人狼物語 三日月国

119 【身内RP】夜空を駆ける年越し汽車【R15】


【人】 宝石ディーラー ユーリ・タカノ

─回想2〜3年前/『ジュエリー・タカマガハラでの査定』

 アリア…アリアリニコ…

[目の前の人物は少々年上か。
丁寧な物言いや優雅な物腰を見ていると、
要職についているであろうことも察せられた。
これは上客だ…と思った途端に、
予約票で覚えていたはずの名前を噛んだ]

 はっ!……失礼しました、ベルジュラック様。

[その瞬間、相手はどんな表情をしただろう。
恥ずかしくて反射的に下を向いてしまったから見えなかった。

仕事ぶりで汚名を返上するべく、すぐさま作業に取り掛かる。

実はその時点での己の経験値は大したものではない。
それでも精緻な鑑別ができるのは『タカマガハラ』の魔道具のおかげだ。
父の眼の能力の複製…にはまだまだ叶わない。]

 “ナミウチアライグマ”のへそくりですか。
  失礼、手に取っても?

[是と言われれば、特別製の片眼鏡をかけ。
それから皮膚一枚より薄いかと思われる手袋を嵌めて。
硬質な宝石であればピンセットを使うのだが、真珠珊瑚であれば念のために。]
(105) 2021/12/26(Sun) 14:38:32