人狼物語 三日月国

77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】


【人】 書生 茅

 え…っ……え?

[相手を斬る気だったのか、刺す気だったのか、それすら定かではないような手つきで匕首を鷲掴むように握りしめたまま、そのびくともしない手首を見やる。
そして、投げられた問い>>162に瞬きを一つして、『山神さま』を見やってまた、え?と間抜けな声を零した。
ここに来てもまだ青年は、『圧倒的な力量差』というものにまるで思い至らず、狐に化かされたような心持になっている。]

 え……
 いや……村長さんは…俺には何も、頼まない…

[混乱したままに、答えになるような、ならないような言の葉を口にする。
村長さんは、俺にあらゆることを教えてくれた。
どうすれば、よそ者の俺が村に居ることを赦されるのか。
つまりはどうすれば、村の人たちの為になれるのか、教えてくれた。
俺にはむつかしくてよくわからないことは、文字通り身体に叩き込んでくれた。

村長さんは、俺には何も頼まない。

けれど。]
(194) 2021/06/16(Wed) 23:22:39