人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【見】 役者 トラヴィス

>>@35

男は───
特に返せる言葉が無かった。

全てにおいて、図星であった。

誰かを『代わり』にする事は無くても、
誰かを腕の中に収める時には
下心を持って、その時間だけは恋をする。
貴方達にも、貴方達以外にも、何度だって甘い言葉を囁き、優しく抱いた。例外もあるが。

故、本当に、返せる言葉が……どこにも無い。
だから、そうだねごめんねと答えて、離すべきなのだが



「シトゥラが、」

反論の代わりに、子供のようなわがままが有る。

「言葉にしろと言ったのに。」

やっぱり前を向くにはまだ早くて、
長年吐かなかった言葉を吐いたのに、と寂しげに、縋るような視線を向ける。

「どちらが欠けても嫌だ。
 肯定以外は認めたくない。」

何かの役としてではなく、自分の言葉を使い始めた男は、独裁的な性格の片鱗を覗かせた。
貴方達にはこれへ否定を返す権利がある。
(@36) 2021/10/26(Tue) 12:41:40