人狼物語 三日月国

68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】


【人】 子役 ヘイズ

>>264 ルヘナ

ぱちり。あなたと目が合った。
それはほんの数日間の日課だったけれど
まるで長い間そうしてきたように、自然な流れで
ミルク入りの紅茶のティーカップをあなたの前に置いた。

「…どうぞ!」

子役はいつもどおりの笑みをにこっと浮かべて
そうして、隣にすわった。
何か言わなければいけないことがある気がするが
ひとまずは、淹れた紅茶を味わってから。いい香りだ。

「あの、ルヘナさん……
 ルヘナさんはこれからどうするんですか?」

やがておずおずと切り出したのは、未来のことだった。
"シータの痕"事件もなかったことになり
真実が明かされた今、この日課もこれで最後だろう。
(284) 2021/05/02(Sun) 9:17:38