人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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会社員 雷恩が参加しました。

【人】 会社員 雷恩


 ただいまーっと。

[誰も居ない部屋に向かってただいまと言うのは癖だ。

幼少期から親に帰宅時の挨拶を口にすることを
何度も強く言い聞かされてきた結果、一人暮らしになっても
怒る親も居ないのに、つい「ただいま」と口にする男になった。]


 …………。


[とは言え独り言は多い方ではない。
一度部屋に入れば無言で帰宅後のルーティンをこなすだけだ。
スーツをハンガーに掛けて消臭スプレー。
シャワーを浴びて首にタオルを掛けた状態で冷蔵庫を開ける。
男の一人暮らしらしい中身の寂しさ。
350mlのビール缶を開けて飲みながらスマホを弄る。

恋人はここ半年いない。
予定のない夜を持て余す気持ちももう薄れている。]
(2) Ellie 2024/05/04(Sat) 23:10:51

【人】 会社員 雷恩

[今は仕事も落ち着いている。

出版社に営業職で採用されて、今年から一人で担当するが、
教科書部門なので頻繁に客先の高校に行くことはない。
教科書の改訂は昨年度だったので今年は大きな変化もなく、
各高校の選定時期に合わせて顔を出し、教科書準拠の
問題集もどうですかと売り込むくらいものだ。

学生時代、特に真面目という訳でもなかった自分が
どうして教科書部門なのか最初は戸惑ったが、
ライトノベル部門の同期の残業量を知った今は、
教科書部門で良かったと思っている。

他人に振り回されて睡眠や食事が儘ならない生活なんて、
自分には到底向いていない。]
(3) Ellie 2024/05/04(Sat) 23:28:18

【人】 会社員 雷恩

[特別に薄情な心算はない。
目の前に困った人がいて、それを平気で無視出来る神経はない。
ごく普通の男だと思う。
善行をいちいち数えないが、善行の後に気分が良くなる程度の。

ただひとつだけ――というか一人だけ。
親切を与えた女の子のことは覚えている。

放っておくと死にそうだなと思っていた。
ずっと面倒を見てやれる程の善人ではないから
いつしか会わなくなったけれども。

死んでいなければ良いなと思う。
思い出したついでに、次の帰省の機会にでも
あの公園に寄ってみようか――――――**]
(4) Ellie 2024/05/04(Sat) 23:37:08

【独】 会社員 雷恩

/*
ダミーのオタクチップ、コンカフェ客として大正解すぎる。
(-0) Ellie 2024/05/04(Sat) 23:37:41

【独】 会社員 雷恩

/*
本当に「読ませる」のが上手い。
天を仰ぐ程に好みの文章ですありがとうございます。

特に>>7
「口を揃えて」と「目の色を変えて」のとこ。
好き。
(-1) Ellie 2024/05/05(Sun) 0:09:43

【人】 会社員 雷恩

[多くの同世代がそうであるように、
ネットリテラシーに敏感ではない。

本名や勤務先、最寄り駅の特定が出来るような
「言葉」にだけ注意して、顔だけはスタンプで消して、
日々何気なく知人のアカウントに向けてアップする
写真の写り込みから個人情報を特定出来る人が
自分のアカウントを覗いているなんて夢にも思わない。>>10]


 おやすみ。


[呟くと同時、投稿ボタンを押した。

#明日から帰省 #言うて3駅先なだけ #飲み行ける奴いる
#これ美味い

タグとともに、最近出た新しいビールのピーコックブルーの缶の
写真を添えて。*]
(14) Ellie 2024/05/05(Sun) 0:34:59

【人】 会社員 雷恩



[どんな作為があろうが気づかない方にとっては偶然も同じ。]

 
(15) Ellie 2024/05/05(Sun) 0:36:11

【人】 会社員 雷恩

[手土産は最寄り駅前のケーキ屋で買ったプリン。
社会人一年目の帰省で手ぶらで帰ったら母に叱られたので
買うようにしている。
もうこの歳で母親に反発するような青さはない。

帰省のことを知った地元の友達からの誘いDMの通知音が鳴り、
足を止めてスマホを確認した。

目の前の人の転び方が不自然だったかどうかまで
見ていない。>>13]


 ?!


