人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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カストルは、今朝、多めの朝食を よくしらない、どうだっていいひとに渡しました。
(a78) igara 2021/05/30(Sun) 1:34:09

【人】 小さな心 サルガス

>>3:67 >>3:68 昼過ぎ
「い゛、」


 苦悶の声だった。マットレスが跳ね返した体は引き伸ばされたようにぴんと背を張り、
 首は引き抜けそうなほどに後ろに添って後ろ髪をシーツにこすりつけた。
 ひゅうひゅうと細い呼吸をして、隠すように口に手を当てて。
 どうみたって不自然な様子であるのに、なかったことにするようによろよろと身を起こそうとする。

「きょ、うは……どう、した、の?」
(69) redhaguki 2021/05/30(Sun) 1:34:20

【赤】 大好き ルヴァ

一人、体を搔き抱く。

ブラキウムとした、約束があった。
ここを無事に出たら、また二人で会おうって約束が。
そんな未来が来ないことを知っていて、
そんな未来を他ならぬこの手が奪うことを知っていて。
そうやってブラキウムが足掻けば足掻くほど、
大人たちは彼を"見つけやすくなるだろう"という
打算でした約束があった。

ふたりならきっと。
その約束は絶対に、呪いになると思っている。

でも、彼を大切に思う気持ちも本物で、
だからこそ、その大好きな気高さも、大好きな尊厳も、
大好きな笑顔も、大好きな声も。
何もかも、この手で壊すかもしれなくて。

――この手で、ブラキウムに終わりを与えるかもしれないと
知っていてもなお、胸が、恋慕親愛の焦熱で焼ける。

「う……ううううう……」

木に寄りかかるようにして、体を抱いたまま、
ずるずるとへたり込んだ。
(*32) reji2323 2021/05/30(Sun) 1:34:52
ルヘナは、スピカに微笑んだ。
(c90) uni 2021/05/30(Sun) 1:35:26

【赤】 大好き ルヴァ

ごめんなさい、ごめんなさい。
キミが刃を向けようとしている"相手"で、ごめんなさい。

刃を向けられたらきっと、
自分の浅ましい明日を繋ぐために、
君を喜んで殺せる自分で、ごめんなさい。

――なのに、キミのことが大好きで。
……本当にごめんなさい。

表情は、泣いていたのに、嗤っていた。
(*33) reji2323 2021/05/30(Sun) 1:36:12
カストルは、は、スピカが酷い目に合わないように。
(a79) igara 2021/05/30(Sun) 1:37:28

ルヘナは、スピカに手を差し出した。
(c91) uni 2021/05/30(Sun) 1:38:00

【人】 空回る思い メレフ

>>69
「………、おい。サルガス」

背中がマットレスに当たらないように、
サルガスの体に触れながら
体勢を横向きに変えさせる。
起きなくてもいい、と続けて。

「悪い、寝不足なんじゃないかと休ませるつもりだったんだが………何があった?どう見ても、普通じゃないだろ」
(70) otomizu 2021/05/30(Sun) 1:40:14

【人】 小さな心 サルガス

>> 中庭 ルヘナ
「そんなこと、ないよ。まだ、できるよ、ううん、ぼく、まだ、なにもできてやしないけど……。
 でも、でも。ねえ、ルヘナ。まだ、ぼくはきみに、きみたちに。
 なにかできると、おもってもいいだろうか」

 涙声だと言うには、もう震えてかたちもなしていない。聞こえはひどく悪い声だ。
 それは貴方にとっては手遅れのことであり、手抜かりの末のことであるかもしれない。
 それでも、まだ。少年は諦めていなかった。
 そしてあなた達を見つけたいま、目的は人探しから、変わりつつある。
(71) redhaguki 2021/05/30(Sun) 1:40:28
スピカは、ルヘナの顔を見た。
(c92) serikanootto 2021/05/30(Sun) 1:43:21

