【秘】 『弥勒組』若頭 弥勒八咫朗 → 新人捜査官 空閑 ふ……ん、 [悪態と共に熱の篭った息を吐き出して。 促されるように、叩き上げられるように到達した高みは、思い通りにならないような心許なさを覚えるが。 何もかもを預けるほどには至らなくとも、この青年に対してはある種の信頼を持つ心算でいた。 内部を確認するように蠢いてから抜かれる感触>>-30に、ほんの少し鼻にかかったような声が漏れ、枕にぐりぐりと額を押し付けて誤魔化す。 その“次”に起こることは、分かっている。 “それ”から逃げるつもりもない。 けれど。 どうしたって、腰が引けそうになるのは、許してほしい、なんて。 口には出さないが。 ぎゅ、と枕の裏側に爪を立てたのが見えていたなら、何かしら察せられてしまっていたかもしれない。] (-151) 2020/02/09(Sun) 7:52:22 |