人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>42 >>43 ユピテル

「全て投げ出して何がなんでも逃げる、なんてことをしなくてもよくなったからな。一人じゃこうはならなかった」

貴方の予想通り男は目を逸らすことなく貴方を見つめていた。
……勿論、激しく動揺したところまで。

「俺は何の才能もないしすぐ折れて努力も続かないどうしようもない人間だから、馴染むには途方もない時間がかかるかもしれない。
 でも、お前がいるなら頑張ってみせる。何度転んでも、何度失敗しても、お前がそれを許してくれるなら」

きっときっと、どこまでもいける。

「ユピテル。言っただろう。
 『自分がこうしたい』と思ったことをしてくれと。俺はどんな選択をしても、お前を応援しているから、と。
 その言葉を違えるつもりはない。今だってそうだ。

 俺はお前と一緒にいられるのなら、そこがどこであっても構わないんだ」

己は格好つけで、臆病で、すぐに弱音を吐くような小心者だけど。
自分が好きだと、愛でたいと、愛したいと……そう決めたものは、守りたいのだ。

それはただの『好き』ではなく『愛したい』という感情を抱いた男なりの決意の表れだ。
(49) 2021/10/25(Mon) 15:54:16