スピカは、ルヘナの手をおずおずと握った。
(c93) serikanootto 2021/05/30(Sun) 1:43:48

小さな心 サルガスは、メモを貼った。
(a80) redhaguki 2021/05/30(Sun) 1:45:14

【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 空回る思い メレフ


「が、──ッあ、ァあっ、は゛………!
 けほ゛ッ、ん、はァ、〜〜ッ……」

 内壁の全て、その奥まで熱が埋め尽くし、擦られて、
 抜ける寸前まで、腰を一気に引き戻され。

 その一連の間隔がどんどん縮まってくるたび、
 思考が快楽一色に染め上げられていく。

「ん、お゛、んぅッ、〜〜!
   っ、
くはぁ゛ッ……────♡


 鈍痛はもうない。
 この身体は、彼らに抱かれるために、
 作り替えられてしまっているから。

 比較的屈強に育った肉体も、
 教え込まれてしまった感覚も、
 そのすべてが、心に牙をむいて犯し尽す。
 
 諦観を抱き、無力を悔やむことすら奪われてしまう。

 ▼
(-295) backador 2021/05/30(Sun) 1:46:12

【独】 がんばれる スピカ

/* 関係性がなくてみんな見つかった瞬間メモから名前消えて面白かった。
↑この発言には悪意ないです。
もともとそういう造形なので。
むしろなんかいい感じにLikeになってる今が想定外なんだよぉ〜
(-296) serikanootto 2021/05/30(Sun) 1:47:30

【秘】 目明き ブラキウム → 籠絡 イクリール

「……なんだか僕の考えが全部が君の言う通りみたいで癪だな。
とても小等部とは思えない。
どんな生き方をして来たら君みたいな人間が出来上がるんだろうね」

そこにあるのはもう、嫌悪でもなんでもなくて驚嘆だった。

「知らないだけだろうから、知らせてやろうと思ってたんだけどね。
そういう次元の話じゃ無かったし、本当に……はぁ〜〜〜〜」

完全敗北だった。
もはや人間の領分を超えているじゃないかとすら思った。
結局、大それたことは関係ないままふたりのこどものじゃれ合いだったのだろうか……。

「あれだけいろいろ知ってて好きなものを知らないってどうなの……まぁいいや。
好きなもの、好きなもの……ん、甘いものは好きだよ」
(-297) shionsou 2021/05/30(Sun) 1:48:37

【人】 小さな心 サルガス

>>70 昼過ぎ メレフ
「だいじょうぶ、だいじょうぶだ。ああでも午後、おやすみ、もらったんだ。
 だからね、へいき。うごけるよ。みんなのこと、それに、解決のほうほう、さがさなきゃ」

 声は濁り、喉の裏側をえぐるように低く鳴らす。普段のようにアルトは通らない。
 横倒しになった顔は痛みのせいかみるみる紙のように白く青ざめる。
 襟首を広げてみるならば、よくよく見れば白い包帯が覗いていた。

「メレフ、むりに、触らなくていいよ……ころんだ、だけだもの。へいきだよ。
 ねえ、メレフ、あれから、なにかあったんでしょう。きみのほうが、ずっと心配だ」

 それでも。案じ、思い起こすのは朝方の貴方のひどく弱った様子のほうで。
 ななふしのように細い腕に力をかけて、体を起こそうとする。
 なにか、話したいことが、或いはこれからについて、相談したいことがあるのだろうと、
 そればかり気にしているのだ。
(72) redhaguki 2021/05/30(Sun) 1:54:20

【秘】 『使える人間』 ルヘナ → キミの ポルクスと カストル


「え、あ……うん……いってらっしゃい……」

 呆気にとられたまま、とりあえずは返事をして。
 それから、今思い出した全てに対して思考を重ねるために、
 重く口を閉ざす。

 過去の自分は、あなたたちの知性を気に入った。
 過去の自分は、あなたたちの性質が気になった。
 そうして、あなたからこぶしを向けられない位置に収まって、
 あなたたちとともに毎日を過ごしていった。
 クラスの中で、三人きりになったのもその頃だったはずだ。

