人狼物語 三日月国

68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】


【人】 技術指揮 シトゥラ

>>521 ハマル
「カッコいいかはさておき、いろいろな機械を触りますよ。
依頼された修理が殆どですが。
どんな機械も好きですね。強いて挙げるならそうだなァ──」

青年は唸った。
一拍のち、いくつか候補を並べる。

「──ベタですけど電子機器とかァ。
あと機械じゃないですけど、乗り物の細かい整備とか。
“誰かが大切に使っているのが分かる”モノは、
修理や整備をしていても楽しいですねェ」

取引が出来ると聞いた青年は嬉しそうに笑む。

「いいや、特に欲しいものはありませんよ。
ただ恩を売ったという事実が欲しい。

困ったときに恩を売っておくと後で楽ですからねェ。
アンタたちの育てた羊ならいい毛が取れそうだ。
期待してますよ?」

青年はあることに気付いて傍らの紙ナプキンを手に取る。
ハマルの口元に付いたポタージュを拭った。
お節介なオッサンは世話焼きが好きだ。
(533) 2021/04/17(Sat) 15:05:56