人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【人】 花で語るは ソニー

>>24 ストレガ
舌打ちにはさも困ってしまったみたいに萎縮してみせるものの、それも少しのうち。
懲りずに相手に声を掛け続けてきた男は、多少の威嚇じゃ慣れたものになってしまっているのかも。

「そう? じゃあ早い内なら祭りが終わった頃にもう一度探すよ。
 ああ……まだもう少し使いそうなんだよね。だから、もうじきってこと。
 今話したって困っちゃうかもしれないし、その時にお話するかも」

完全に壊れてしまって今、というわけではないらしい。
何を指しているのか不明瞭な頼み事も、さておき休業中の相手に話すべきじゃない。
今は仕事の話ではなく、世間話に留めておく、それだけ。

「ちょっと細工の細かいやつだからさ。指に合わせてサイズ合わすのが大変かなって。
 元買った店がなくなっちゃったから困ってて。もうちょい広げときたいんだよなあ。」

替わってついでの用事の方は、もう少し目処が立っているようだった。
ポケットから取り出した、翡翠の嵌った指輪をコロコロと指先で転がす。
(25) 2022/08/19(Fri) 1:08:35