 彼らが行っていた事実を、自分は見ようとしなかった。
 それがいずれ自分にも牙をむくかもしれないという可能性に、
 これっぽっちも至れなかった。

 そして。
 彼が、どちらであるかについても、
 究明する手段がないことを理由に、気にも留めなかった。


 そうして、彼に『触れる』知性を持っていたからこそ、
 大人に連れて行かれることとなってしまって。

 けれど、それでも。
 嫌いにはなれないのだ。
(-298) uni 2021/05/30(Sun) 1:55:04

【秘】 『使える人間』 ルヘナ → キミの ポルクスと カストル

*カストルとポルクスについて

・もう一度、考えた。

・彼らの悪性を理解した。

・過去の事件を、思い出して。

・それでも、好きだよ。俺の友達。
(-299) uni 2021/05/30(Sun) 2:00:44

【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 空回る思い メレフ


 体液に濡れ、ぎゅ、と縮こまっていた顔が、
 与えられる快感で蕩け始めたのを皮切りに、

 青年の全身に、また大人たちの手が這いまわる。
 辱めるために抱え上げていた体位は、
残酷なことに、

 余すところなく責めを与えるのにも適していて。 

「あ゛ッ、あ、うぅ゛うッ、〜〜ッ♡
 く、るッ、”また”、イッ、は、っ──」

 撫でて、摘んで、擦って、弾いて。
 抽挿は緩まるどころか、より激しさを増して。

 晒された身体の至る所に、刺激が走って──

「────っ!ン゛、───……ッ゛!」

 メレフが来るまで散々弄られた身体は、
 耐えきれずに、昂ぶりを迎える。

 弛緩して、僅かに痙攣する身体に我関せず、
 犯していた男は何度か腰を動かして。

 道具でも扱うかの様に、シェルタンの腸内に吐精した。

 ▼
(-300) backador 2021/05/30(Sun) 2:01:27

【墓】 『使える人間』 ルヘナ

>>中庭 サルガス

「サルガス、お前が望むのならきっとできる。俺にも、俺達にも。
 ……現に今、こうして俺達を見て『くれている』だろ?」

 こうして言葉を語り合うことができる時点で、
 『いなくなった』子供達の救いになるのだと。
 そう、笑って見せる。
 自分が返せる答えはこれしかないけれど。

 そばに行く資格があるのか、躊躇っているけれど。

 小さな友達が、少しずつ成長して行っている姿を、
 とても眩しそうに見ている。
(+65) uni 2021/05/30(Sun) 2:03:28

【秘】 水底はやがて煌めく シェルタン → 空回る思い メレフ


 青年の後孔から、栓が引き抜かれて。
 
こぽり、と、白濁が漏れる。


 そして。大人たちは、そのまま
 シェルタンの身体を、メレフ。

 貴方と、それを囲む男達のすぐ側に、
 力なく横たわらせた。

 
 嘲笑うように。
 まだ終わってないことを伝えるように。
(-301) backador 2021/05/30(Sun) 2:06:25

【人】 空回る思い メレフ

>>72 サルガス
「大丈夫なものか。顔色も悪くなってきた、転んだだけじゃすまない怪我をしたんじゃないのか。
 ……急がなくてもいい、今は休んでいろ」

白い包帯、青白い肌。それに、濁った声。
―――今日の自分を見ているようで。


「……ぼくの話より、お前の話が先だ。
 ベッドに倒れるだけでそれだけの痛みがあるんだ、相当のことがあったんだろう。
 …………今日ばっかりは、聞くまで動かないからな」

無理をしているわけじゃない、と体を起こそうとする腕に触れて。
優しく体を横たわらせる。
ここで自分のことを話してしまえば、口を閉ざし切ってしまう気がして。
(73) otomizu 2021/05/30(Sun) 2:06:44
スピカは、自分の名前を考えた。
(c94) serikanootto 2021/05/30(Sun) 2:07:34

【独】 徒然 シトゥラ

まじで思うんですけど、
この世界俺たちがおしまいなだけでみんなは救われるべきQED

何が起こってるのか狼が一番わかんねぇよ。
そして価値観救えないのは狼が一番だよ
(-302) toumi_ 2021/05/30(Sun) 2:07:46
スピカは、「乙女座」の名を冠している。
(c95) serikanootto 2021/05/30(Sun) 2:09:20

