日の音楽祭に出るのだろうか。

  
  そうであれば、本番直前にバネが破損するとは。
  取り付けは自分でできると言っていたし、
  渡したら立ち去るか。

  とりあえず少し、ロビーで待つことにした。 ]*
  
(11) 2020/09/24(Thu) 0:53:56
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a3) 2020/09/24(Thu) 1:00:04

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a18) 2020/09/24(Thu) 19:38:44

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― ここは小さな楽器工房 ――


  初老?

[ >>19
  ティグレは彼を見てくすっと笑う。 ]
  
(77) 2020/09/24(Thu) 22:15:23

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ その後は
  ゆっくりと静かに語る>>20
  彼の声音を聴きながら
  弓の毛を替えていく。

  繊細な作業だ。
  弓のスティックの強さ、反りの深さ、
  材質を確認し、
  毛量と長さを1寸の狂いなく調整する。
  それだけでなく、一つ一つの工程で
  弓を全く傷めないように注意を払う。
  毛替えの精度は音に直接影響する。

  ティグレは自身の感情を込めない。
  技術の癖は演奏者の引っ掛かりになりえる。


  彼の声音を
  彼の想いを
  そのままに受け入れて
  丁寧に作業に行う。


  スタカッートもダイナミクスも
  思いのままに演奏できるように……。 ]
  
(78) 2020/09/24(Thu) 22:21:16

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ >>20
  「この素晴らしき出会いに感謝を」
  その言葉を聞いた時

  ティグレの作業は終わり
  顔を上げた。

  彼は優しく微笑んでいた。


  改めて彼とヴァイオリンを見る。

  彼はこのヴァイオリンとともに
  常に自分で行き先を決め、歩んできたのだろう。
  多くの感謝とともに。 ]


  ねぇ、自分の歩いてきた道に
  後悔したことはない?
  
  
(79) 2020/09/24(Thu) 22:34:16

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ その後だろうか、
  彼からこの街一番の
  音楽の溢れる酒場で演奏をすると聞いて。>>21

  2日目はコンペ会場に行こうと思っていたけれど、
  その前後で行くと返事をする。 ]


  このヴァイオリンの音を聴けるのを
  楽しみにしてる。


[ 彼にそう告げた。 ]*
  
(80) 2020/09/24(Thu) 22:38:35

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ――



  待ってない。


[ >>16
  ティグレはそう言うと、
  エリクソンにものとお釣りを手渡す。

  彼はバネを見ていた。


  彼に聞かれたなら
  ロビーにあるソファに腰掛けて
  ティグレは話を始めるだろう。

  1年ほど前に
  この国の第三王子であるリジィが店に来たこと。
  >>1:182
  それからいくつかの部品を取り寄せたこと。
  >>1:183
  電子六弦は留学先で触ったことがあること。
  >>1:137 ]
  
(84) 2020/09/24(Thu) 23:17:35

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  

  アタシ、ずっと幼い頃から
  楽器を作る職人に憧れてたんだよね。


  じいさんなんかさ、
  普段なんにも話さないのに
  人の仕事は決めてしまうんだから。

  
  勝手に決められた留学だったけど
  驚くほどにたくさんの音と出会えた。
  自由に羽ばたくような気持ち。
  楽しかったよ。


  その時を思い出すかな。
  電子六弦とか見ると。
  
  
(85) 2020/09/24(Thu) 23:21:17

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ ふと煙草に手が伸びるけれど
  その手を引っ込めて
  コンペで弾くの?と聞いた。 ]*
  
(86) 2020/09/24(Thu) 23:22:10
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a19) 2020/09/24(Thu) 23:28:34

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a20) 2020/09/24(Thu) 23:35:01

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 小さな楽器工房にて ――



[ 決められた道を歩き
  選べなかった道がある。


  常に自分で歩いてきた
  彼にふと問いかけた言葉。>>79


  その反響は
  予想外の静寂。>>111


  弓の毛替えの最中に語られた
  暖かな包み込まれるような
  旋律のような声音。>>20
  ずっと聴いていたいと思うような
  心地よい調和。


  唐突に訪れた沈黙は
  周りの空気をシンと引き締め
  次の音が溢れ出しそうになるのを
  待つように。 ]
  
  
(130) 2020/09/25(Fri) 15:37:42

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 彼から次に出た言葉は
  ヴァイオリンを演奏する話だったろうか。
  >>21

  彼は出会った時からずっとそうだったように
  丁重に優しく微笑み、お礼を述べる。

  少し目深に帽子を被り
  それからカタリとドアを開け、工房を出て行った
  >>112 ]*
  
(131) 2020/09/25(Fri) 15:46:19
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a32) 2020/09/25(Fri) 15:54:35

楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a33) 2020/09/25(Fri) 16:00:01

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ――


[ >>16
  コンペが終わった者、明日に控える者
  たくさんの演奏家が溢れる
  慌ただしいロビーの中で
  現れた彼の声は平然としているようで
  どこか強ばっていた。

  「一緒に吸おうか」>>138

  と出された煙草。
  
  重い沈黙に>>140
  その煙をゆっくりと吐き出して。 ]
  
