人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【独】 呪術師 リェン

巫女なんて、そのままでは他所の神に食ってもらえやしないからね。
良い子は祠に近づいちゃ、ダメだよ?
(-0) jactaFH 2021/07/20(Tue) 22:30:32

【秘】 呪術師 リェン → 女鬼 アザミ

「おや、お客人」

声をかけられて普段と変わらぬ笑みのまま振り返る。

「覗く、ですか。
不思議な力を持っている、という点ではあなたも同じかと。
私は━━ただの、呪術師ですもので」

見えた力はソレに即した物であっただろうか
(-7) jactaFH 2021/07/21(Wed) 0:17:03

【人】 呪術師 リェン

>>4

「五十鈴嬢、そんなに急いでいかがなさいました」

リェンは社務所の方で宮司と話しなどをしていたが、
境内から聞こえる五十鈴の悲痛な叫びに小走りで駆け付けた。
(5) jactaFH 2021/07/21(Wed) 0:51:25

【独】 呪術師 リェン

>>8

何かが弾けた音がした。
そして気づく。
今までかげろうのように姿を捉える事のできなかった舞手の姿が鮮明に視界の中に収まっていることに。

「あぁ、暗幕の類いの呪いか。
━━誰かに声を聞かれたね? 少年」
(-11) jactaFH 2021/07/21(Wed) 1:35:56

【人】 呪術師 リェン

>>10

「巫女様が……?」

普段は見せないような驚きの表情、思案するように口許に手を当てる。
島を離れていたとはいえ、五十鈴はサクヤと知らぬ仲ではなかろう。
それどころか、今の取り乱し様を見る限りは親しい間柄。

信託と贄の儀、知っていることはあれど包み隠さず話すべきか否か。

「信託を受けたのであれば、サクヤ嬢は恐らく祠に。
奉納の為の印付き、丁重に扱われこそすれ手荒な扱いはうけますまい」

ひとまず、落ち着かれよと。
五十鈴をなだめるように穏やかに。
サクヤは無事であろうと、話して見せる。
(12) jactaFH 2021/07/21(Wed) 1:57:04

【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ

「やぁ、シラサワ。
元気にしているかい?」

お互い屋台も出せずに難儀だね、と。
ブレスレットの付いた手をヒラヒラさせながら、声をかける。

「少し用意して欲しいものがあるんだ。
君のツテならと思ったがどうかな」

丸めた羊皮紙には水桶と手ぬぐいに石鹸、それと女性用の襦袢等の衣類といった物が雑多に書き連ねられている。
(-12) jactaFH 2021/07/21(Wed) 2:12:22

【秘】 呪術師 リェン → よろず屋 シラサワ

「ふふ、皆が健やかであるだけで懐の寂しくなる仕事というのも困ったもので」

シラサワのこういった口上も聴き慣れたものだ。

「なに、ただの掃除道具ですよ。
シラサワは祠の中までは見たことがありませんか?」

普段は開放する理由も無いので、機会がなければ祠の中など見た事も無いだろう。

「何もない。
その上湿気を帯びてジットリして不衛生な所なんですよ、あそこ。祭りや信託を妨げたりはしませんが、薬師としては思う所があってね。」
(-25) jactaFH 2021/07/21(Wed) 3:59:57

【置】 呪術師 リェン

「……一番手? あぁ、一番手。
100年越しの催事ともなれば確かに栄誉のある物なのかな?」

どうにも話を聞いている限り、サクヤの身を案じての動揺という訳でも無さそうだ。

「巫女様は……いわば呼び水のような物。
神狼の手慣らしの為に用意された役回りです」

そう語るリェンはそうなる事を、知っていたかのよう。
実際、恐らくも何もサクヤが祠に居る事を知っていて、社の者から世話を頼まれている身分だ。

「手慣らしで隠してしまうには、五十鈴嬢の舞と姿は些か手に余ったのやも知れませんね」
(L0) jactaFH 2021/07/21(Wed) 4:37:42
公開: 2021/07/21(Wed) 6:30:00

【秘】 呪術師 リェン → 忘れ屋 沙華

「さて、沙華。
あなたには言っておこうか」

人のはけたタイミング、
否、“人払い”の済んだ時分に、リェンは沙華に話しかける。

「少し、祠の様子を見てくる。
神主の爺やに頼まれたのもあるが、サクヤ嬢が気がかりでね。
若く見目良い年頃の娘だ。あの子が悪い訳では無いが、
獣欲を向けられるやも知れない」
(-32) jactaFH 2021/07/21(Wed) 8:21:24

【秘】 呪術師 リェン → 忘れ屋 沙華

「行ってどうなる……か。
手厳しい事で、実際どうしてやることもできなくてね。
付いてきて貰うほどの事でも無い」

やるせなさそうに、肩をすくめて笑う。

「こと100年毎の贄の儀に関して私ができる事は殆ど無くてね。
算段など無いよ、それこそ身繕いをしに行ってやるだけだ。
本来アナタに報告を要するような治療でも投薬でもない。
ただ年寄りのせんちめんたるな気分を若人に聞いて欲しかっただけだよ」

たとえ無垢な少女が村人の玩具にされたとしても、
癒やしてやれるような薬もない。
(-41) jactaFH 2021/07/21(Wed) 15:08:06

【独】 呪術師 リェン

訪れた祠。
動く者も来訪に応える者も無く、そこはただ静まり返っている。
手に持つ提灯灯りの薄く照らす石畳の先、ボロ布のような白い影が横たわっていた。

「サクヤ嬢? ━━サクヤ嬢!?」

乱暴に扱われたのであろう、服もはだけ汚れに汚れた巫女サクヤの姿が、そこにはあった。

頸動脈に当てた手に伝わる鼓動は弱く、呼吸こそしているがそれも酷くか細い物だ。
首元には人間の手指によって絞められたのであろう、赤く鬱血したような痕が残っていた。
ぐったりと脱力して少し肩を引いてやると抵抗もなく仰向けにダラリとその身を返すサクヤを診て、咄嗟にリェンは既にはだけられた装束を緩める。
そのまま仰向けにしたサクヤの足首を両の手で掴み、ゆっくりとサクヤの腰が浮かんばかりに持ち上げる。
酸素供給を絶たれた脳の血液の流れを無理やりに補助してやる。
ゆっくりと、祈るように。

「戻ってきなさい、サクヤ嬢……」

足を戻しては背中を軽く叩き、胸骨を圧迫してみる。
思いつく限りの手段を取って暫く。
(-91) jactaFH 2021/07/22(Thu) 20:57:40

【独】 呪術師 リェン

ケホッと、サクヤが咳き込むように意識を取り戻した事を確認するとリェンは安堵の表情を見せる。
当のサクヤは視点も定まらぬようですうわ言のように何かを口にしようとしていた。

「━━よく、戻ってくれました。
今はただ、その身を休ませなさい
宵の番くらいは、私がなしましょう」
と、リェンはサクヤの頭を己の膝の上に抱き囁いた。
(-92) jactaFH 2021/07/22(Thu) 21:00:06