人狼物語 三日月国


73 【誰歓突発RP】私設圖書館 うつぎ 其漆【R18】

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【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[ジンジャークッキーだけじゃなく
 犬の形に抜かれたペッパーチーズクッキーや
 全身真っ黒なチョコマフィン、
 アールグレイマカロン、なんてのもある。

 あの子は何が好きだろう。
 ─────いやいや、選んでどうする。

 ショーケースから視線を移すと
 信じられないものを見た、と目を丸めた
 店主とぱっちり目が合う。]


  「甘いの嫌いじゃなかったっけ?」


[それとも……?なんて意趣返しの詮索に
 ぎろりと睨み返して。
 店主はくすくす笑うと、ショーケースの中から
 デコレーションされたカップケーキを掴んで
 そっと俺の方に押しやった。]
(25) シュレッダー 2021/05/20(Thu) 19:12:14

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介




  「女の子の好きそうな、映え、ってやつ。」


[気に入ったならデートしに来なよ、と。
 こいつも大概お節介だ。]
(26) シュレッダー 2021/05/20(Thu) 19:12:38

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[そして、カップケーキをもらったその日に
 また店頭に花が咲く。

 ふわ、と薫るコーヒーの香りに
 先週の言葉を思い出して、つい頬が緩んだ。]


  人の言うこと聞かねェくせに
  律儀なもんだね、まったく。


[そう笑いながらも、小花を散らした皿に
 ちょん、とふたつ、カップケーキを添えようか。
 ひとつは薄い紫色のバタークリームに
 カラフルなマーブルチョコが乗っていて
 もうひとつは今日に上のバタークリームに
 にょん、とうさぎの耳を突き立てたもの。

 これを見たら笑いやしないか、気が気じゃなくて
 俺はまだお嬢さんの企みに気付かない。

 す、とチケットが差し出されたなら
 目を丸くして─────]
(27) シュレッダー 2021/05/20(Thu) 19:12:59

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  こういうの、興味あったんか。


[隣町の美術館で開催されている
 『香水瓶の歴史』というタイトルと
 お嬢さんの顔を見比べて、問う。

 正直に言うと美術館巡りは好きだ。
 この仕事をする前から、ずっと。
 でもお嬢さんが興味もないなら
 このチケットを持ってきた理由は明白。
 受け取らない方がきっと懸命だろう。
 いや、でも、
イキタイ……ッ!


 お嬢さんの目の前で、ゆらゆら。
 唇を噛み締めながら迷う。]*
(28) シュレッダー 2021/05/20(Thu) 19:14:16

【独】 西園寺 飛鳥

/*
うわーーー!!!!!!好き!!!!!!!
(-2) ななと 2021/05/20(Thu) 19:53:18

【独】 西園寺 飛鳥

/*
ときどきでてくる菊太くんにもどきどきするのよね…すきだよ…
(-3) ななと 2021/05/20(Thu) 19:54:03

【独】 西園寺 飛鳥

/*
いやほんまつかれた体に染み渡る推し
(-4) ななと 2021/05/20(Thu) 19:54:17

【独】 絵描き ルナリア

/*
そういえば、完ソロル処女です。

文章が浮かばない時は休むこと。
(-5) どあ 2021/05/21(Fri) 9:58:12

【人】 西園寺 飛鳥


[きっと、うまく伝わってない。
 江戸川さんは怖がりだから。
 私のことが嫌いなら、お茶菓子なんて用意しない
 だろうし、お茶なんて出してくれるわけない。
 悪態をつきながらも毎週毎週迎え入れてくれるのは
 女として、じゃなかったとしても。
 妹のよう、だったとしても
 少なからず好意を抱いてくれているからだと
 私は思っているのに。

 ならば、それをどうすればW異性Wとして
 見てもらえるようになるのか。恋人の候補として
 彼の人生の一部になることを許されるのか
 毎晩のように悩むのだ。

 友人に相談したとて、有益な情報や案は
 今のところ出てこない。
 強硬手段、も友人の軽口ではあったのだけれど
 できればそれはとりたくはなかった。]

 
(29) ななと 2021/05/21(Fri) 21:01:01

【人】 西園寺 飛鳥


[心が欲しい。彼の。
 好きになってほしい。
 熱のこもった視線で見つめてほしい。
 別の誰かに私が行こうとしたら
 引き止めて、抱きしめてほしい。
 人生全てをくださいと口に出しているわけでは
 ないのだから、そこのところちょっとだけ
 くれたりしないかなって。
 控えめでしょって思うのだけれど、まあ
 もちろん現実はそううまくはいかないのだ。

 今日こそ、振り向いてもらえますようにと
 願掛けしながら開く扉。]

 
(30) ななと 2021/05/21(Fri) 21:01:20

【人】 西園寺 飛鳥


[持ってきたコーヒーを手渡すと、緩んだ頬に、
 きゅん、と心根が掴まれるよう。
 愛おしさが溢れて、自然と表情は綻んだ。]


   今日も冷やかしって思ってる?

   律儀な冷やかし客だなーって?


