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203 三月うさぎの不思議なテーブル
― アスパラガスの日にて ―
[ 速崎と話し合おう、と大咲は思っていた。
連日何かと慌ただしく、思うように顔も合わせられず
ようやく被った出勤日。
仕込みの用意や時間が奇跡のすれ違いを見せ、
結局大咲はここまで声どころか挨拶も交わせないまま。
何かに空回るような速崎を見てしまえば
勝手に傷付いただけの大咲が、声を掛ける余地もない。 ]
(……ど、どう、どうしよ)
[ そうこうしているうちに衝撃の告白が聞こえ
結局あの日以来、礼も言えていない葉月が来店し
「なんでもない日」ではなくなった一日の幕開け。 ]