人狼物語 三日月国

5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜


【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 いたいのいたいの、とんでけー。

[おもむろに、わしゃわしゃと彼女の頭を撫でる。]

 耳、痛かったし。
 それに、なんだかあなたも痛そう、だったから。

[耳が、というより心が。
だけどそれをうまく伝える術を知らなくて、
そんなふうに言葉を紡ぐ。]

 わたしが、痛かったとき、
 そうしてくれる人がいて、嬉しかったんだ。
 あなたにも、そうできたらいいな、って。

[寂しくて悲しくて辛くて。
でも、どうすることもできなかったとき
差し伸べてられたあの手は、
とても温かいものだったから。>>127
暑さも寒さも痛みも、わたしとは無縁のものだけど
それでもきっと、あれが『あたたかい』というもの
なんだろうなと、思う。

そんなことをしながらお店に入ってそうしてはじめてのお買い物(とファッションショー)を経験するのは、この後。]**
(155) 2018/12/11(Tue) 8:54:00