人狼物語 三日月国


45 【R18】雲を泳ぐラッコ

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視点:


【鳴】 志隈

……あれ…ドアの枠で……懸垂してた…元気なお兄さん……ですか…?
お久しぶりです……

[ぎらぎらと照りつける太陽、砂埃の舞った地、
この国の様式とは違うような発展性の低い古びた住居の前に、
10代前半の表情の乏しい子供が立っている。
そちらに気付いたら、目に警戒の色を僅かに滲ませながら、
ぺこりと頭を下げて。

──日差しがあっても暑さを感じる事はなく、
空気は清浄そのもので、息苦しさを感じる事もない。
違和感を覚えるのは容易だろうか。
顔を上げて、一つゆっくりと瞬きすれば、
作った警戒の色は消え。]

……ごめんなさい…冗談です。
ここは月の届かない奥底。
貴方にとってはただの夢なのかもしれません。
何か、俺について知りたい事はありますか?

[あの時出会ったものとも、
それ以上に本来のものとも違うように、
怯えもない少年は話しかける。]
(=0) louz 2020/09/29(Tue) 7:40:22

【鳴】 志隈

[質問があってもなくても、
暫くすると辺りには球体が幾つか現れた。
地面から吸い付いて離れない鈍色の重そうな球体と
ふわりと浮いていて空高くまで飛んでいきそうな淡色の球体。
少年は視線を落とし手慣れた様子で鈍色の球体を磨き始める。

試しに1つと少年は淡色の球体を彼の方へと押しやった。
触れた感触はなくも球体にぶつかったと認識した時、
『見る』『見ない』と文字が浮かび上がり、
見るを選択をすれば彼の脳内に別の光景を見せただろう。]*
(=1) louz 2020/09/29(Tue) 7:40:27
志隈は、メモを貼った。
(a1) louz 2020/09/29(Tue) 7:46:31

【人】 志隈

[あの人の故郷はまだ電気機器などの発展も乏しく、
比較的貧しい国だった。>>1
少年兵は使い捨てられるまではいかないが、贅沢な支給などはない。
傭兵の色は確かに濃く、
志願すれば親の承諾もいらず、働く事が出来る。
とは言え、それは向こうの話であり、平和なこの国は快適な職場だ。
身体能力くらいしか持たないものが活かしやすいそこ。
この職を気に入ってはいるから、言われても変えないが、
少し悩みはする。
普通からは欠けた所があるのは自覚があるから、
あんたに言われればそういうものなのか、とはよくなる。]

…択一報告必要だったか?
名前がわかったら言う気だった。

[甘えるな、探せ。と促されたと認識してるものの、
それを相手が気にしているとは思わなかった。
会おうが話そうが、経過はいらず、成果のみを報告しようと考えていた。
乗り気では無いが、探さなかったらそれはそれで嫌そうに呆れるだろうから、探さない選択は特にない。]
(8) louz 2020/09/29(Tue) 8:39:02

【人】 志隈

[明日にでも聞くと言われれば、再度頷く。>>2
奴さんが探偵の事だと気付いても、
また何か頼むのかとは不思議に思い、疑問は特に出さずに、
再婚してるかの情報が得られるなら助かるなくらいは考え。

酒を呷り、杯を重ねる。
近況だとか、
パルミジャーノチーズを口にして、これ好きなのかとか
他愛ない気になった事を問いかけたりすれば、
時間はすぐに過ぎていき。

年長者に一番風呂を譲るものじゃなかったか、なんて朧気な知識は言えずにいる。
促されるまま、シャワーへと向かい、
寝間着なんて拘ったものではないラフな服装に変えて。]
(9) louz 2020/09/29(Tue) 8:39:09

【人】 志隈


こっちで寝た方がいいのか。
……おやすみ、アジダル。

[戻ってくれば、そちらのベッドに入るスペースは無さそうだった。
共に寝たい気持ちはあれど、
鬱陶しがられて会う口実が無くなることの方が嫌な事で、
一度だけ確認して、大人しくもう片方のベッドに潜り。>>3

挨拶をしてから、室内が暗くなれば、
背中を向けて布団を被り丸くなる。
相手に対する思いは全く関係なく、
ナイフを懐に抱えて寝たい僅かな気分を自覚すれば、
一人寝と変わらず、
やはり練習にはなって無さそうだ。