[視界の端に何かが揺れて顔を上げた。
目の前で跳ねた毛束を知覚した瞬間に音がした。]
(16) Ellie 2024/05/05(Sun) 0:36:43

【人】 会社員 雷恩



 
ええ……

 あー、大丈夫……?
 具合悪い?


[雨でも雪でもない、地面がつるつるな訳でも逆に凸凹し過ぎている
訳でもない。
だから、最初は気を失って倒れたのかと疑って近寄った。

周りに他に誰か居れば態々自分が声を掛けることはないが、
見回してみても他に誰も通りがからない。
病気で倒れたなら、救急車を呼ぶのも自分しかいないだろう。

服装から年下と決めつけてタメ語で話す。
この段階で、記憶に残っていた女の子と彼女はまだ結びついていない。**]
(17) Ellie 2024/05/05(Sun) 0:37:54
会社員 雷恩は、メモを貼った。
(a1) Ellie 2024/05/05(Sun) 0:39:42

【人】 会社員 雷恩

[自分が経験していないことに対する危機感は薄い。
誰だってそういうものだろう。
特に、男として生きて来たのだから尚更。

この出会いが仕組まれていたとも知らず
そもそも出会いの為に身辺を探られていたことも知らず。

写真や言葉端から推理してまで誰かのことを知りたいと
思ったことはない。
精々がつきあっていた頃の彼女の「飲み会」に
男がいるかを本人に聞いた位か。

下手すると自分よりも自分を構成する要素を知っている
人間がいることを――それがつい最近思い出したばかりの
女の子ということを知らないまま。>>19]
(25) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:10:25

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[蟻地獄はどうやら日常と同じ色をしているらしい。]
 
(-4) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:10:50

【人】 会社員 雷恩

[返答の声色はしっかりしていて、倒れた原因は体調不良では
ないと知れる。>>20
一先ず安堵の溜息を吐いた。

履き慣れない靴、と聞いて視線が足元に移る。
底が随分厚い。それにゴテゴテしている。
だが服装との雰囲気は合致していることを思えば、
服に合わせて履きたかったのだろうと推測できる。]


 ……具合が悪いんじゃないならいいや。
 怪我は?


[相手が立ったので此方も立ち上がる。
スカートを履いた相手の足元にしゃがんだ状態が拙いと
いう危機感は一応ある。

厚底を履いていても、自分の方がまだ背は高い。
見つめる視線に気づいて瞬きをひとつ。]
(26) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:11:39

【人】 会社員 雷恩



 いや、目の前で人が倒れてスルーできる奴が
 特別薄情なだけで、ふつうは声掛けるだろ。
 自分が何もしなかった後に何かあったんじゃ
 寝覚め悪いってヤツ。


[特に口にしなかったが、ワンピースの少女は
随分と可愛らしい顔立ちをしている。
転ばなくても人に優しくしてもらえるのでは?
優しさに飢えているような口ぶりに少し違和感を覚えた。

このまま実家に帰ると忘れてしまえる程僅かな――]
(27) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:12:11

【人】 会社員 雷恩



 え?なんて?


[聞き取れずに聞き返した。
過去に同じ言葉を聞いていても記憶が繋がらない。

やはりどこかが痛むのか。
身体を近づけて聞こうとすると。]
(28) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:12:41

【人】 会社員 雷恩



 …………………ナンパ?