[と首を傾げて見せながら、いつもの席につけば、
 小皿に乗った可愛らしいカップケーキが
 テーブルをすべって出てきただろうか。

 そうしたら、わたしはそれを見つめて、
 ぱちくりと目を瞬かせてから、
 江戸川さんの方を見上げるだろう。]
 
(31) ななと 2021/05/21(Fri) 21:01:36

【人】 西園寺 飛鳥




   ───すっごいかわいいんだけど!
   え!なにこれ!写真撮っていい?


[とあからさまに一つ声のトーンが上がる。
 はしゃいでスマホを取り出せば、
 回答よりも先に一枚パシャリと納めた。
 それから、にへ、とした笑みを向けて
 ちょいちょい、と手招き。
 こちらにきてくれないなら仕方ない。
 立ち上がってそちらに歩いて行き、
 左手の手指で器用にスマートフォンを持って
 くいっと彼の腕を引きながら軽く背伸びすれば
 長押しで連写。そうすれば、1枚くらいは
 ブレていないツーショットを
 納めることができただろうか。
 その距離にすぐに頬は緩んで。]
 
(32) ななと 2021/05/21(Fri) 21:01:51

【人】 西園寺 飛鳥




    隙だらけですよ、お兄さん

    そういうとこも好きだけど


[と、悪戯の成功した子供みたいな笑みを浮かべて
 そそくさと席へと戻ろうか。
 先程の写真は消せと言われても絶対に消さないし、
 むしろ「ロック画面にしよ」と鼻歌混じりに
 スマホを操作し始めるだろう。
 ちなみになぜ急に写真なのかと問われれば、
 「今めっちゃ好きだなって思って、この瞬間を
 撮りたいって思ったから!」と肩をすくめる。]


    えーでもほんとかわいくて、
    なんか食べるのもったいないな


[そうはしゃぎなから。
 コーヒーのいい香りを鼻腔に吸い込み、
 ティータイム…もといコーヒータイムをはじめよう。]
 
(33) ななと 2021/05/21(Fri) 21:02:22

【人】 西園寺 飛鳥



[相変わらずつれない江戸川さんに、
 今日はとっておきのお誘いがある。
 カバンの中に忍ばせた、2枚のチケット。]


   あ、そうだ


[と前置きしてそれを取り出せば、
 す、と2枚、差し出して。
 そうしたら、びっくりしたように問いかけが
 されるから、目を柔く細めて。]


   綺麗なものは好きだから。
   香水も、結構好きだし。


[…で。]
 
(34) ななと 2021/05/21(Fri) 21:02:37

【人】 西園寺 飛鳥




   わたしとデート、しませんか?


[そう言って、差し出したチケットを引き寄せ、
 その影からちらりと顔を覗かせて、
 そちらをじいっと見つめよう。

 唇を噛み締めながらこちらを見ているのが
 わかれば、眉尻をそっと下げて。]
 
(35) ななと 2021/05/21(Fri) 21:02:52

【人】 西園寺 飛鳥




   …そんなに気負わなくても。


[唇をとがらせて、少しばかり
 困ったように笑ってみせる。
 それでも彼が手に取ってくれないなら、
 ふぅ、とひとつ息を吐いて、チケットを
 一度膝の上に下げるだろう。]


   ───展示に興味がないわけでは
   ないよね、そのリアクション的に。

   つまり、今引っかかってるのは、
   私とお出かけするってとこだよね。


[唇を結んで、ゆらゆら、今度はこちらが迷う番。
 私も2人じゃまずいなにかがあるのか。
 それとも、この隔たりを超えることになる、と
 彼は思っているのか。
 あくまで冷やかし客と店主の位置付けを
 崩したくない、のだろうか。

 ふぅ、と息を吐いて、また、眉尻を下げて笑って]
 
(36) ななと 2021/05/21(Fri) 21:03:07

【人】 西園寺 飛鳥




    ───あげる。


[膝の上に置いたチケットをテーブルに
 そっとのせて、そちらへスライド。
 パッと手を離して、コーヒーカップをとり、
 一口飲んだ。さっきより少し苦いかも。]


   江戸川さんの好きな人と行って。

   もちろん、わたしでもいいけど。
   お誘いはいつでも待ってるから。


[と肩をすくめてもう一口。
 ゆらゆら、揺れる水面に視線を落として]
 
(37) ななと 2021/05/21(Fri) 21:03:23

【人】 西園寺 飛鳥



   まだ、お客さんでいてあげる。


[そう、茶目っ気を含んで微笑んだ。]*
 
(38) ななと 2021/05/21(Fri) 21:03:44

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

/*
ふぁーーーーーーーーーーーーーーん>>29>>30
(-6) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 21:15:42

【独】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

/*
なんか人魚姫みたいだ……綺麗なシーグラスみたいにぽつぽつ、ログの波に洗われている感じが……ををん……
(-7) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 21:17:03

【人】 絵描き ルナリア

 

  時間は穏やかに進んでいく。
  その空間には、私だけが存在している、
  わけではなく。
  いつの間にか、彼がそこにいるから
  それが当たり前のようになっていって。

