人狼物語 三日月国

75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】


【秘】 受容者 ルヘナ → 徒然 シトゥラ

>>-9 シトゥラ

「あれを本当のことだと受け取るのは無理があるだろ。
 俺は、お前が殺されるだろうって、思って……
 殺されなくても、ひどいことになるだろうって、
 
……五体満足で戻ってくると、思えなかったんだよ……


 段々手の震えと目頭の熱さが生じるも、あえて見ない振り。
 何があってもどうなっても許すとは言ったが、
 それは心痛まず受け入れられると同義ではなくて。

 それからあなたの言葉を聞いて、そこに滲むものを見て。
 ……『味』を見るまででもない無理を知って、
 あなたの涙を拭った手をするりと動かし背中側に回す。

 ここにあなたが存在することを確かめるように滑らせた手に、
 その後あなたの輪郭に縋るように力がこもる。
 あなたが痛くないよう気を遣いながら、
 それでいて少し痛くてもいいだろうと判断した程度の力。

「大人のことも子供のことも俺はよく分からないけど。
 お前が何か黙っていることは分かるよ、シトゥラ。
 無理してまでするような隠し事か? 必要なことなのか?
 それは、俺には言えないことなのか?
 どうせ俺達しかいないし誰にも言わない、だから
吐け
(-10) uni 2021/06/02(Wed) 18:01:37