(170) 2020/09/26(Sat) 7:44:46

【人】 楽器リペアマン ティグレ


[ >>154
  静寂の後、彼から紡がれた言葉。
  彼に何があったのかは
  到底推し量ることはできない。


  だけど電子六弦との出会いが
  このバネとの出会いが
  彼を良い道に導くように願った。

  人は何かをきっかけで
  最悪の道を選んでしまうことが
  あるものだから。


  煙草の煙はそっと寄り添うように
  混じり合い
  消えた。 ]
  
(171) 2020/09/26(Sat) 7:49:29

【人】 楽器リペアマン ティグレ


[ 煙草の火を消して
  ああ煙草を吸うならいい場所があるよ、と
  >>1:313あの歌声を聴いた橋を思い出す。

  コンペに来た彼に
  そんなところに行く時間があるかは
  分からなかったけど。

  >>155
  変な話につきあわせて悪かったな、と
  彼は席を立つ。 ]


  いいよ。
  コンペ見に行く。


[ そう言って彼と別れた。 ]*
  
(172) 2020/09/26(Sat) 7:51:53
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a47) 2020/09/26(Sat) 9:34:34

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
終わる〜〜〜〜!
このそれぞれのストーリーが終焉に向けて絡み合ってく感じたまらないなぁ……。

えっと、終わる前に中の方予想を……。
(-147) 2020/09/26(Sat) 14:31:11

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
挟まりました……。ごめんなさい!!!

まず最初に分かったのは、
エヴィさんのゆきちゃん、相変わらずの人気者。
地の文が敬語っていうのは初めて見たのですが、
エヴィに合っていてとても素敵でした。

あとはエリクソンさんのゆーまんかな。
語彙力がすごい!!!
リペアマンがいなかったら、楽器が壊れることはなかったんじゃないかな。ティグレを活かしてくれて、本当に感謝。
(-148) 2020/09/26(Sat) 14:35:29

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
メルーシュさんはまるさんかな。
何やっても、ほんわかあたたかいログで癒される〜〜〜。

ウェールズさんは杏ちゃんかな。
ダミーのオーランジュ懐かしすぎ!と思っていたので、登場して楽しかったです!

アメリアさんはなべちゃんっていうのは見学だからわかって笑
強さと弱さのある可愛らしい女の方はなべちゃんのイメージ。

ナナシちゃんが全く分からなかったのだけど、ニコロさんかな?
ニコロさんは相手を立てるのがお上手で、拙いティグレはとても救われました。
(-149) 2020/09/26(Sat) 14:40:46

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
メイレンさんはただただすごい!
コンペにいなくてはならない存在。リジィ王子の話はティグレも使わせてもらいましたが、あのエピソード好きでした。あと「最っっっ高だわ!!」好き。

ヨシュアさんもとてもお上手!
縁故大切にされてるところが素敵でした!

リペアマン中々絡みにくかったなぁと思いつつ、こんなログでも楽器のこと数時間かけて調べてた、そんな日々が楽しかったです笑
(-150) 2020/09/26(Sat) 14:45:43

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 小さな楽器工房を出て ――



[ コンペ2日目。
  朝から工房はお客さんが絶えない。

  国民が
  王妃の誕生日を祝うこの時期。
  街は大道芸や露店で賑わい>>2
  たくさんの音楽とともに
  多くの人で溢れていた。

  
  ティグレは
  来客の要望に合わせ音色の調整する。
  故障したものは
  いくつものリペアの方法から
  その楽器に合うものを選択する。

  
  夕頃になり店も落ち着いたころ、
  ティグレは部屋に戻った。
  細身のスーツを着て正装する。
  前に常連の奏者にもらった招待券を
  忘れずに胸の内ポケットに入れて。
  
  ちょっと出かけてくる、と
  工房にいるじいさんと父さんに告げた。 ]*

  
(227) 2020/09/26(Sat) 18:24:36

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 宮廷 コンペ会場 ――



[ ティグレが隅の方の観覧席に座ったのは、
  『30分休憩のアナウンス』が流れた時だった。
  >>166

  ここは普段、舞踏会が行われるという。

  広いホール中に高貴な絨毯が敷かれ
  上を見上げると壮大な天井画と
  シャンデリアがある。>>0>>1
  それだけで圧倒されてしまう空間だった。 

  その光景に固唾を飲んでいると
  突然目の前が暗くなった。>>213 ]
  
  
(263) 2020/09/26(Sat) 22:32:16

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 彼らの演奏が始まった。>>230

  低いグロウルに重なる物悲しげな音。
  ただ細部まで趣向が凝らされ
  一瞬も聴き逃せない。
  全身でその音を求めてしまう感覚。


  音は激しさと勢いに乗り
  1つのストーリーのように
  起伏を伴いながら進む。 

  
  最後の曲>>234


  彼の壊れたバネから想像した
  ローミッドの音>>1:137
  彼の暗く重い沈黙>>140
  それが重なる。


  だけど
  
その諧調はまるで羽ばたくようで飛ぶようで

  この大ホールに、ティグレの胸に響いた。


  ティグレはそれを聴き、一筋の涙を流した。 ]*
  
(268) 2020/09/26(Sat) 22:54:35
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a63) 2020/09/26(Sat) 23:55:36