【人】 二年生 鳳 凛学校に、いる間は… [衝撃を受けたように、凛は反芻する。 先生と生徒、学校にいる間だけ。 卒業したら、今みたいには居られない。 どこか突き放すように告げられた真実は、凛が漸く見つけられたと思った居場所は永遠ではないのだと念を押すかのよう。 まるで、壁を作って拒絶するかのようで。 ────私の答えがなんであれ、 言う事が変わらないのなら何故、聞いたのですか? 凛の手から握っていた布がするりと、解けた。] (61) springkraut 2021/07/28(Wed) 6:18:06 |