人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【秘】 夜の一族 チャンドラ → 浮遊想 テラ

視線を向けられた気配があって、その気配を感じることが出来て、わたしは一層笑顔をこぼす。

あなたが私の手を引こうとする。
尋ねられたわたしはその手に応じるのをやめた。
少し強引かもしれないけど、あなたの手を引く。
いいわよね。わたしは淑女じゃないんだもの。

「答えてもらうわ。
 わからない、ならわからないでも構わないけど」

​──​─うそ。本当はそれでも考えてほしい。
そんなことを考えながら、私はあなたの手を引いた。

自分の方へ。あなたを見ながら。
ねえ、あなたと視線は交わるかしら?

「わたしたちのいたところでは、唇に触れるのは特別なこと。
 『キス』っていうの。……それでね」

まずはわたしの道徳の提示。
わたしの常識がみんなの常識とは限らない。
それはわたしだけに、限る話じゃないけれど。

「テラの『唇に触れたい』って、どんな気持ち?」

もしかしたら視線は交わっていないかも。
それでもわたしは、あなたにわたしを見て欲しかった。

わたし、年頃の女の子なの。狼さん。
(-42) 2021/10/24(Sun) 18:50:10