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【墓】 1117 闇谷 暁>>【食堂】 >>+0 言葉に詰まる。 貴方にかける言葉だけが、見当たらない。どこにも無い。 その境遇をなぞる事は出来ないのだから。 してはいけない事をしたから、と言うのは簡単だ。 オレの、ためにッ、……頑張った、だけ、なのに! けれどそれはきっと、恵まれた立場だからそう言えるだけ。 貴方達親子の間には、確かに根底には愛情がある。それにこれ以上何か言葉を差し込む事は出来なかった。 ……沈黙は、何より雄弁だ。 「お前が笑って生きられる世界に なれば良いのになあ…………。」 ぽそ、と、囁く。 貴方の腕を掴む事は、貴方を救う事は、今の自分には出来ないから。 「 俺も、好きに生きる。 」闇谷 暁は、迷彩リョウが生きる世界を奪われたくない。 → (+2) osatou 2021/09/27(Mon) 23:28:28 |
闇谷 暁は、応援出来ない。 (c16) osatou 2021/09/28(Tue) 0:10:47 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志前日。 食堂での会話の後。 別行動をして、夜。 貴方が布団を抱えて部屋に戻った頃。 扉を開けた貴方に飛び付こうとして、 手元を見て、ぐっと堪えるルームメイトが居た。 「……………さんきゅ。 俺が言い出したのに、任せて悪い。 迷彩は……まだ戻ってない。」 (-32) osatou 2021/09/28(Tue) 1:54:54 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方の両手が自由になったならば その手が頭上に降りてきたならば ぐ、と悲しげに表情を歪ませて、 貴方に強く抱きついた。 情事のそれよりも力を込めて貴方の肩へ顔を埋めれば 「暫く、こうしてて良いか」と小さく告げる。 「無力だな、って、思ってさ。 そりゃあ特に何もないし、凄い使える異能も無いから 当たり前なんだけどさ……。 ……ごめん、迷彩が戻るまで、撫でて欲しい……。」 (-37) osatou 2021/09/28(Tue) 2:18:10 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>8 普川 「いや? 元々本は好きだが、こんなには……最近から、かな。」 貴方の顔を見て、真っ先に肉豆腐のことを思い出したが 何故か撫でられたので、 何故……? みたいな顔をしてとりあえず、貴方が座るかと思い、隣の椅子を引いた。 この男は、年功序列を全く気にしない。 貴方にだって平気でタメ口を使う。 「……嗚呼、ここに来るってことは 何か本を探してるのか? ちょっとは手伝えると思うけど、何だ?」 読んでいた本を置き、立ち上がる。 置かれた表紙は和食のレシピ本だ。 本の山を見るならば、そこには真面目そうな医学書から週刊誌まで、一言で表すなら『色々と』有った。 (+10) osatou 2021/09/28(Tue) 2:28:32 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方と触れ合う箇所が、じわりと暖かい。 強く抱きしめて、擦り寄って、今はとにかく貴方を感じたい。 「………きっと俺は、 迷彩が生き続けたとしても その選択を押し付けた事を、後悔する。」 貴方に全ては語らない。なのに慰めて欲しい。 卑怯だ、と、自虐。 「無かった事になんて、させない。 迷彩は確かに………、 望まれて、産まれて、愛されて、…………ッ」 ……貴方の声が、紡がれる言葉が、 温度が、等間隔の優しい振動が心地良い。 じわりと貴方の肩口を濡らして、そっと瞳を伏せた。 → (-44) osatou 2021/09/28(Tue) 3:47:18 |
【独】 1117 闇谷 暁「オレね、死刑になりたいんだ」 その望みを、否定した。 「オレが死ぬのが嫌なら、オレのことどうにかしてよ」 俺にはどうにも出来ないんだ。 「オレは、好きに生きるよ」 そうしろと言ってやれたら、どれほど、 「そうなったら、いいねぇ」 正しいだけじゃ、誰も彼らを守ってくれないのに! S氏は内臓だけで生まれたAを、死産により命を絶った赤子の中へ入れた。 もしもこの時S氏が何も処置していなければ、Aは間違いなく絶命していただろう。 お前は望まれて産まれて、 彼らに人道から外れるなと諭すことは簡単だ。 では、彼らの生存権はどうやって保障されるのだろうか。 愛されて生きたんだと、 もしこれが正しいとすれば、彼らは淘汰されるべきなのだろうか。 それとも我々は、机上の空論の実現を目指すべきなのだろうか。 『我々』でも『彼ら』でもない、 『闇谷暁』と『迷彩リョウ』の気持ちを、伝え合いたい。 (-43) osatou 2021/09/28(Tue) 3:48:08 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「…………、」 自分の良さ。 つらつらと言葉にされると、ちょっと気恥ずかしい。 「うん………、うん。」 それでも、貴方が伝えてくれるのならば、結局嬉しさの方が勝る。 「………好きだ、高志、 好きになって、良かった。」 どうにもままならない世界の中でも 貴方が側に居てくれるから、なんとか前を向けそうだった。 「ごめん、……ありがとう。 ありがと、……好き、っ好きだ、好きッ…………!」 ぽた、ぽた、と紫色を揺らして、 貴方の優しさに、ひたすら甘えた。 (-45) osatou 2021/09/28(Tue) 3:48:40 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方が貴方だから。 貴方が受け止めてくれるから。 傷を癒すような言葉も、納得できる言葉も、 貴方が居るのならば、いらない。 「………うん、うん、 辛いなぁっ、つらいよ……、 人が死ぬなんて、 どうしても、慣れないなあ……。」 自分が覚えていることで、彼らは──W家族Wは報われただろうか。 探偵として関わってきた人々の意志は、この胸にあるだろうか。 迷彩が生きた証を、持ち続けられるだろうか。 真実をそのままに、掲げて生きられるだろうか。 そうあれたら良い、と絵空事を描いて、 貴方の輪郭だけを感じた。 「……救えた、のなら、 それは、嬉しいこと……だなあ、」 そうして、ひとしきり感情を吐露して、二人きりの時間を堪能してから 夜の帷が降り切る頃この部屋に、小さなルームメイトを加えたのだった。 (-48) osatou 2021/09/28(Tue) 4:44:14 |
【墓】 1117 闇谷 暁朝。 まっとうに朝。昼ではない。 今日も誰かが以下略。 「……〜〜〜、」 おおきな欠伸ひとつ。 目は半分も開いていない。 何気に腰痛も悪化している。 どうにか無理やり起きました感を纏い、 ここまで寝ながらルームメイトW達Wと歩いてきた。 何とも平和な、朝の光景。 (+11) osatou 2021/09/28(Tue) 5:21:55 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>10 普川 「座ってて良いぞ、 ……まだ、痛むだろうし。」 先日、貴方が暴力を受けていたのを目撃している。 貴方からするとお節介かもしれないが。 「いる………えと、バックナンバーなら 普通の図書館なら数年分は置いていると思うが、 ここは……どうだろう? 検閲もあるから、週刊誌はあまり読んでも面白くないぞ。」 本の山の一番上、一冊を指さす。 レシピ本の前に読んでいたらしい、数ヶ月前の日付が記された『週刊新世界』と言う雑誌だ。 「……で、何を探してる? 大方、自分の関与した事件……そんなところ、か。」 有るだろうか。 机からそう遠くない棚を物色し始めた。 (+14) osatou 2021/09/28(Tue) 15:04:05 |
闇谷 暁は、半分寝ている。 (c18) osatou 2021/09/28(Tue) 16:34:51 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>+14 普川 「……追加?」 闇谷暁は、端末を殆ど確認していない。恥ずかしいからだ。 故に、他人の性事情に疎かった。 首を傾げたまま、雑誌を探す作業に戻る。 「いや……本来の目的はそうじゃないんだが、 それは、……うん。ちょっと気紛れにな。」 貴方が手にした雑誌には、 切り取られまくった記事の片隅に 毒ガス散布未遂、犯人は非行少年やら何やら──と、悪意のこもった言葉が並べられていた。 「顔は隠されているが、特定は容易な程度だ。 見ていて少し面白かったよ。」 皮肉。自虐的に笑ってみせた。 「さ、普川は何年前の何月の出来事か。 大雑把でも良いから────、」 なんだか貴方の言葉が曖昧だ。 口を噤み、手を止める。 貴方の方へ近寄れば、心配そうに見つめる。 「……今日は休んだ方が良いんじゃないか? 無理は良くないぞ、部屋まで送ろうか。」 (+19) osatou 2021/09/28(Tue) 17:25:04 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>16 普川 ころころ変わる貴方の様子に、首を傾げた。 何だか難しいことのような、そうでもないような。 「今回の事……? 気になる言い方だな。このふざけた企画関係か? ま、知らずに過ごせる方が有難いか……。 普川は、なんだ、その、 …………………… 励んでいるのか? 