人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【見】 経営企画室長 ミロク

それに対し、彼女は何か言ったか、言う前にミロクの次の言葉が彼女の口を紡いでしまったか。

「で、不審人物ですって?私がですか。>>109
困りましたね。屋上に行くべきでしょうか?」

彼女の柔らかく、温かな手に触れていたミロクの手は、冷たく重々しいチェーンソーを拾い上げていた。感触の記憶が塗り潰される。

「歩きましょう。ただ徒然に。
宜しければその間お話をしませんか?
貴女自身の事や、貴女が救おうとしている方について……。」

そうして、彼女と共に何処かへと向かうだろう。もし彼女が行きたい場所があるのならば、その場所へでも。*
(@19) 2021/02/07(Sun) 13:01:01