人狼物語 三日月国

5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜


【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

そう。
それだ。夜の娘。

貴様の言の葉が空虚であるすべてが、その貴様らだ。
他を見下し、嘲ることを厭わぬ貴様らを野放にし、それを放言する様を良しとしたままの貴様の美辞麗句など、すべてが虚ろ。
その場その場を凌ぐ言の葉に意味など宿らぬ。

[夜色のドレスを見下ろす。
歳不相応にさえ見える、そのドレス。]

その装束、似合わぬな。
そうであろう。
己の醜さを見ず、あまつさえその醜さを誇り、ひけらかす。
世界を救うなどと放言するより、よほどこちら側の方が性にあっていると見える。
己の立場に合わせて心根を変えれぬのならば、いっそ寝返ってはどうだ?

[忠言と諌言だ。
現実、セリフだけを並べ立てれば悪役《ヒール》そのもの。
はあ、と溜息を付き]

放送が遮られる?
浅薄。
(157) 2018/12/16(Sun) 23:32:47