人狼物語 三日月国

119 【身内RP】夜空を駆ける年越し汽車【R15】


【人】 宝石ディーラー ユーリ・タカノ

 なるほど、箱の中から宝石を…ですか。
 逆に箱の中の僕たちを見つめているのは、星々というわけか。
 素敵な体験になりそうです。

[我知らず苦笑いのような表情になった。
壮大な空間で、閉じ込められた箱の中で過ごす自分を想起する。
皮肉を込めたわけではないのだ、決して。
ただ、ほんの少しだけ少年の頃を思い出しただけ。
薄暗い部屋の中から青空を見つめていたあの頃を。

──鞄の奥にはパンドラの箱がある。


今日も今日とて肌身離さず持ってきた商売鞄の中に
それは潜んでいる。
依頼人が死ぬことで開錠する>>54
そんな設定の遺言状だとは周囲の誰にも聞かされていなかった。
母からの手紙は開かずの封筒、今もそう思い込んでいる。

さらにいえば父から支給された商売鞄にも金色の鍵がついていて
母の遺言状の封印と、鞄の鍵の制作が
奇しくも同一人物の手になるもの…らしいということは
想像だにしていなかった]
(88) 2021/12/26(Sun) 12:19:51