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【秘】 月鏡 アオツキ → 不遜 リアン個人面談という名目でアオツキは君を呼び出した。 実習生として一人の人間として、不自然の無いように。 授業が終わったあとの時間にでも、 個人の時間を奪いすぎないよう、皆に行うことだと改めて伝える。 当日。 いくつかの形だけの書類と筆記具を持ち、指定の空き教室でアオツキは佇んでいた。 /* ジャステシアのいなくなった当日で、時系列は都合のよいときで構いません。 置きレスで問題ありませんのでよろしくお願い致します! (-3) toumi_ 2022/04/30(Sat) 21:50:03 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット「恵まれて欲しい? おやおや〜 そんなに好いてもらえていましたか」 やはりたった少しだけ年上なだけの人間に 頼ろうと思うことが難しいのだ。 「頑張ってるだなんて、当たり前のことなんですよ? この頑張りの先に待っている先生になるための特訓で、勉強。 その分お駄賃は、もらっては……ないですが」 誰も救えない、与えられない。 出来ることなんて限られている。 「それに付き合わされているのは君たちですよ〜。 でも、嬉しいですね〜〜。改めて言われると元気が出ます。 いたわってくれる人なんて少ないですから」 尽くす理由があるから尽くして、対価を得る。 「だから無駄にしませんよ、この全部の時間を」 これは労働だ、義務だ。そう思って接することが ――平等で、誰も不幸にならない時間を作ることに繋がる。 そう、考えていないと。私は。 (-15) toumi_ 2022/04/30(Sat) 23:24:11 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット「どういたしまして、バットくん」 おやすみなさいも、おはようも、 その言葉を交わせる日が一日でも多ければそれで十分です。 甘い香りに、暖かな布団の中で、優しい言葉を握る。 本当に、私には十分すぎて困ってしまっていた。 (-16) toumi_ 2022/04/30(Sat) 23:28:21 |
【人】 月鏡 アオツキ「今日も美味しかったですね、え? 味わっていましたよ。 みんなの残り物を食べるために早く食べているんです」 先ほどまで座っていた席を立って、手を振り生徒に別れを告げる。 目が合えば、首をかしげて、その視線の問いに答えまた離れて。 「今日の味付けですか? 数日前のものよりソースが濃かったような…… 私達が通っていた数年前から変わりませんけどね〜」 漸く。やってきたのは赤色の髪の隣だ。 >>16 フィウクス 「おはようございます。フィウクスくん。 そういえば、先日の食事の件の理由を君の口から聞く時間がありませんでした。 詳しく教えてくれませんか?」 言いたくないないと突っぱねればそれまでと。 なんでもないように君に尋ねるその表情からは、相変わらず感情はうかがえない。 (19) toumi_ 2022/04/30(Sat) 23:51:48 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 高等部 ラピスすっと、君の元へと一通の手紙が送られた。 偶然授業の補助をしていたアオツキの手から送られたそれは、 白紙の目立たない便箋で。 『近日、個人面談をしたいのですが、受けてくれますか? 放課後空き教室にて行う予定です、希望があれば変えましょう』 正規の学校行事ても進路相談でもない。 アオツキ独断のものだとはすぐに気づくことができるだろう。 (-19) toumi_ 2022/04/30(Sat) 23:55:25 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 高等部 ラピス人面談という名目でアオツキは君を呼び出した。 実習生として一人の人間として、不自然の無いように。 授業が終わったあとの時間にでも、 個人の時間を奪いすぎないよう、皆に行うことだと改めて伝える。 当日。 いくつかの形だけの書類と筆記具を持ち、指定の空き教室でアオツキは佇んでいた。 「わあ、やっぱり目の前にすると可愛い。 突然よんで驚かせましたか? ラピスさん、寮長としてしっかりとお仕事をして とおっても偉いって聞いてます〜。 怒ることもないですし、ただ――少しお話ししましょう。 先生でも同級生でもない不思議な私と」 台詞とは裏腹に無表情に。 首をかしげた実習生は貴方を手招いた。 /* ジャステシアのいなくなった当日で、時系列は都合のよいときで構いません。 置きレスで問題ありませんのでよろしくお願い致します! (-23) toumi_ 2022/05/01(Sun) 0:29:10 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 不遜 リアン「好きで良いですよ〜 だって」 「私 まだ先生ではないですからね。