人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 どこかのあるじ ???

   
――もし気に入ったのなら、
    ここで一緒に暮らしましょうね?


   
もうすでに見たはずでしょう。
ここは食べ物が無限にあって尽きることはない。

   
街のみんなもいい人だから、争い事もないわ。

   
家族との悩み事だって、

   
殺される心配だって、

   
ここには何も無いのだから。




[少女の声色にはどこか夢見がちな、恍惚とした
 音色が含まれていただろうか。

 それはこの薄暗く、埃臭い空間の中では妙に
 浮いてみえ、聞く者の中には不安を
 覚える者がいるかも知れなかった。 ]

   
――だから、ここで暮らしましょう。
(2) yuma_werewolf 2021/02/04(Thu) 0:06:16