人狼物語 三日月国

37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】


【人】 アイドル 三上 麗央

>>42高校の頃は所属するアイドルユニットは人気がなくて暇で、比較的真面目に登校していた。

 昼休みや放課後に屋上で空を見ていた。そこの鍵が壊れているのは公然の秘密だったけど、今にも泣き出しそうな空の時には独り占めできた。

 いつからだっただろう、その場所が独りの場所ではなく、先輩とふたりの場所になったのは。

 最初は居心地の悪い距離で、何も話さなくて。それが少しずつ縮まって、他愛のないやりとりをするようになって。
 曇り空を待ち望むようになって、手の届く場所にある横顔を空よりも長く眺め、触れるのを躊躇うようになって、言葉が詰まるようになった頃に卒業して行ってしまった。

 若しかすると、最後の頃には居心地悪く感じさせていたかもしれない]
(78) さり 2020/07/23(Thu) 21:05:33