どうぞ〜」 先生になろうとしているらしい男はわかりやすく髪を揺らして、席を促した。 一つ笑えでもしたら愛嬌があるだろう容姿は、今日も頬が固い。 「リアンくん……ここで問題です。 ――今日はどんな理由で呼び出されたか、 思いつくことはありますか?」 皆に聞いてる、と言いながらも、あえて聞くような態度。 これはブラフでもなく冗談に入るのだが、なんとも声色では伝わりにくい。 (-26) toumi_ 2022/05/01(Sun) 0:37:45 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス/* ごきげんよう、父親はアロサウスです。母親はコハクです。 そうですねせっかくなので聞いて行きたいと思います。 どんなものにも巻き込んでください。 その結果RPが180度変更になることがありますが、その際は骨格矯正に通うことにいたします。 (-28) toumi_ 2022/05/01(Sun) 0:48:46 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 不遜 リアン「目上の人を目上と扱い、生徒とは違う立場だとわかっていれば良いと思いますよ〜」 「先輩扱いは正解です」 もしくは、他人でも"正しい"。とまでは言わないが。 呼び方よりも、態度だ。とアオツキは暗に伝えた。 「……そうですか〜。 思い当たることがないのはなにより。 ジャステシアさんのことを生徒の皆さんに訪ねるのは盲点でしたね。 生徒のことを一番知っているのは生徒、ごもっともです」 「……今回の件に関しては、 私よりも上の先生方は事情を知っているようでした。 しかし、いち実習生にすべてを知らせてくれるわけでもなく。 尋ねて返答を待っているところです、 もっとも時間がたてば彼女も戻ってくるでしょう。 よって、君をここに呼んだ件ですが……」 (-32) toumi_ 2022/05/01(Sun) 1:14:09 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 不遜 リアン「一対一で君の顔を見に来ただけです」 まじまじと宝石のようなその瞳を見つめて真面目な表情で告げた。 それ以上でもそれ以下でも無さそうな台詞を。 (-33) toumi_ 2022/05/01(Sun) 1:15:17 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス/* 職員室で呻き声が聞こえたら私です。君の父親です。 大人は考えることが狡猾ですからね。 1ギムナジウムに1台フィウクスくんで無限供給です。 改善されたとはいえ腐っている部分や根本は変わらない、といった感じでしょうか。お伝えいただきありがとうございました。 こちらも実習生の設定をアレにしながら進めていきたいとおもぃす。 (-35) toumi_ 2022/05/01(Sun) 1:36:10 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「私が、毎日君を連れ出せるような人間であればどれ程よかったでしょう。 生徒でも、先生でもないので変えることなどできません」 仮病のひとつや二つで解決しないことなど。 ただし致命的なものであれば? そして、その目的が結果的に達成できるのであれば? なんだっていい。変えに来たのが"私たち"だ。 「個人面談しましょう、フィウクスくん」 「対象は、班員の高等部全員です。 ――彼らにすべて平等に贔屓をしない。 実習生の立場を使いこの時間を行使します」 「活動内容は生徒の生活の改善のために、 不満であることや身体の異常を報告してもらうこと。 及び、…………生徒以外の近しい他人との交流です」 教育実習生に与えられている権限など無に等しい中で、唯一あるとするならば多くの時間を君達に対して扱うことができることだけだ。 それがたとえ、すべての解決策にならないとしても。 「しかし偶然、私は…… 忘れ物を取りに部屋に戻るかもしれませんね。 そうなれば後日でしょうか、君と話をできる日を私は望んでいます」 (-40) toumi_ 2022/05/01(Sun) 2:14:12 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 高等部 ラピス「もしなにか心配なことや不安なことがあれば聞きましょう。 なければ……同室者の子のこと等を聞いてみたいです〜。 なんだか、先生の真似事みたいですね」 無表情のわりに朗らかに。 こっそり食堂から持ち出したジャムが真ん中に乗っているクッキーなどをとりだして、緊張感のないお茶会のような雰囲気だ。 (-42) toumi_ 2022/05/01(Sun) 2:20:55 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 不遜 リアン「それはどうでしょう〜。 