  注いでくれたお茶を飲んだり。
  誘ってもらって食事をしたり。
  毎日の生活が、彼に侵食されているのだ
  気が付かぬうちに。
 
(39) どあ 2021/05/21(Fri) 21:29:01

【人】 絵描き ルナリア


  気がついたのは、
  いつものように絵を描いている時のこと。
  ふと隣を見て、いつもいた存在がいなかったから。

  そういえば、お腹がすいた。
  そういえば、喉が渇いた。

  最近は感じていなかったように思うこと。
  久方ぶりに感じてしまい、
  琥珀の目をぱちぱちと瞬いた。
 
(40) どあ 2021/05/21(Fri) 21:30:20

【人】 絵描き ルナリア



  どうしてこうなっているのか?
  その疑問がまず浮かぶのは、人からしたら
  鈍臭いと言われるものかもしれない。

  でも、私はこうだから
  ひとつひとつ、考えるしかないのだ。

  絵を描いていたから、とか。
  食べたり飲んだりしてないから、とか。
  …… 彼がいないから、とか。
 
(41) どあ 2021/05/21(Fri) 21:30:39

【人】 絵描き ルナリア



  頭の中で糸を繋ぎ合わせていって
  また、目を瞬いて、現状を理解する。
  
  そう、彼がいない。
  改めて横を見て、いないことを確認して。


   「 なんで? 」


  あの時言えなかった疑問の言葉を>>20
  やっと、口に出したのだ。**
 
(42) どあ 2021/05/21(Fri) 21:31:29

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[カップケーキは、俺の想定していたよりも
 大きな反応を齎した。
 年頃の女の子がはしゃぐ様を
 こんな目の前で見た事がなくて
 俺はつい、くしゃり、と顔を歪めてしまうんだ。

 だから、きっと連写の中の俺は
 6割くらいは笑っている─────かも。]


  ……お嬢さん相手に気張ったりしねェや。


[残りの4割の困り顔のまま捨て台詞。
 この子相手に舌戦を挑むのは負け戦。
 悪い男に捕まりかけてる時の
 「彼氏なう」には構わないけれど
 この子の待受はそういうんじゃないだろう。]
(43) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:30:01

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  それは、


[好きだと思ったのはカップケーキか、それとも。
 聞き返せない俺は語尾を濁して
 「そうかい」と小さく呟いた。

 気に入ったんなら、行かないか。
 知り合いのやってる店でな……
 なんて、繋げてしまえば
 きっともっと喜ぶ顔が見れるんじゃないか。


 分かっていても、踏み込めない。
 踏み込んじゃならない。]
(44) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:31:09

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[古いものの匂いを払うように
 ふわ、と焼き菓子とコーヒーの香りが
 二人の空気を満たしていく。

 そんな中のお誘い。
 やっぱりそういうことか、と
 渋面を作れば、チケットの隙間から
 心の迷いを見透かしたように
 お嬢さんはちょんと口をとがらせる。

 問い掛けには、YesともNoとも返せない。
 む、と口を噛んだまま言葉を探しに心の底へ。

 何故こんな態度を取るのか
 言うべきか、否か。
 俺が迷ううち、ぱさり、とデートのチケットは
 カウンターの上に散った。]
(45) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:31:38

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介




  ─────おい。


[困った顔のまま、コーヒーへ口付けた
 お嬢さんを向いて、唸る。

 あげるッつったって、
 そんなの、受け取れるはずがない。
 どんなに欲しいものであったって
 ここでお嬢さんからチケット巻き上げて
 一体何が楽しいっていうんだ。
 違う違う。そんな顔して欲しいんじゃない。
 俺は─────]


  …………お客さんでいてやるッて、
  ひとつも買ったことねェじゃねェか。


[ひどくいがらっぽい声で絞り出して
 俺はコーヒーを一口飲んだ。
 笑おうとして、唇が動かない。]
(46) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:32:35

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介

[コンマ一つ分の沈黙の後
 俺は小皿の花を見つめながら切り出した。]


  ─────姉が、いてな。
  5個上の。


[緩く巻いた茶髪の似合う明るい人。
 瞼に浮かぶ彼女の顔は笑っているか、
 それともどんよりと曇っているか。]


  俺が大学に上がったその年、
  突然腹に子どもをこさえて仕事を辞めた。
  相手は職場の上司で、妻子もいてンのに。


[カウンターを無意味に掻いていた指先から
 まっすぐ、お嬢さんへと視線を向ける。]
(47) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:33:40

【人】 『伽藍堂』 江戸川 颯介



  それでも「愛してるって言われた」からって
  一途にトンズラこきやがった男を待ってたけど
  愛した男は知らぬ存ぜぬを貫いて
  姉ンとこにゃ、男の奥さんからの
  慰謝料請求しか来なかったよ。

  ……まァ、後はお察し、ってやつ。


[愛を信じ続けた姉を中心に、
 ボロボロと家が崩れていった。
 あんなのは、もう二度とごめんだ。]
(48) シュレッダー 2021/05/21(Fri) 22:48:10