[ひどくストレートに切り出される言葉を聞く。
ひとつひとつ。彼が語る貝沢玲羅の事を。
時々そのやり取りのことを思い出して
ちょっと笑ってしまいそうになって
でも堪えて、ただ黙って聞いていた。]
………うん。
[あのうさぎの穴で屈託なく口にしていた好き、とは違う。
想いを込めて口にされるその言葉に、ひとつ頷いて。
>>251私としたいこと。私にしたいこと。
とくとくと早い鼓動を感じながら
全部、全部最後まで聞いた。
>>252柔らかく笑いかける君の顔を見て。
>>253何だか胸がいっぱいになる。]