【人】 京職 一葉「オレにしてみれば、お前たちこそ憐れな存在だ」 人の世の美しさ、儚さ。 彼らは弱いからこそ信じ合い、愛し合い、守り合う。 あやかしには作り得ない、信頼という魂の鎖を紡ぐことができる。 私には何にも代え難い"宝"が出来た。 あれは、お前には到底手に入らぬものだろう?と小さく笑う。 「百鬼夜行の再来?好きにすればいい」 「でも百継様は、きっとお前を討ち倒す」 正直なところ、私と徽子では、妖怪としての格が違う。 例えるなら獅子と鼠のようなものだろう。 それでも。 (49) Valkyrie 2021/04/23(Fri) 19:30:32 |