人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― とある酒場へ ――



[ 街一番の音楽の溢れる酒場のドアを開ける。
  >>2:21
 
  夜も更け
  ゆったりとした時間が流れていた。

  店内を見回すとそこには舞台があり
  美しい花が飾られている。>>2:228

  
  彼の演奏は終わってしまっただろうか。 ]
  
  
(52) 2020/09/27(Sun) 22:52:56

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ バーのカウンターで
  ジントニックを注文する。

  彼に会うことができれば
  ヴァイオリンの音色を
  聴かせてもらえるだろうか。


  >>2:111>>2:130
  穏やかな彼の唐突な沈黙。
  その後に続く音が気になって。


  会えなければ、酒場の主人に
  ヴァイオリン弾きの旅人の話を聞こう。 

  グラスの中の氷が
  カランと音を立てて動いた。 ]*
  
(53) 2020/09/27(Sun) 22:56:23
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。
(a4) 2020/09/27(Sun) 23:04:20

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
表彰式、鳥肌立ちました!すごい!

ヨシュアさん、スマートでとてもかっこよかったのに、>>88>>89>>-114可愛くって!こういうのとても人間味があって好き…ラストもとても綺麗でした…(ブーヨプスキュリテ王国へ!)
(-143) 2020/09/28(Mon) 17:53:07

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― とある酒場 ――



[ グラスのお酒を少しだけ口に含んだ時
  背後から聞き覚えのある
  穏やかな声がした。
  >>110


  振り返ると、
  彼は柔らかく目を細め
  ありがとうございますと、言った。

  彼はカウンターに掛けることなく
  店主にヴァイオリンを弾いていいか訊ねる。

  
  「好きにしな。何曲でもどんな曲でも。
  誰に向けたっていい
  ここでは好きに音楽を楽しみな。」


  店主はそんなことを言っただろうか。

  ここに来たのは初めてだったけど、
  良い酒場を教えてもらえたようだ。 ]
  
  
(131) 2020/09/29(Tue) 9:32:50

【人】 楽器リペアマン ティグレ



[ どうか、1曲聴いてもらえませんか
  という彼に、もちろんと頷く。


  彼の美しく長い指が
  ヴァイオリンを触れる。

  メンテナンスがしっかりされ
  大切に使われてきただろう
  弾き込まれたヴァイオリンの
  温もりを撫でるように。

  彼の音色を待った。 ]*
  
  
(132) 2020/09/29(Tue) 9:34:37

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
おはようございますー!
ニコロさん聴かせてくださるのかな……。
嬉しい!ありがとうございます!

>>-145ヨシュアさん
クールなヨシュアさんが天然ボケは可愛いです……反則……。
残念ながら音痴のままも笑いました!

>>-148メイレンさん
演奏も鳥肌が立ちました。
心を惹き付ける文章展開で読んでてこちらまで気持ちが上がるのがすごい……!


本当にぎりぎりまで杏ちゃんに不参加って言おうかなぁと迷ってたのですが、自分の子が好きって言ってもらえたり大切にされたりすると嬉しいものですね。RP村素敵……。

今後の展開、可愛い女子会も表彰式も演奏も楽しみに見させていただいてます。
(-168) 2020/09/29(Tue) 9:51:45

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
この国出身の男の子って僕しかいないのでは……?
(-195) 2020/09/29(Tue) 11:52:03

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
笑笑笑笑
ツッコミ早かった笑

>>-177アメリアさん
教会組は憧れの方々ばかりなので……
うーそんな風に言ってもらえて泣きました!
(-199) 2020/09/29(Tue) 11:56:31
ティグレは、ニコロさん……待ってね返すね
2020/09/29(Tue) 21:05:04

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― とある酒場 ――



[ >>210
  彼はヴァイオリンを構え
  弓を弦の上にそっと置いた。


  伸びやかな音が
  ゆったりと、深く響き渡る。


  彼の旅の道のりを現すような
  重厚で美しい音色。


  
最初に彼の話を聞いた時>>2:20
自由に旅をして来た彼に
少し羨望を抱いていた。



  ただその音は
  泣くような悲しみを奏でる。 ]
  
  
(229) 2020/09/29(Tue) 22:44:40

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 演奏が終わると
  彼はバーカウンターに座り
  静かに話し始めた。>>210

  教会から外の世界に飛び出した幼き子供。

  2人が目にしたのは
  内乱、荒廃した街。>>211
  
そして……絶望。


  
  大人たちは彼らを守るどころか
  牢屋に入れた。>>212


  少年は怖くて震えただろう。

  
  それでも少年は賛美歌を歌い>>212
  太陽のような笑顔の少女を
  死に物狂いで助けた。>>215 ]
  
(230) 2020/09/29(Tue) 22:55:11

【独】 楽器リペアマン ティグレ


[ 少女は助かったか分からないようだ。>>217

  大事な人がいなくなった悲しみは深い。

  少年は、大人たちを憎み、国を憎み、
  自分を憎んだだろうか。 ]
  
(-251) 2020/09/29(Tue) 22:59:41

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ でも彼は最後に
  ようやく前に進める、
  そんな気がすると笑った。>>218


  彼を繋ぎとめたのは
  今まで出会ったきらきらした音なのか。

  弾くごとに豊かさを増し
  弦の触れ方でどんな音でも表現できる
  ヴァイオリンだったのか。 ]
  
(231) 2020/09/29(Tue) 23:03:58

【人】 楽器リペアマン ティグレ


  この街には幸せな音が沢山あるよね。
  
  そのヴァイオリンの音色も綺麗だった。

  もし思うように弾けなくなったら
  またうちの工房に来てほしい。


[ 黙って話を聞いていたティグレは
  彼にそう告げた。 ]*
  
(232) 2020/09/29(Tue) 23:13:56

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
なんかどうしても直しながら投下してしまって、めちゃめちゃ時間かかって、すごい迷惑でごめんなさい……。
サンドイッチは気にしないので!
(-252) 2020/09/29(Tue) 23:15:41

