人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【神】 鳥葬 コルヴォ

【ノッテアジト】 >>6 >>G0

問い掛けと共に向けられた視線に、
鳴かずの烏は黙したままそちらを見遣り、暫し。

待遇こそ使い捨て・・・・とは天地の差と言えど、
何にせよ準構成員が会議の場に呼ばれる事はそう無いだろう。
であれば今こうしてここに立っている理由は、
少し前に処分を終えたばかりの死体に起因するものか、それとも。

「無用な『ゴミ』を作るのでないのなら、
 コルヴォ・ロッソカラスどもは仕事がある事を有り難く思うだけです」

目上にあたる人間の言葉を遮らないよう一拍の間を置いたのち、
喪服じみた黒支度を崩しもせず、壁際に立ち、そう答えを返す。
そこに居るのが或いは愚昧な男ただ一人であっても、
まるで葬列を一人の人間に押し込めたような気配をして。

「ここの人間は誰だって、無駄な血は一滴も流さんでしょう」

──ガタン!!

言い終えた直後、椅子が立てるけたたましい音。
物音の主を見ても、今はただ少しばかり眼を細めるだけだった。

向こうアルバが火種を持ち込んで来るのは、困りものですけれどもね。
 一介の掃除屋がどうこう言う事でもないでしょう?」
(G1) unforg00 2022/08/08(Mon) 23:24:07