…お待たせ、おいで

[ペニスに手を添えて誘えば、君は腰を上げて近づいてきたかな。
君の入口と俺の先端が、キスするように触れ合う。
……あ、いいな。コレ。もどかしさもあるけど、好きかも。
二人の体液がちょうど合わさって、ぬるぬるして気持ちいい。
お互いに距離を測りあって、入れる寸前の所で触れ合う。
先端を向ける角度を上げて、君の肉芽も撫でてあげる]

　……───、

[なんて、思うけど。すぐに焦れて腰が疼きだす。
眉間が少し寄って、耐えるようにゆっくりと瞬きを一つ。
今すぐ君に突っ込みたいけど、君も同じ気持ちじゃない？
伏せた目を上げ、君と視線を合わせると、困惑しきった笑みを浮かべる]

　君の思い通りになった？…それとも、もう少し…？

[こちょこちょと先端で肉襞の内側を擽る。
先に音を上げるのは、…───どっち、かな？**]

[そうして腰を打ち付ける様に、
挿入の時みたいに激しく責められたら、
彼の声>>?4が鍵となって錠が開かれる様に、
快楽の果てが、身体を全部支配してしまった。

気持ちよかった？ってまた聞かれてしまう。
多分、そう見えなかった訳ではないだろうから、
確かめたい――気持ちはすごくわかる――とか、
言わせたいのかな、とぼんやり思ったけど、自分は首を振って違う事>>?1を言ってしまった。
彼の手>>?5に撫でられるそこは、
気持ちよかったと静かに震えていたのに]

[おいでと誘う声も、自分の耳には酷く甘ったるく響く。
早鐘の様な鼓動を秘めながら彼の肩と胸に手を添え、
彼の手が支えてくれる屹立に腰を寄せる。
お互いの表皮が触れればぴくりと一度止まり、
もう少し粘液が触れるところへ進めると、
ちゅ、とキスをしているみたいだった]


　　んっ……


[さっきまでの強い快楽とはまた別で、
この触れ合いは、甘美な誘惑だった。
手でも唇でも彼の先端には触れたけれど、
襞で触れるとこんな感じなんだと……

……もっと奥なら、どうなんだろう。
ゴム越しじゃない先輩は、どんな感じなんだろう。

ゆるゆると腰を動かして入り口を擦り付け続けるけれど、
彼の手で動いた先端が芽を撫でると、ぴくんと揺れた反動で腰を落としてしまいそうになる。

このまま、腰を彼に近付けていけば、
どうなってしまうんだろう。
止められるだろうか、それとも一緒に、
いけないところまで堕ちてしまうだろうか……]

[ふぅふぅと小さく息を漏らしながら彼の顔を見下ろすと、
苦しそうな色が見て取れる。
きっと、自分も同じ様な顔をしている。

伏せられていた睫毛が上がって、翡翠色の瞳が見えると、
こんな時なのに、きれいだ、と思った。
掛けるべき言葉を探しもせず、擦れるキスと瞳に溺れていたら、
困った顔で笑う彼が口を開いた]

[もう少し>>?8……もう少し欲しい。
もう少し知りたい。
でもそれは駄目だから、ここで引かないと危険だと思った]


　　うぅ……


[なのに内襞の柔らかいところを擽られて>>?8、
我慢ができなくなって、

つぷりと、先端を少しだけ、襞の奥へ潜らせた。
ぞく、と震えたのは背中だけではなかったと思う。
駄目だとわかっているから、そこで耐えて、止まったけれど、
薄膜越しにしか知らなかった感触を膣で知れて、
………嬉しいと思ってしまった]

[物欲しい子宮に感化された表情と声は、蕩けて言葉を紡ぐ]


　　この、まま、
　　突っ込まれて、
　　奥まで……
　　めちゃくちゃに、されたい……





　　……でも、でも
　　駄目、ですね……今は、だめ……


[ゆるく目を瞑って、重い腰をゆっくり持ち上げて、
ちゅぷと音を立てながら咥えた先端を解放する]

[この状況は俺も大概辛いけど、向かい合わせにいる
君も同じように辛そうだ。
堪えるように呻いて>>?12君の腰が少し、落ちる]

　…あっ

[思わず声が出た。先っぽだけ今、むちゃくちゃ気持ちいい。
さっき、初めて君の口に含んでもらった時と似た感覚。
口の中も気持ちよかったけど、下の方も温かな粘膜が、
柔らかく先端をしっぽりと包んできて、蕩けそうになる。

ああ、でも、この状況は狂おしいな。
気持ちいいのに、我慢しないといけなくて辛い。
越えてしまいたいのに、理性がギリギリ境界で押し留めている]

[この状況に耐えきれなくなったのか、君の本音が
ぽろぽろと溢れだす>>?13]

　……もう、…君がそんな事を言うなんて…

[多分、俺も泣きそうな顔しただろうな。
性的に焦れて泣きそうって部分も少なからずだけど、
君から切ない気持ちを吐露されれば、
心臓を鷲掴みにされた心地になる]


　…ああ、…君のこと…本当に、
　好きだよ…心から、


　　　　

　

　…あぁ…深い、な……

[君が重みをかけると、より深く、繋がれた気がする。
やっと、君と一つになれた。
君の柔肉と温もりに包まれて、気持ちよくて多幸感で
身も心も蕩けそうになる。粘膜だけが唯一遮られているけど、
それ以外は君の口の中とほぼ、おんなじだ]

　…ねぇ、見てよ…、ピッタリくっついてる

[君を促して、一緒に結合部を見る。
君と俺、完全に合わさって、隙間なく繋がっているのが
見えるよね。
君の下腹に掌を押し付け、中に埋め込まれた自身の存在を
確かめる。
ようやく満足して手を離すと、腰に両腕を回して、
君の顔を見上げた]

　
　動く…？　好きにして、いいよ…
　
　好き勝手に動いて、気持ちよくなって、
　めちゃくちゃに乱れた君を、


　　　

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