>>147 ゲイザー
「ふふ。私もゲイザーのこと、好きよ。
素直に受け取って聞いてくれたあなただもの、
きっと明日はもっと良い事がある……え?」
「お姉さんって呼んでくれるのは、
全然嬉しいのだけれど、その。どうしようかしら」
あなたみたいな人になりたい。
そう言われて、少し戸惑うように瞳が揺れます。
「私がかけたみたいな言葉をかけられる人になって欲しい。
そうは思うのだけど、私のような人になるのは……
きっと避けた方がいいと思うの。きっと今思ってくれてる程、
あのね、私は立派でも素敵でもない人だから」