【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ『大丈夫ですよ』 触れた手を包むようにもう片方の手で挟み込みました。 『味方、ですから』 (-167) shionsou 2022/02/24(Thu) 22:07:38 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ『あ────』 長い長い間。 震えていたのは自分の方。 冷え切った芯が熱を取り戻し、耐え忍んでいたまぼろしの痛みが引いていきます。 (-174) shionsou 2022/02/24(Thu) 22:39:42 |
ハナサキは、ぽつり。呟きを零しました。 (a43) shionsou 2022/02/24(Thu) 22:41:21 |
園芸 ハナサキは、メモを貼った。 (a47) shionsou 2022/02/25(Fri) 12:28:07 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「ほんっと……呆れた人です。モラルの欠如ばかりは擁護できませんよ! 冗談でも嫌いです。うっかりでも嫌いです」 「もうそんな事言わないでくださいね」 勢いのあった声は萎んでいつも通りの声音に戻りました。 「……じゃあ、私がフカワさんの事を覚えていたいって言ったら嫌ですか? 私は花屋さん見に行きたいです。 土いじりの同士ですしね!」 私も選ばれるかどうかわかりませんけど! 最後は取り繕った元気さで薄く笑いかけます。 覚えていて欲しくない。 知らなければ傷は浅く済む。 誰かも言っていました。 どうにも自分が選ばれた後の事を考える人が多い気がします。 選ばれても構わない。 本当に皆さんはカミクズさんのように立候補しないまでも、すんなり受け入れるのでしょうか? ──ここには死を望まれた人しか居ないじゃないですか。 あなたはそう言っていた。 全員とも。 なのにどうしてあなたは、今もこうして話をしてくれるのでしょう。 (-294) shionsou 2022/02/25(Fri) 20:37:02 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「冗談です」 嘘だと思いたかったのです。 「私そういう冗談嫌いです……」 どうやったら目の前の人間が犯罪者だと信じられるかわかりません。 「そもそも"されています"って何ですか。 誰かに騙されたとかですか。 だったらフカワさんは悪くないじゃないですか。 帰っても帰らなくてもどっちも、そんな事って……」 俯いてカップの底に溜まった黒を見つめました。 まるで今の自分の心のように、冷えて濁った墨染の沈殿。 「……帰るつもりも無かったんですか? こんな所まで来て、そこまで話して──一方で私には綺麗な花を見ろ? また、そういう所で気遣うんですか。デリ欠の癖に。 フカワさんは知ってますよね。私が土いじりが好きって、汚れなんて気にしないって!」 忘れられる訳ないじゃないですか。 「ずるいですよ」 (-341) shionsou 2022/02/26(Sat) 0:14:31 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「本当にどうしようもないんですね」 嘘だと言って欲しかったのに。 告げられるのは辻褄の合うストーリーばかり。 理解できない夢みたいな現実。 「綺麗すぎてバカみたいですっ! いくらお話が綺麗でもそれを読んだ人がみんな喜べませんよ! 妹さんも居るんでしょ! 突然触っても怒らないような仲の良い妹さんも居るって言ってたじゃないですか!」 知らず声は大きくなっていました。。 髪を振り乱して叫ぶハナサキから、雫が一滴。 黒い沼に波紋を広げます。 「汚れたからって、綺麗じゃ無いからって、簡単に捨てて忘れられるって本当に思ってるんですか? 汚いですよ!その考えがずるいんです! 周りの事を考えてますって風な言い方で結局はフカワさん自身が居なくなって──逃げようとしてるんじゃないですか! 現実に居なくたってここに居ます!この瞬間に私の前に生きています! たとえよく似た偽物でも一度生まれたら、消えないんですよ……」 最後の方は涙混じりの声でした。 何度か鼻をすする音を刻んで。 (-345) shionsou 2022/02/26(Sat) 1:23:23 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「………………酷い事言ってると思います。 話をしてくれたのも、私が教えてって頼んだからですよね。 フカワさんに怒ってもしょうがないですよね。 ごめんなさい。ありがとうございます。 全部、ぜんぶぜんぶぜんぶ私のわがままですから」 ごめんなさい。 繰り返し、自分の落とした影の中に雨を降らせていました。 (-346) shionsou 2022/02/26(Sat) 1:24:05 |
園芸 ハナサキ(匿名)は、メモを貼った。 shionsou 2022/02/26(Sat) 1:28:42 |
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