人狼物語 三日月国

129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】


【人】 迅雷風烈 ラサルハグ

>>79 アルレシャ

体術を主とする、180越えの男の踏みつけともなれば、拘束向けのそれですら
ミシ、
と言う幻聴が聞こえてもおかしくない程に重いかもしれない。

振りかぶる拳を降ろす直前、最初に相手の手が動いたのを視界の端で確認して内心身構え、銃口が立てられた位置が位置だ。このままだと自分の力で相手じゃなく自分の胸部に弾丸じゃなくとも穴が開きかねない。
仕方なく殴る事そのものを放棄して拳を止める。


幾つか案は浮かんでも、それをするにはいかんせん、先程の展開モニターの数が多すぎた。たとえ現在はほぼ無傷でもリソースを絞らないと継戦どころか戦闘態勢の維持すらままならない。


バーナードの援護が来る可能性もあるとは言え、来なかった場合も想定しないとならない。攻めには出るが、被弾に対しては慎重だ。
貴方たち看守と違って、身体強化は施されていないのだから。


体内電流の操作でそれに近い事は行えてもリソースを消費する。痛みを無理やり堪えたり肉体を加速させようが、傷が塞がる訳ではない以上、
銃弾を数発喰らえば一気に形勢は不利になる。

この戦闘は傷の有無で有利不利が決まるものではないのだ。
力の使い所を間違えた瞬間、殺されかねない。


「──全く、
殺人好き
と言うだけあるな」

仕方なく避けさせられて、余りに場慣れした貴方の様子に呆れたような称賛するような、ない交ぜの声が思わず零れる。サブマシンガンを手から弾かせる隙があれば拳でも蹴りでも狙うが、さて。

(81) 2022/02/23(Wed) 1:15:46