人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 元紅薔薇様 ユウナ

「元の世界に帰る方法もあるにはある、のね。」

元の世界での生活に想いを馳せる。
少なくとも下半身を露出した男性を日常的に見ることはない生活。
このよくわからない世界よりは馴染みがあって、なんとなくは生きていける生活。
一生ここで暮らす、という言葉の重さに怯えてしまったのかもしれない。
やはり、私は元の生活に戻るべきなんじゃないか。
そんな風に自然に思えてきた。


>>17


カーテンを開けて保健室の中に目を向けると、エロンボさんが中途半端な長さにカットされた白衣を着て部屋の中央で仁王立ちしている。相変わらず下半身を露出している。
どうしても下半身を出したい、人なんだな、
自分の権利のために戦っているんだろう。

「エロンボさん、もし自分のいたところに戻れるなら戻りたいと思う? なんか元の世界に戻る方法について夢でお告げがあったんだけれど。」
(33) 2021/02/04(Thu) 11:51:45