ですが彼らが私や皆さんが知らないことを不満に思っていますから、批判はしていいでしょう。 確かなことがわからない限り、私からは言えることはないですね〜」 きっぱりと、知ることはあれど口を開かない。 嘘はなさそうだが感情は相変わらず見えない。 「手紙は必要でした。意図を聞きますか? 種明かしみたいで恥ずかしいですね」 恥ずかしげもなさそうに。 「平等に誰が話しかけられたかわからず、そして 密会が格好良いからです」 真顔でいう。 「きっかけはフィウクスくんでした。 彼に"目立つ場所で話しかけてしまった"からです。 私はいち生徒を贔屓していると思われてはいけなくて〜。 班の皆の声を聞くことにしたんですが……普通ではつまらないと感じまして。 格好よくナチュラルに個人面談をすることにしました。 あまり知りませんよね? 大した用がなければ実習生から君たちに話しかけたらいけないんですよ。 物凄く話し掛けたかったです、ずっと。 イシュカさんは不良ですが、私は優等生なので我慢していたというわけです」 真顔だ。 (-46) toumi_ 2022/05/01(Sun) 3:26:37 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 高等部 ラピス「私たちは先生になるための勉強と試験をしているんですよ〜。 意思だけはありますけれど、なれるかどうかは決まっていません」 だから真似事です、と続けて。 「その答えを聞かせるのは酷でしょうが、 高学年の君たちに隠すことではありませんね。 私の同級生に、治らない子はいました。 全員が完全に治って出ていけないのを私は知っています。 ラピスさんの病気、……自覚しているだけでどんなものなのか よければ教えてくれませんか?」 (-51) toumi_ 2022/05/01(Sun) 4:08:06 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「したいことですか〜。 教育実習生としての私に聞いていますか? そんなの、 私がやらなくてはいけないことに決まってるじゃないですか。 君を特別扱いしているわけではありません。 苦しんでいる生徒全てに与えられるべき権利です」 誰かを贔屓しないで助けるなんて、できるわけないじゃないか。 優しいだけで人が救えるのなら、皆の病気はとっくに治ってる。 連れていった場所はとある寮の一室。 今は使われていないようだが完全一人部屋のようだった。 「……最近は二人一組が流行っているみたいで羨ましいです〜。 前は一人部屋が多かったんですよ、こんな風に。 食事をとる間や、休憩時間に使ってみたらどうでしょう。 鍵は貸してあげます」 机にひとつの鍵をおいて天井や壁をみて、小さく口を開く。 普段よりは聞き取りにくい声。 「……君まで卒業したらいなくなってしまうんですか?」 (-52) toumi_ 2022/05/01(Sun) 5:32:00 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス呟いた言葉をなかったかのように多く続ける。 もう立ち去ろうとしているかのように。 現に言うだけ言って、食事を渡せばいなくなる予定だ。 「意味がない最悪の人生だったと決めつけるのは、 死んでからにしましょう、その瞬間まですべては決まっていません」 「新しい何かを見て、聞いて、 立ち止まらずに行動しなければ、なにもせずに朽ちるだけ」 「私は、君との時間を有意義に感じていますよ」 (-53) toumi_ 2022/05/01(Sun) 5:48:05 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス/* 父親です。2通の秘話の時間が空いて申し訳ありませんでした。 お詫びにオレンジをつんできました。オーブンでブンしてくださいね。 (-54) toumi_ 2022/05/01(Sun) 5:50:49 |
【鳴】 月鏡 アオツキ声をかけるのも日常化してきて。 休み時間にも時間はとれるかと、黄緑の姿を探ししつつ。 胸のなかで自分の立場を確かめる。 一人のために尽くせるからだでも立場でもない。 そんな自分が、潰れずに皆を支えられる? 早くも壁にぶつかった気分だった。 「バレンタイン君は」 「好きな子はいないんでしょうか……」 お陰で真顔で訪ねる会話もふざけたものになってしまう。 『私とかと付き合ってみるのはどうですか〜?』 愛の言葉はどこからともなく降ってくるものだ。 (=0) toumi_ 2022/05/01(Sun) 6:05:17 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット「バットくん、お話をしましょうか〜」 明るく振る舞う姿を作ろうとしていることを。 それが偽りではなく、苦労をしながら声を出していることを。 