人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ


「 
こういう時、なんて言ったらいいのかわからないね
  

「 
うれしいことには間違いないんだけど、

  
それだけでいいのかなぁって言うか、

  
もっとなんか言えない?って思うんですよ。

  
……う〜〜〜ん、カッコつかないなぁ〜〜〜
 」


「 
や、テラってば兎にも角にも臆病者で。
あ?
 ん、ん、んー
 」


テラ テラ テラ
。口の中で何度か呟かれました。
自分を指した時の、空っぽの音が出ませんでした。

「 
……テラはテラかぁ
 」


呟きの後、ぐい、あなたの手は強い力に引かれます。


テラがあなたを抱き締めます、抱き締めます。寒くは 
ないです、冷たくもないです。動くのにはちょっと不 
自由かも。誰かに抱き締められていたら、当然ですね。


「 
君がテラをテラと言うから、テラは怪物じゃないテラだ
 」


「 
君がテラを、怪物って言うわけもないもんね
 」

囁き声は、どこか震えていました。
“そうじゃなかったら”という、
臆病な心からではありません。
ただの嬉し泣きの手前です。
(-93) 2021/10/25(Mon) 21:57:34