人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 分校教諭 添木 卓郎


   …中々、気の遠くなる作業になるな。


[ ふと屋上では何が起こっているのだろう、と
  校舎を見上げる。
  だが今は角度の問題なのか、乱闘のような様子は
  全く見えないし、聞こえてこなかった。 ]


   スバル、俺は向こうの砂場を探してみる。
   お前は、好きな所を探してみてくれ。


[ スバルが別の場所を探してくれると効率がいいか。
  ただ、砂場を探すだけでも一苦労だから
  手伝って欲しい気分も少しある。

  最終判断は本人に委ねつつ
  俺は一人で砂場へ向かい、シャツの袖を
  めいっぱいめくって砂をさらいはじめた。]*
 
(87) 2021/02/07(Sun) 0:06:19