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― 楽器工房 ――



[ 夜更け過ぎ。
  かたりと扉を開き、工房へ帰ると
  珍しくじいさんが
  まだ作業をしているようだ。


  昨日ニコロさんに
  自分の道を後悔したことはないか
  訊ねたのは、恐らく聞こえていただろう。
  >>2:79


  普段と変わらず何も言わないじいさんに
  いつもならすぐに部屋に戻る。

  今日はどうしてか、コップに水を入れ
  カウンターに腰をかけた。 ]
  
  
(237) 2020/09/30(Wed) 1:25:54

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ じいさんはヴァイオリンの板を削る。
  削り方によって音量、音質が変わる。

  教えてもらわなくても
  子供の頃からずっとこうして見てたから
  微妙な具合まで頭に入っていた。 ]


  
なんでアタシは
じいさんのようにはなれなかったの?


  
(238) 2020/09/30(Wed) 1:33:28

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ コップを握り締め
  なぜかそんなことを呟いていた。
  返事がないことくらい、分かってた。
 

  コトっと音がする。
  顔を上げると
  じいさんは工具を置いていた。


  
「リペアマンは素晴らしい職業だ。」
 ]
  
(239) 2020/09/30(Wed) 1:40:28

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ そんなことを言われたのは
  初めてだった。


  この楽器工房で出会ったお客さんらを
  思い出す。
  誰しもが自分の大切な楽器を抱えここに来て
  楽器への想いを語り
  アタシはそれを聞き、調整や修理をした。
  >>2:227


  ニコロさんは自身の過去に沈黙した。
  >>2:111
  それでもヴァイオリンを弾き
  何層にも重なった深い音色を奏で
  微笑んだ。>>218 ]
  
(240) 2020/09/30(Wed) 1:47:00

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 一緒に煙草を吸ったエリクソン。 
  >>2:138

  その演奏に留学先で感じた自由を思い出し
  その音を全身で求めた。
  アタシの求めていたものがそこにあった。
  >>2:268

  一筋の涙
  そっと柔らかな気持ちに
  触れた気がしたけれど>>2>>3

  ぐっと拳でそれを拭った。 ]
  
(241) 2020/09/30(Wed) 1:49:55

【人】 楽器リペアマン ティグレ


  
  
リペアマンが素晴らしい職業だなんて
知ってるよ。



[ 消えるような声で、
  でも力強くアタシは言った。 ]*
  
  
(242) 2020/09/30(Wed) 1:52:14

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
ぎゃーーー今簡易メモ見たけど、待ってた?泣
(-258) 2020/09/30(Wed) 1:56:44

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
30分も掛けてしまった。本当にごめん。
気をつける……。
(-259) 2020/09/30(Wed) 1:57:28

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
おつかれさまです!読んでます……。
どのお話も本当に素敵すぎる……すごい……!!
(-337) 2020/09/30(Wed) 21:06:11

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
>>-338メイレンさん
これだけのものを創り出せるのって本当にすごいなぁと思って感動してます……!
(-339) 2020/09/30(Wed) 21:18:42

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  ―― どこかの橋の上 ――



  ふう。


[ 煙草の煙は
  高く澄んだ青い空に消えた。

  橋の欄干に背を預ける。

  ふと袖を引っ張られた気がして
  そちらを見ると誰もいない。  ]
  
(364) 2020/09/30(Wed) 22:35:25

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
  
[  「おねえさん。」

  
  声のする方に視線を落とすと
  丸襟に花びらのようなフリルをあしらった
  紺の上品なワンピースを着た
  小さい女の子。

  それはうちの工房で
  父親にヴァイオリンを買ってもらった
  女の子だ。>>1:91>>1:93


  「このヴァイオリン、
  音の調子がおかしいの。」


  そういう彼女のヴァイオリンを受け取り
  音を少し調整する。

  はい、と返すと
  彼女は姿勢よくヴァイオリンを構え

  それはそれはテンポよく
  楽しげな音を奏でた。 ]
  
  
(365) 2020/09/30(Wed) 22:38:35

【人】 楽器リペアマン ティグレ


[ 格好からするに
  お淑やかなお嬢様のイメージが意外だな。
  ふっと笑う。

  相変わらず子供は苦手だけど
  この音は悪くない。 ]
  
(366) 2020/09/30(Wed) 22:40:40

【人】 楽器リペアマン ティグレ

  
[ 近くの教会からは
  幸福に満ちた音が聴こえる。


  女の子のヴァイオリンの音が
  そして、どこかで今日もまた鳴る音が


  これからどんな風に変化してくか
  アタシはずっとリペアマンとして
  身守り続けるだろう。]*


 ─Fin.─
  
(367) 2020/09/30(Wed) 22:47:36

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
サンドイッチはお気になさらず!
本当遅くてすみません!

ただただこれだけの物語が生まれるのが本当に凄くて、ラストに向けて読んでて本当に楽しかった〜という一読者になっていますが、、
同村ありがとうございました✨
(-359) 2020/09/30(Wed) 22:53:24

【独】 楽器リペアマン ティグレ

/*
メイレンさんは最後まで本当に物語の広がりや深さすごくて、何度も鳥肌が立ちました!それを引き立て合う、エヴィさんは本当に素敵で可愛いし、エリクソンさんはとてもかっこいいし、めちゃめちゃ感動でした〜!
(-360) 2020/09/30(Wed) 23:08:31