人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ

だけど意地悪はそろそろ終わり。
わたしは嘘のように、不満顔から笑いかける。
だって嘘だもの。言った言葉は本当だけど。


「でも、いいの。お陰であなたに近付けたもの。
 それに、あなたの気持ちも知ることが出来たわ」

寂しいなんて、思ったこともなかったの。
わたしは愛されて育ったチャンドラだったから。

「​そうよね。寂しかったわよね、テラ」

そして月は、太陽ではないから誰かをあたためることなんて出来ないの。
ただ見守って、闇夜を照らして星々に寄り添って、美しくて。
どんなに数多が願っても、触れることは簡単じゃない。
月が触れる相手を選ぶ。それがわたしたち夜の一族の考え方。
(-10) 2021/10/24(Sun) 2:29:06