[その文言はあまりに常套句だったものだから、
思わず噴出した。

気のせいかなと笑う顔に、どこか懐かしさを感じながら。]
(29) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:13:05

【人】 会社員 雷恩


 気を付けなよ。
 君みたいに可愛い子にそう言われたら、
 心当たりなくても適当言って成りすます奴も
 いるかもだから。


[プリンの箱を開けて、保冷剤を取り出すと、
彼女に差し出した。]


 足、後で痛むかもしれない。
 冷やしたらマシになるかも。


[その出会いを運命と捉えない位には普通の男は
「じゃあ」と軽く会釈をして通り過ぎようとした。*]
(30) Ellie 2024/05/05(Sun) 22:13:40

【独】 会社員 雷恩

/*
>>33「 わたしだけが、それを書き換えられるの。」めっちゃくちゃ好き
(-5) Ellie 2024/05/05(Sun) 23:36:06

【人】 会社員 雷恩

[記憶の中にある「女の子」は小さいままだ。
2人の歳の差故か、成長期は先に男の方に訪れて、
「幼女を家に連れ帰る」ことに対し
「ふつうではない」と感じる精神が育ってしまった。

責任感よりも目の前のリスクを恐れる。
思春期の男子なんてそんなものだと自己を正当化し。

一度手を差し伸べた相手がどんな風にその手を見るのか
離されたらどんな気持ちになるのか
想像力は欠如していた。

大丈夫と微笑むその顔は「女」のもの。
歳の差は縮まらなくとも、二人の間に流れる月日は平等で
記憶のあの子も「女性」に成長するという当たり前の現象も
想像出来ていない。]
(39) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:06:14

【人】 会社員 雷恩



 そーゆーもん?
 まあ、「ありがとう」はもらっとく主義だから、
 「どういたしまして」


[相手に怪我はない。
でも備えて保冷剤まで渡した。
割と完璧な「人助けをした」という一連の行動は
それで終わりの筈だった。]
(40) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:06:52

【人】 会社員 雷恩

[此方に心当たりのない「昔の知り合い」は、
今は彼女にとっては簡単に会える相手ではないようだと知る。
今、注意したばかりだが、この子は少し危機感が薄いのだろうか。
残念がっている様子など見たら、それこそ悪い奴ならば
成りすましを計画しても可笑しくないと思うが。]



 さっき怪我ないっつってなかったか?
 やっぱり痛むんだ?
 うーん……


[足を挫いた相手を家まで送るというのは。
もしかしなくても身体を支えることになるのでは?
それを通りがかりの男に頼むなんて、
やはりこの子は危機管理能力が低いのかもしれない。

別の意味で心配になってきた。

ここで「用事があるから」と別れて、
その後に通りがかった相手に彼女が同じことを頼むとして。

大抵の男ならそれを「誘い」と取ってしまうのでは?]
(41) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:07:34

【人】 会社員 雷恩



 一応、連絡1本入れさせて。
 駅着いたって連絡してるから、寄り道だって
 言っとかないと心配させる。


[プリンならリュックに入れて多少揺れても崩れないだろう。
箱を仕舞って、実家に事情を説明するメッセージを入れておく。

そうしている間に明かされたプロフィール、
名前は流石に記憶に繋がった。]


 ルミ。
 ……この近くに住んでる……昔から?

 10年……15年くらい前にあそこの公園によく居た?


 ってか本当に「昔の知り合い」って俺の事だった?


[ナンパじゃなくて、と屈託なく笑う。]
(42) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:08:06

【人】 会社員 雷恩


 偶然、最近になって、あの子今どうしてんのかなーって
 思い出したんだよ。
 だから公園通って実家に帰るつもりの今なんだけど。

 元気だったか?

 って、ストーカーに遭ってんだっけ、
 じゃあこんなとこで男といるの見られたら拙いな。
 送ろっか。


[言われたことを疑いもしない。
ストーカーがいると聞いて納得の顔立ちの可愛さだ。

記憶の女の子は化粧をしておらず、
どちらかというと汚れている時もあったように思うが、
成長した彼女は髪の先まで綺麗にケアされていて、
「可愛い」を保つために頑張っていることが伺える。
可愛くなったらなったで大変なんだなと
他人事のように呟いて、リュックを前抱きにすると
背を向けてしゃがんだ。]
(43) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:08:54