からだが動かなくなることも、演技などではないことをあなたは知っている。 「先生と生徒の時間です」 例えそれが真似事で、なにも成果がなくとも。 先に、何があろうとも無駄だなんてことはないのだ。 二人の寮の部屋で、甘い香りに包まれながら時間が流れている。 時計を用意して、長時間は話さないことをはじめに決めた。 「……口で言えないこともあると思います、だから、 訪ねたいことはここに」 そう、君の手元へ紙を渡す。すべて手書きで何項目かの質問と解答欄があった。 ・森で怪我はしていますか? Y/N ・普段から森へと向かう理由を教えてくれませんか? Y/N ・何か悩みを持っていますか? Y/N 「NOにかかれたことは問題なしとして話を進めましょう」 (-66) toumi_ 2022/05/01(Sun) 12:50:10 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「 はい、いましたよ〜 3年前です。たった3年、されど3年です」 「だいすきな子がいました。それはもう〜 今もこの胸にしっかりと刻み付けられている子が」 「その子は、 病気が治らず卒業を境に私の前から姿を消しました」 始終真顔で、なんともないように。 卒業をしても病気がなおらなかったこと。 そのあとの生活が明るくならなかったこと。 幾つかがこもった紛れもない事実を告げた。 「あのときの私がちゃんと隣で寄り添えたら 今もあの子はここにいて、無事だったのかなぁ〜、なんて。 代わりにしているみたいですか? ……なにもしてあげられませんでしたからね〜。 学生の頃なんて勉強と、先生の言いつけを気にしてばっかで」 『好きじゃないから必要ない』 ここでの生活に愛だの恋だのを求めている余裕があれば、 また私も彼も変わったのかもしれなかったな。 (=2) toumi_ 2022/05/01(Sun) 13:09:50 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 高等部 ラピス「こんなに綺麗な病気が存在するんですね……。 ここまで広範囲ですと手術で取り除ける部分を越えています。 治療法と再発防止を見つけることが先決でしょうか〜…… 私実習生になれたのに、まだ皆さんのこと 沢山聞かされているわけではなくて。 もどかしくて、少し情けないです。 治し方も、知っている先生はいるかもしれませんが…… 知っていれば行動に移しているはずですよね 」絶対の信頼を持っているのか、はたまた逆か。 一人の人間が思ったことが可能であれば、とっくに対処はとられているだろう。つまり、方法が見つかっていないか、あるいは態と放置をされているか。 あからさまな異変を持つ生徒たちを前にすると、嫌でも気付いてしまった。 「動かせる技術は学校の外でみたことがあります。 それはお金がかかって偽物の手をつけることになりますけど。 好きですよ〜、この色。 髪のメッシュも一緒で、私ともお揃いですね。 でも、君は嫌いだったりしますか……? この手のこと」 (-68) toumi_ 2022/05/01(Sun) 13:29:26 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「プライベートを持ち込むことは、生徒に真摯に向き合っているように思われないとマニュアルにありましたから……」 誰にでも優しく、平等に接しなさい。 特別扱いはいけません、恋愛沙汰も起こさぬように。 生徒たちの平穏を守って、規律正しく、 「言われてみれば、こんな話をしてしまう時点で失格だったみたいですね〜」 先生、アオツキにそんなことができると思っていたんですか。 実習生として、失格だ。 固執したらいけない、仕事で義務。 誠実ではない。生徒たちを昔の思い出と重ねるなんて。 それでも、ここでの生活に諦念を抱えることが正しいとはしたくなかった。 見つめ返す視線を僅かにそらした。 表情こそ変わらずとも、視線や僅かな動きは感情の表れだ。 (=4) toumi_ 2022/05/01(Sun) 15:37:30 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「試して、ってそんなの〜……」 試さなくてもわかるに決まっているのに。 「君が完治して元気になれば、誰でも和らぎますよ。 私以外の先生も、生徒もです。 ずっと先ですから、きっと ――その頃には私は正規の先生になれる頃でしょうか」 そんな両方が叶う未来が、何処かに存在するとしたら。 どれほど嬉しいことだろう。 (=5) toumi_ 2022/05/01(Sun) 15:38:07 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「結局。代わり云々のはなしですけど……、 過度な期待して欲しくないと言うのも今のうちです。 これは私の中で実習生として以上に、 個人の感情で完治を望んでいるのと同じです。 重く、辛く残り続ける呪いになっておかしくないもの。 ……それを私は課させて、君は抱えないといけないんです。 私は、ずるい大人ですから。 これからも多くの生徒に期待と歓喜と絶望をするでしょう。 それでもこうして話し合った君たちには、 ちゃんと後悔をしないように、無理をしないで生きて欲しい。 それだけが望みです」 (=6) toumi_ 2022/05/01(Sun) 15:48:32 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット今日も上の二つの返答は変わらない。 怪我は相変わらずなく、異常なし。 報告はこれだけですんでしまうのが実情だ。 上は解決に手を貸してくれず、生徒のためを考える実習生という立場になんでも乗せたがっている 成功も失敗も関係ない、うまくいかなければ廃止されるだけの使い捨てだ。 「森のことは……今日はこれでよしとしましょう。 話せないことはそれ以上聞きません……、おやおや? ええ、なんでも良いですよ〜」 そんな不満も読み取られているのか、酷く、本当に、居心地が悪いほど良い。 ダメにされそうだ、ここの部屋は。 思わず変な声が出そうになる、気を引き締めなければ。 (-89) toumi_ 2022/05/01(Sun) 16:53:05 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット「ここに、"何を"、ですか……。 はじめに実習生として聞いている事を説明をしましょう。 この学園の中で暮らしている生徒たちは、 小さくとも大きくとも悩みを抱えています。 先生方は、心の病や身体的なものに詳しい人から あまり知らない人まで様々です。 彼らは全力を尽くして ……治療または改善に取り組んでいると聞かされています」 実情を完全に理解はしていない、暗にそう含めながら言葉を続けた。 「バットくんの今のご両親は、君に何かしらの不安を抱えていたのかもしれません。 ここに連れて来た理由で思い当たるのは、 君の治療、または……自由を押さえつけない為。 模範解答はこの辺りでしょう。 私がみる限り、君には……夢遊病に近しいもの。 または過眠症がみられます。 強いストレスなどで生活のバランスが崩れてしまうことです。 これが起きると、周りの人間は君を心配します。 朝起きて、昼に活動して、夜に寝ることができなくなり君も周りも困ってしまうのです。 人間は眠る時間と社会での活動時間が決まっていますから。 病であるか体質であるかの判断ができなかったのかもしれませんね〜。 どうでしょうか、彼らは以前何か言っていませんでしたか?」 (-90) toumi_ 2022/05/01(Sun) 16:57:09 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 高等部 ラピス「ラピスさんはそんなことまで気にしているんですね〜。 私や先生達がが言わなくとも、きっと君は我慢してしまうのでしょう」 僅かに声が小さくなる。図星だった。 大人は合理的な事を望み、そして都合が悪いものを後回しにして。 時には、不幸だって利用する。 「謝れなくて、ごめんなさい。 君につきっきりになれず、治療に専念出来ないことを 私の立場から心を込めて謝罪することが出来なくて。 全員に手を伸ばして救えるほど出来た大人達じゃ無いんです。 隠れて意地悪する悪い人もいました、今もいるかもしれません。 それでも治療法が見つかってその手が治ることを 少なくとも"私たち"は望んでいます。それだけは確かです。 病気で居続けて欲しいなんて思っていません」 そっと傷つけないように深い青に手を伸ばした。 美しいのに、その輝きが彼女の心をむしばみ続けてしまう。 「……応援させてくれますか? 助けになると言いながら、何にも出来ないままの先生ですが〜。 傍で見続けて、声をかけることは出来ると思うんです」 (-124) toumi_ 2022/05/01(Sun) 21:43:08 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット「――君は」 ギムナジウムで、君に対する正しい治療は行われてこなかった。 素人でもわかる、早く密接に話し、確かめれば良かった。 だが一体何ができただろう。 「君たちは、数多く居る"普通の子"とは違います。 それは、"病気の子"というひとくくりにして語るにはあまりに難しいです。 治らない子は居たんですよ。 医学やまじないでどうにもならなかった、 体の体質から、異常がでていた子が」 「だから私から見て、 君が"病気のこども"かどうかは――わかりません!」 病気という言葉は悪い言葉ではない。 しかし、君に対して"病気のこども"という言葉は、 深く鈍く重りのように積み重なっているように見えた。 (-125) toumi_ 2022/05/01(Sun) 21:44:02 |
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