【秘】 『使える人間』 ルヘナ → がんばれる スピカ


 あなたの手を握るルヘナの手は少し震えている。

 
大人に従う子供達の協力者、"魔術師"は、本来であれば力を貸してはならなかった。

 
それはある種の裏切り行為。許されない行い。

 
だからこそ、あなたに背を向けたのに。


 ……大人達に『教え込まれた』身体は、
 まだ他者と触れることへの恐れをもたらしている。

 けれど、それでも。

 
あなたが俺を仲間と思ってくれたから。

 
あなたに少しでも応えたかったんだ。


 
「……城から踏み出す覚悟を決めたのは、お前だよ」
(-303) uni 2021/05/30(Sun) 2:11:19

【秘】 甘夢 イクリール → 目明き ブラキウム

「あら、ごめんなさいね。
 でも、わたしはわたしよ。
 ブラキウムがブラキウムであるようにね。」

形ばかりの謝罪と共に、冗談めかして笑う。
ブラキウムがイクリールの歩んできた道を知らないように、
イクリールもブラキウムの歩んできた道を知らないのだ。
その口から明かされた事以外は。

「案外、知れば考えも変わるかもしれないわ。
 試してみる前から諦めてしまうのは
 もったいないと思わない?ブラキウム。」

考えは変わるかもしれない。
けれどやっぱり、イクリールは変わらないのだろう。
これからもずっと。

「……じゃあ、いつか…
 今やらなければならないことが、落ちついたら。
 好きなお茶請けを持ちよって、みんなでお茶をしましょう。」

いつも言葉を交わす『みんな』で、和やかな一時を。
そんな淡く、脆く、甘い夢。
この約束は、守る事ができるだろうか。
わからない。けれど、イクリールは信じている。
(-304) unforg00 2021/05/30(Sun) 2:12:30

【独】 褐炭 レヴァティ

>>*32 恋慕親愛の焦熱、好き。
(-305) 66111 2021/05/30(Sun) 2:15:07

【置】 褐炭 レヴァティ

(──Wikipediaより)
 


 
「子どもたちが屠殺ごっこをした話」
は、『グリム童話』に収録されていた童話の一編。初版には収録されていたが、あまりにも残酷な内容かつ、教訓性もほとんど感じられない話のため評判が悪く、第二版以降は削除されている。

【第1話】
 

 昔、フリースラントのフリェンチャルという町で、子供たちがそれぞれ役割を分担して"屠殺ごっこ"を始め、"屠殺屋"役の子供が"豚"役の子供の喉(のど)をナイフで刺して殺してしまうという事件が起こった。
 この事件は町の議会にかけられたが、当事者がまだ幼い子供であるため、この子供を死刑にするべきか否かで話し合いは難航した。
 そこで、長老の一人が赤々と熟したリンゴと高価な金貨を左右の手に持ち、「この2つのうち、どちらか1つを子供に取らせてみよう。もし子供がリンゴを選んだら全くの無知無分別ゆえの事故であったと見なして無罪、金貨を選んだら価値判断の分別が備わっていた上での事件と見なして死刑にすればよい」と提案した。
 果たして判定の当日、"屠殺屋"役の子供は笑いながら当然のようにリンゴを取り、子供は無罪放免となった。

【第2話】
 

 父親が食用のために豚を屠殺する様を見た兄弟が、父親の真似をして"屠殺ごっこ"を始め、"屠殺屋"役の兄が"豚"役の弟の喉をナイフで刺して殺してしまった。
 まだ赤ん坊の末子を風呂に入れていた母親は、弟の悲鳴を聞いて駆け付けると激情にかられ、弟の喉に刺さっていたナイフで兄の心臓を刺して殺した。
 さらに、そうして目を離した隙に末子が浴槽で溺れ死んでしまったのに気づき、母親は悲しみのあまり首を吊って死んだ。
 しばらくして畑仕事から戻って来た父親はこれらの惨劇を目の当たりにし、あまりの衝撃に気が狂って間もなく死んでしまった。

 結局、その家族は誰一人生き残らなかった。
(L8) 66111 2021/05/30(Sun) 2:20:02
公開: 2021/05/30(Sun) 2:20:00