【人】 会社員 雷恩

[肩を貸すにも身長差の所為で上手く支えられそうにない。
腕を支えにするくらいで歩けるなら、そもそも
他者の善意の延長を頼んだりしないだろう。

それならばおんぶをするのが一番足に負担が少ない気がして。]


 公園でよく会ったなってとこまでは覚えてんだけど、
 家がどの辺とかまでは覚えてないから
 ナビは頼むよ。


[自分との繋がりを残す為に彼女が取った手段だと気づかない。
「偶然」の再会を純粋に喜んでいた。**]
(44) Ellie 2024/05/06(Mon) 0:09:22

【人】 会社員 雷恩

[いつからだったか、公園に一人でいる女の子を
見かけるようになった。

2歳上の兄が友達と遊ぶようになって、
自分はそれに混ぜて貰えなくなったから周囲を見る
習慣が出来たから気づいたのだろう。

自分よりも随分小さい――小学校入学前に見えた。

そんな小さな女の子が、保護者といるのでもなく
誰かと遊ぶでもなく、ただ、「居る」。]


 『なーなー、アイス食う?』


[最初に話しかけたのは、兄と食べていた時の癖でつい買った
半分に割るタイプのアイスの片割れをあげた時。]


『知らない人にものもらっちゃいけないって
 母さんには言われてるけど、俺があげるのはいいよね』


[相手の子にとって自分も「知らない人」なのに。]
(53) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:48:07

【人】 会社員 雷恩

[どんなことを話していたか、すべては思い出せない。
ただ、ちょうど遊び相手がいなくて寂しかったから、
自分より小さい女の子に兄貴風を吹かせることで
気持ち好くなっていただけ。

優しさだったかと言われたら首を傾げてしまうが、
与えた側がどんな気持ちでいても、与えられた側が
それを優しさと捉えるのなら、そう呼んでも差支えはないのだろう。]
(54) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:48:55

【人】 会社員 雷恩



『雨じゃん!傘持ってねーの?!』


[日を重ねれば、彼女が家に帰れない事情があると
子ども心にもわかる。

雨が降った日も、そうではないかと公園に立ち寄って、
濡れている子を見て慌てたっけ。

家に帰ればなんて言えなかった。
強引に手を引いて同じ傘に入れた。
家に連れ帰って]


『母さーん!友達ずぶぬれ!!』


[どこの子かわからずとも、濡れた少女を放っておけない
優しさを持っている母親は、温かい風呂と牛乳を用意してくれた。]
(55) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:49:17

【人】 会社員 雷恩

[いつが家に連れ帰った最後の日かはもう覚えていない。
多分中学に上がり制服を着るようになった頃から
段々女の子を家に上げるのが恥ずかしくなって、
公園で会って話しても、「バイバイ」と早目に切り上げるようになった。

与えた優しさに鈍感な男は、与えた痛みにも鈍感だった。

手を離されたあの子が今も痛みを覚えていることも知らない。>>45]
(56) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:50:02

【人】 会社員 雷恩

[経験していないことに関する危機感は薄い。

スマホを盗み見ようと思ったことはないし
そうしようとした人とつきあったこともない。
指先の動きが数字を打刻する時、視線に気づくことはなかった。]


 あー、そうだよな、「お兄さん」って
 呼ばれてたんだっけ……。
 いま聞いたら恥ずいななんか……。


[むず痒い気分になるのは、あの日々以外自分が
「お兄さん」であった時がないからだ。

懐かしさに緩んだ頬が羞恥に染まり、
少しだけ強張る。

「昔の知り合いなんて、お兄さんしかいない」>>46

ああやはり、あの子は「ひとり」だったのか。
友達がいなかった理由は、大人になった今ならば
色々推測することは出来る。

よくここまで生きて来れたものだ。
物理的に守ってくれる相手に恵まれず、
心を護る為に呼べる相手にも恵まれず。]
(57) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:50:30

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


[チクリ、と身勝手に罪悪感が胸を刺す。
呟かれた言葉を耳が拾った訳ではないけれど。]
 
(-8) Ellie 2024/05/06(Mon) 19:50:58