人狼物語 三日月国

94 【身内】青き果実の毒房【R18G】


【人】 9949 普川 尚久

>>闇谷 

「冗談だから。闇谷さんが、うぶで、可愛らしかったから」
うらやましかったから。
「だから、ほんのちょっと、からかっただけ」

 ゆっくり、ゆっくり、一言ずつ落として。名残惜しげにあなたを撫ぜながら、彼は離れていく。

「壮汰くんとおんなじことなんて、してほしいわけないよ。
 殺すくらいに思っていた、僕にとっての加害者だろ?」

「それらしい理由にするのに、丁度良かっただけさ」

 それらしく聞こえただろ? 付け足して言った。

「美味しかったの教えっこするの、まだ続いてるよな?」

 鞄を拾い上げて、姿勢良く歩き出す。
(31) Vellky 2021/09/29(Wed) 20:36:28