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人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 忘愛症候群 リク


[ 半分ほどきっと、
 話を聞けていなかっただろうけれど。
 そんなことお構い無しというように
 説明が終われば、始まった時と同じように
 唐突に声は聞こえなくなる。

 そうしたら、頭を抱えたまま、私は蹲って。 ]


   う、うぅ、
   えう、


[ 胸の内から込み上げてくるものに
 耐えきれず、嗚咽をあげた。

 わかんない、わかんない、
 何が起こってるのかも、どうしたらいいのかも。

 助けて、誰か、誰か。

 ……頭の中に浮かぶような親しい人なんて
 自分には誰もいない。 ]*

 
(30) 2021/02/04(Thu) 11:02:01