人狼物語 三日月国

5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜


【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

―回想・今は亡き霊峰の頂にて―

[それは、マシロの金剛石を――教団の皆に『神』として
崇められていた白い火炎鳥を呑み込んだ頃。

不意に、視線を感じて>>66
其方へくるり、細い首を巡らせる。]

 ――――……。

[気のせい、ではないみたい。>>67
とはいえ、敵意のようなものは感じなかったし
此方から近づくことはなかったけれど。

この山を壊す少し前、
教団内部が何やら慌ただしかったことを思い出す。

『既に月蝕機関《マトリクス・ムーン》"委員会"が動いている』
『この世界に滅亡が迫っている』

教祖《おとうさま》の側近や教団の幹部たちが
そんな話をしていたっけ。
あの視線も、そんな誰かのもの、だったのかしら?]*
(100) 2018/12/10(Mon) 22:23:56