人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【神】 警部補 添木

>>G3 鬼走 【3日目 朝 旅館】
「ダメ。俺のモノらしくして。”家族”だろ?」

そんな温かみのある言葉を、添木は好んで使った。
家族。家族。家族。
添木は祖母以外の身内が好きではないし、祖母が死んでからは身内などいない。

だから、唯一の”家族”ができてからは、妙に執着した。
鏡をみるあなたの背後に、満足気な笑顔の口元が映り込んで。

「欠けてたなんて言わないで〜?可哀想だろ。今ので傷つきそ。
……んー……。今の、いいね。興奮した。ラブホ行く?」

冗談めかして言いながら、あなたの肩に両手を置く。

「まだまだ足りないよ。全然。埋め続けないと、幸せが実感できないみたいだよ、俺って。 ちゃんと取り繕わないと、また欠けちゃうかもね」
(G16) 2021/08/15(Sun) 19:40:23