そこに何か感情を覚えることは無い。
慣れなければ、
続ける理由にはなるとそんなくだらない事を考えながら、
目を閉じて微睡みに落ちていく。]*
(10) louz 2020/09/29(Tue) 8:39:18
志隈は、メモを貼った。
(a2) louz 2020/09/29(Tue) 8:45:44

【鳴】 志隈

──淡色の球体1──

[そこは休憩所だろうか。
小綺麗だが仕事場の様にシンプルな場所。
マッチョな黒髪男に肩を組まれながら、雑誌を見ている無愛想な男がいた。
笑顔なマッチョは無愛想なのに慣れたようで、同僚か或いは友人に見えるか。
マッチョが今度出るボディビル大会のフリーポーズはどれが格好いいか聞いてるようだ。

パラパラとめくっていけば、薄色の髪、青い瞳の壮年の外国マッチョの前で手が止まり。
暫くじっと黙って見つめていた。
視線を奪われてる無愛想な男に、これがいいかなんて声がかけられ。]

…筋肉ありすぎじゃないか?

[そうかー?なんて笑い声とともに大会について話は進んでいく。
よく見れば、無愛想な男から吹き出しが飛び出て、
上半身のみ裸の貴方の姿も浮かんでいる。
カレンダーはつい1ヶ月前くらいを示していたか、
トマト乱痴気の交流後、少しばかり柔くなった男の日常の記憶。]*
(=2) louz 2020/09/29(Tue) 9:09:24

【独】 志隈

目が据わる
(-30) louz 2020/09/30(Wed) 0:47:15

【鳴】 志隈

─淡色の球体2──

[異国の人間達が野外で酒を囲う。
鍛えてる者達からまだ線の細い少年達までいるが、
酔い潰れたのか、体力が切れたのか、死屍累々と言えるような有様。
各々の腕に付いたボロい布が軍である事を辛うじて識別させる。

そんな一角で、栄養の足りてない少年が、
一回り以上年齢差のある男達を据わった目で見ていた。
普段の倍は目つきが悪い。]

未成年を押さえつけて酒瓶を口に突っ込むなんて、悪巫山戯が過ぎるだろう。アルコール中毒になったらどうするつもりだ。それにこの前、全裸にされたあいつが傷物にされたって泣いてたんだが。あ?男だから傷は勲章だ?あんたもひん剥いて軍曹の前に突き出してやろうか?


[普段はセーブして表情が変わらないように努めているが、
無理やり飲まされて許容オーバー。
くどくどと男達に説教を垂れる。
飲ませると面倒くさいと認定されて、
少年兵達が無理に飲まされる事はなくなったようだ。

傷物にされて泣いてたと噂の少年は、何の事かもわからない様子で
笑って友達を見ていた。]*
(=3) louz 2020/09/30(Wed) 1:30:54
志隈は、メモを貼った。
(a6) louz 2020/09/30(Wed) 1:35:47

【人】 志隈

[深い蒼のパジャマに身を包む姿は毎度の事律儀と感じる。>>22
最初、見た時にはまじまじと見つめてしまっただろう。
衣装が変われば新鮮だとは思い、
何故か若干嬉しいの気持ちも湧いていた。

その口から呼ばれるのは好きだった。
シグマであっても、もう一つの別名であっても、構わない。
伸びた手に黒髪を乱されれば、心も同じく乱され。
普段は素っ気ないのに、
たまに優しいのに乱される事にしておこう。
その色合いがあるから、練習を止めたくないのだと。

何時、その手が伸ばされなくなるか。
親として分けられなかった愛情を
多少なり注ごうとしてくれてると仮定しても、
それは脆いものだ。
男を男として見つめていて、親子ではありはしないのだから。


乱れる幅はさほど大きなものでは無い。
何時かを当然の事のように認識している。

背中を丸め、伏せた目。
閉じた意識の中、白い世界の扉を開く。]
(31) louz 2020/09/30(Wed) 8:10:54

【人】 志隈

[扉を開いた、と思ったが、
何処からそんな物が現れたのかは覚えてない。
現実感が無い事に夢かと思えば、曖昧さは気にならなくなる。

だが、聴覚や嗅覚に訴えてくるものは随分リアルだ。
血と硝煙の匂いは嗅ぎ慣れたもの。
てっきり向こうの国での夢かと思えば、見慣れない登場人物。
何処かで見た事のある年若い青年と知らない女性。
辺りには事切れた人間達もいただろうか。

