【人】 舞姫 イクリール[後ろから男に、前から女にテンガンの身は起こされる。既に張りつめた彼自身を前に、小さく笑みを洩らす。 片足をテンガンの肩にかけた女は、もう片方の足を腰に絡めてぐっと自分の背後の床に倒れ込んだ] は、ぁ……ぁああっ…! [前戯もなかったにも関わらず、張りつめた頭さえ受け入れてしまえば一気に全てが熱く熟れた蜜壺に包まれる。 柔軟な白い女体は、テンガンに押さえつけられるかのように折り畳まれて切なげに悶えていた] こ、こ。私のいいところ……。 [覚えてね、と甘く囁く。 そんな深い場所にさえ他者の精がこびりついている事に気づけるのは、最奥を汚された事がある者くらいだろう。 女は、自分の快楽を追うよりもテンガンを追い詰めるのを優先してただの肉筒のように腰を振りたくった] (3) 2021/05/04(Tue) 11:17:12 |