人狼物語 三日月国

129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】


【人】 壮図千万 ラサルハグ

>>56 アルレシャ

繰り返される軽やかな足取りが、
一歩進もうとする瞬間。唐突に“それ”は落ちる。

否、正確には──
突如目の前に視界に割り込んだのは、真っ白な光。
貴方は一瞬の“それ”を
『何』
と捉えただろうか。

進行方向に向けてそのまま歩みを続ければ。
或いは、咄嗟に少し回避行動をとらなければ。

貴方を避雷針にするように、直後に足元にでも縫い付けるような痺れが全身を襲うだろう。
本物よりは威力は随分薄い、移動の阻害用としての拘束に似た力だ。

“それ”は光と同じくらい速い。白い視界。
“それ”の直後に落ちるのは、痺れの本体。

最後に届くのは、最も遅い音──
即ち、雷鳴。


そして命中の結果を問わず、轟きと共に地面を蹴って、普段の男とは考えられぬほど愚直な程に真っ直ぐに──
貴方との距離を詰めようと駆ける


(58) poru 2022/02/22(Tue) 3:41:15