眉一つ顰める事はなく、
先に何処かで見たような方から観察。

不貞腐れて歯をむき出しにした姿は、
どう考えてもアジダルに似ている。
子供は娘だと思っていたが、息子もいたのか、
それとも本人か。
数ヶ月前に10以上も若返って大はしゃぎのアジダルが
目撃されたそうだが、生憎とその時の記憶はこちらにはない。
そもそも幾つかも知らない。

若いアジダルと言えば件の水着で悩殺[語弊あり]した姿を
朧気に考えた時に想像はしたが、
もっと淑やかで色気のあるような姿で
自分の想像から出来たにしては眼の前の存在は齟齬している。

共に寝た時、話に聞いた時は世話役だったか。
件の水着を彼が手にした時よりも、若くはあるのだろう。
若いと言うか、感じる印象は青い。]
(32) louz 2020/09/30(Wed) 8:11:03

【人】 志隈

[不意にその青年がこちらの方に気付く素振りをする。
拳銃を突き付けられてるのにも構わず、
周りを見回したが、該当する登場人物はいなそうだ。
俺に言ってるのか?と不審な目を向けて、
一応無抵抗を示すように両手を挙げる。

弾を避ける、或いは支障のない所に受けて、
接近戦に持ち込んだら勝てる確率はどれくらいだろうか。
最近は平和な国に来ていて鈍っているし、
訓練感覚でやってみたいとさえ思ったが、
2対1が不利なのは明らかで、まずは様子を見る事にして。]

シグマ、だ。
扉を開けたらここにいた。

[質問内容にのみ答えた。
納得はしないだろうが、
嘘ではないしこれ以上聞かれても此方も困る。
お前が誰だ、と聞きたいのは抑えて、青年の後方に視線を向け、
些か無遠慮に上から下まで一周した。

彼女はボスと言われていたか。
野郎ばかりの軍部しか見てこなかったから、
上に立つ女性と言うのは──強い女性は多少新鮮だった。]*
(33) louz 2020/09/30(Wed) 8:11:12
志隈は、メモを貼った。
(a8) louz 2020/09/30(Wed) 8:22:40

【鳴】 志隈

──鈍色の球体1──

[簡素な光源しかない木製の離れ。
線の細い女が疲れ切った様子で、月を見上げている。
『帰りたい』と紡ぐ言葉は、この国の物ではなく、
女の他には夫しかその意味を知らない。

女が暫く故郷に想いを馳せていると
控えめなノックが響いた。
応じるものは無音でも構わず、扉は開かれ、
小学校低学年くらいの子供が姿を表す。]

……しつれい、します……。
またごはん、たべてなかったみたいなので…りんご…もってきました……。

[不格好なうさぎ林檎を乗せた皿を女の近くに置くと、
子どもは正座をして心配そうに様子を窺っている。]

……からだのぐあいは……どう……ですか……?

[女はこの国の言葉を全く理解してない訳ではなかったが、
疲れからか異国語を使う気力はなく、
子供も言葉が返らない事には慣れてる様子。

誰が同情を含んだ視線を向けても顔色の変えない子供は、
女が林檎に手を伸ばすのを見たら、やっと安堵した様に微笑んだ。]*
(=4) louz 2020/09/30(Wed) 21:17:27

【独】 志隈

/*
めも
29-30-1-2
2-3-4-5
5-6-7-8
名前の話は少し置いておいて、2日目に>>=2辺り
後半、十六夜→幸福なあの人辺り?[未定]
(-62) louz 2020/09/30(Wed) 23:47:00

【鳴】 志隈

──鈍色の記憶2──

[怯えた者たちも立派に努めを果たし、
兵達は戦果を上げて帰郷した。

家族があるものは、再会を喜んだ。
友や恋人、知人を持つものも喜びを顕にした。
無愛想な少年を待つ者は普段はいない。
だが、伝えたい事があるのだと、妙齢の女性が少年に近付いた。]

『シグマ!わたし、結婚することになったの!』

[世話になったし言っておこうと思ってと、幸せそうに笑う女。
祝事に少年も喜びを浮かべたが、
同時にズキリと痛む頭を押さえ。
“おめでとう”と言葉にはして幾つか話したが、
すぐに回復しなかった少年は体調が悪いと言い、
日を改めて祝儀を持って行く約束をして、女と別れた。

あの人が幸せで、嬉しい事に偽りはない。
全部忘れて、きっとそれで正解だった。
あの人に呼んで欲しかった存在を捨て去っても。
]*
(=5) louz 2020/10/01(Thu) 21:05:18
志隈は、メモを貼った。
(a12) louz 2020/10/01(Thu) 21:53:29