【人】 夢幻 ハツナ………。 [ハツナは確かに「おもちを用意した」と言った。 しかし、その言葉とは裏腹に、実際にもちを食べることができた者は存在しなかった。 ハツナとメイの手元には、あんこと砂糖醤油だけが残り、それをちびちびと舐めて処理する他なかった] 元気が出たのなら、良かった……ということにいたしましょう。 [糖分を摂取したおかげか、メイには活力が湧いていたようだった。一方のハツナは、尻もちをついたことが思いの外ショックだったようで、あんこの糖分をもってしても、特にやる気が出ずにのんびりとしていた] (526) 2022/12/29(Thu) 3:22:48 |