【人】 小さな心 サルガス

>> 中庭 ルヘナ
「……うん。きっと、できるよね。ぼく、がんばるよ。がんばらせてほしい。
 そのために、ここへ来たんだもの」

 貴方の方へも、歩み寄って手を伸ばして。握り返してくるものがあると信じている。
 少しだけ笑顔を作ったけれど、それはすぐに真剣な表情に置き換えられた。

「ルヘナ。ぼくも、きみも。ここにいるよ。きみの傍に、ぼくはいるよ」
(74) redhaguki 2021/05/30(Sun) 2:21:14

【独】 『使える人間』 ルヘナ


 お願いだ、俺の友達、
 小さい小さい俺の友達、

 俺はお前の隣に立てないのに、
 どうして俺のそばに、お前が、

 ……お前だけじゃない、
 どうして皆、俺のそばにいてくれるの。
(-306) uni 2021/05/30(Sun) 2:26:45

【秘】 空回る思い メレフ → 徒然 シトゥラ

「…………ぼくは、それでも。
 …それでも、ここがある限り変わらないことばかりだと思う。

 
じゃあまともな大人に話を聞いてもらう?まともじゃない大人に聞かれて、もみ消されて終わりだ。
 

 ああ……姉さんみたいな被害が出ないなら、それもいいのか?」

この数年――――おおよそ人生の半分以上を復讐に執着していた少年は。
ぶつぶつと、浮ついたように呟いている。

「ぼくは、ぼくがどうなっても 悪いやつを 罪を犯したやつらを………
 それから、
死ぬつもり
で ずっと

 …………そういうなら、お前は、幸せな終わりを考えてるのかよ、ちゃんと」
(-307) otomizu 2021/05/30(Sun) 2:29:15
カストルは、クッキーの缶を抱えて自室の前でしゃがみこみ悶えました。
(a81) igara 2021/05/30(Sun) 2:30:53

【人】 小さな心 サルガス

>>73 昼過ぎ メレフ
「……がんこ、なんだもんな。ぼくも、そうみえるのかもしれないけれど。
 ぼく、あんまりだれかに話すの、とくいじゃないんだ。……お兄ちゃんだもの」

 いつでも、一人きりで頑張ろうとしていたのは、それが自分が立っていられる理由だから。
 口にしてしまえばそこから瓦解してしまいそうで。
 話し始めるまではさらに随分時間が掛かった。どうしても、誤魔化してしまいたいように。
 黙りこくっていれば背中に隠していられるのではないかと、状況は拮抗していた。
 それがずいぶんと続いて、埒が明かなくなってしまってから、ようやく口を開いた。

「……教員棟を、さがしてみてたんだ。
 こんなにたくさんいなくなったから、一人くらいは見つかるかもしれないと思って。
 森の中にひとをかくすのは、たいへんだから、そっちじゃないかなってかんがえたんだ」
(75) redhaguki 2021/05/30(Sun) 2:33:35

【秘】 徒然 シトゥラ → 水底はやがて煌めく シェルタン

「愛なんてなかった、……そう。
 そうか。……大人で違うのかないや、わからないか。
 ありがとう教えてくれて、……そして、辛かったのならごめん。
 気づいてあげられなかったから、『悪い大人』のもとに連れて行かれることを」

 盲目的な大人への信頼、
 全てが消えるものではないが一つ一つにほころびができて。
 自分のしたことに悔いはないとも
 あなたには辛い思いはさせたくなかった本心が揺れている

「時間……?
 好きにすればいいさ、
 いい子のボクは子供たちが好きで、大人が好きなんだから。

 そういえば夢ができてね。
 そのために、ボクは大人の言うことを聞き続けることにしたんだ。
 だから止まることはできない。
 もし止められることができたらそのときは、
 本当に正しいことがわかるときだ」
(-308) toumi_ 2021/05/30(Sun) 2:41:30

