人狼物語 三日月国

185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】


【人】 奏者 イルムヒルト

― 中央広場で、怪人と>>314>>315 ―

[飢えて、うえて。そのまま情動に任せて狂おしい程に
掻き鳴らしてしまいたい衝動を孕みながら、
平静のように曲目を受け付ける、というた女の内面も
この怪人は見通していたのであろうか。

――願われた曲は、まるで未だ殻で眠っている雛の頃
星の娘と語らった時のような歌。
或いは。語らいの中でこの怪人のことを話題に出した時の
2人だけのテーブルでの内緒話の、ような。]

 ――……。

[ぽろん、と

リュートが掻き鳴らす弦は。
官能的で、華さえあるようなものではなく。
その時は凪いで、されど深く、広く。
もうすぐ夜になるこの世界を遍く降り注ぐ星の光を
映したように、柔らかな音。


―――星へと捧げる歌
星を見る人々への、歌。

貴方は何処までも、軽やかに歌っている。]
(319) 2022/11/23(Wed) 21:18:56