【研究室/いつかあったであろう日】
────ダビー……?
[今ひとつ記憶に残っていない固有名詞を出され
>>74 首を傾げるも、それは誰だと問うような野暮をする前に、この船の操縦士の名前である事を思い出す。
俺と違うタイプということは相当に社交的外向的なのだろうか。
目の前のこの女史以上に?]
えー────────。
[雑談は苦手だと吐露すれば、己を聴衆と思い勝手に話せ、ときた。
そういった返しはまるで想定していなかった俺は、思わずまじまじと彼女の顔を見つめてしまったが、スピカは実に楽しそうだった。]