【秘】 徒然 シトゥラ → 水底はやがて煌めく シェルタン

「壊れているんだよ、今のボクは。
 それでも、みんなに会いたい。そして"救いたい"。
 子供の力だけでできやしない。
 だから……"大人"になろうと思っている」

「みんなを見ても責められない、手を差し伸べられる大人になる。
 その為になら、愛されなくたって構わないんだ。
 だから、シェン。
 あなたには止められない、その代わりあなたも止めない。
 ……なにかほしいものがあったら教えて」

「できる限り、用意するから。
 それか……ボクたちがうまく行けばご褒美をもらえるんだ。
 なにをしたいのか、納得させてくれたら手伝ってあげる」

「ボクは、まだ、あいされたい」
(-309) toumi_ 2021/05/30(Sun) 2:43:07

【墓】 『使える人間』 ルヘナ

>>中庭 サルガス

 差し出された手を取ろうとして、一度止まる。
 昨日は自然とルヘナ自身から差し出されていたはずの、
 
震えた手が一瞬躊躇って、

 ……ほんの数秒だけではあるが、そっと握り返して。

「……俺には、もったいない言葉だよ……ありがとう」

 なんとか、絞り出すようにそれだけ。
 感謝の言葉を絞り出した。
(+66) uni 2021/05/30(Sun) 2:46:03

【秘】 がんばれる スピカ → 『使える人間』 ルヘナ

あなたの震えが、伝わってくる。
無理させているのはわかる。
でも、だからこそ、安心させたい。
そう思って、あなたの手を強く、
ぎゅっと握った。

食堂のパン作りに少し関わっていただけの、風紀委員。
『悪い大人』にも全く関わりのなかった彼女には、
あなたの背負ってきたものも、
あなたの受けた仕打ちも、何ら軽くすることはできないけれど。

「私、もっと頑張れるのよ。
 もちろん、あなたのためにもね。
 だから、頼ってほしいわ」
(-310) serikanootto 2021/05/30(Sun) 2:47:28
スピカは、ルヘナの手を、しっかりと握った。
(c96) serikanootto 2021/05/30(Sun) 2:49:29

スピカは、ルヘナのためならもっともっと頑張れる。
(c97) serikanootto 2021/05/30(Sun) 2:51:17

【秘】 徒然 シトゥラ → 空回る思い メレフ

「……ボクが壊れない限りやってみせるよ。
 それ以上にきっといい案はあると思う、
 この施設を変えようとする子どもたちや
 メレフが言ったような"大人"はいる」

「気の長い話で待てないのならば、また考え直すから。
 ……メレフ。どうか死んだり、無茶をしないで。

 子供のボクができることができなくてごめんね。
 頼れる大人を知らなくてごめんね。
 幸せは、もうわからないから……
 ボクは大人に都合のいい存在として
 早くみんなに手を差し伸べられるようになることだけを目指すよ」

 それしか、できることがないんだ。
 弱い子供一人で、できることなんて限られている
(-311) toumi_ 2021/05/30(Sun) 2:54:05
がんばれる スピカは、メモを貼った。
(c98) serikanootto 2021/05/30(Sun) 2:55:33

【独】 『使える人間』 ルヘナ

 カストルとポルクスはずっと近くにいた。
 メレフに近づいた。たまたまそばにいたから。
 ルヴァに近づいた。守ってくれるといったから。
 レヴァティに近づいた。心が乱されたから。
 シトゥラに近づいた。ずっと前から近かった。
 シェルタンに近づいた。連れて行かれると知ったから。
 ブラキウムに近づいた。たまたま興味が湧いたから。
 サルガスに近づいた。小さくてあたたかかったから。
 イクリールに近づいた。近しいものを持つ子だから。
 スピカに近づいた。報われてほしいと願ったから。

 ……他の誰が『いなくなって』もいいと思っていた。
 知識さえ満たされれば関係ないと思っていた。
 俺自身が『いなくなる』ことだって気に留めていなかった。
 『いなくなった』ところで特に問題がないと思っていた。

 なのに、ただ知識欲のままに関わったはずの人達が、
 もたらしてくれた情の眩しさとあたたかさに震えている。

 こころがいたい。
 いきがくるしい。

 俺だけは、お前たちのそばにいちゃいけないんだよ。
(-312) uni 2021/05/30(Sun) 3:00:24