」言いながら、どういう問い方だ、と内心自ら突っ込んだ。 まるでセクハラしているような気分。 「6年前。 うーん………探してみるけど、あまり期待はしないでくれ。」 貴重な資料は永久的に置いてあるだろうが、ゴシップはどうだろう。国立の図書館でも長くて5年程度だった気がする。 少し奥の棚へ向かい、手を伸ばして、 そこに目当ての雑誌はあった。 → (+24) osatou 2021/09/28(Tue) 19:54:33 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>23 普川 「 そっ、 そうか……………。」自分から聞いておいて、頬を赤らめ照れた。 企画の趣旨としては励んだ方が良いんだよなあ、と思いつつ、何か言及する事はない。恥ずかしいからだ。 手渡せば、後は貴方を見守るようにそれを眺めていた。 それらしいページを開いて、貴方の視線が揺れて、止まって、繰り返す。 元々座っていた椅子を引いて、腰を下ろす。 水面にほとりと一雫落ちたように、なんでもないような声が、聞こえた。 知り合いか、と問い掛けて、噤む。 こんな場所に居る人間の過去、見知った顔があったとして、 世間話のように易く返答をしてはいけないような気がする。 「………、」 代わりに、貴方が先程やったように ぽん、と頭部へ手をやって、数度撫でた。 (+32) osatou 2021/09/29(Wed) 9:23:13 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>+38 朝食堂 肩を叩かれぼんやり瞼を開ける。 まだ(61)1d100%ぐらい夢の中だが、朝は揃って食べるものだと認識しているのでどうにか上体を起こした。 「……………はよ」 これでも腹から何とか声を出しているのだ。 目を擦れば、美味しそうな卵と珈琲の匂いがする。 そっとカップを手に取って、眠気覚ましに一口。 「………」 二口。 「…………?」 「ゴフッゲホッ!何ッ!??」 夜中は蹴られ布団を剥がれ、 自分は何か悪い事でもしたのかと思った。 いつも珈琲を淹れてくれる貴戸の方を一瞥し、いやこんな淹れ方な筈は無いと迷彩へ視線を向ける。 「………………え?」 他に言葉が出ない。 目はすっかり覚めた。 (+40) osatou 2021/09/29(Wed) 16:24:32 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>朝食堂 >>+46 「いや咽せたと言うか何と言うか…………、」 何が起こったのか。 やけに口内がジャリジャリする。 よく見ればカップの中は 殆ど粉。 通りすがりの榊から丁寧に置かれた珈琲。 これでも飲んで落ち着こうと手に取り飲めば 「嗚呼、ありが、 えふッゲフッ!?」 こいつもついでに 殆ど粉。 「…………………」 ふざけるなよと言いたい所だが、 片方は恐らく迷彩が淹れてくれたのだろう。 貴戸の淹れる珈琲は美味しい為、こんな事が起きる筈がない。 その頑張りを無駄にはしたくない。 席を立ち、ふらりと厨房へ向かい、 ビールジョッキにお湯を入れて来た。 → (+48) osatou 2021/09/29(Wed) 19:11:30 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>朝食堂 >>+46 「迷彩、牛乳貰う。」 ジョッキに粉コーヒーをぶち込んで、混ぜる。 牛乳もパックを拝借し、足す。混ぜる。どうにかなれ。 あんまり美味しさは保証されないが、一先ずは バカ多いジョッキカフェラテ の完成。精一杯の努力はした。飲むしかない。 「いや、何、今朝は苦くないのがいっぱい飲みたい気分になって…………。 迷彩次は貴戸の淹れ方を真似してくれ。 頼むから。」自分はあまり朝食を食べられる方ではない。 とりあえず、と糖分を摂取しがちなので、 今日もドーナツに手が伸びかけて、……止めた。 トーストやオムレツが入らなくなったら困る。 バカ多いカフェラテを飲みつつ 貴戸の用意した朝食を食み始めた。 (+49) osatou 2021/09/29(Wed) 19:13:03 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>27 普川 「嗚呼、力になれたなら何よりだ。 ……まあ、誰でも家族を失えば悲しいんじゃないか。 そこに当然のようにあったものが、消え失せるのだから、」 少なくとも自分は、そう。 感傷に浸るような表情。開閉される瞳。そんな貴方を観察するのも無粋だ、と、自分の読んでいた雑誌を手に取り、開きかけて 「─────え、?」 貴方から齎される声、温度。 『壮汰くんと同じこと』? 『企画ついでにめちゃくちゃに』? 流石にその言葉の意味が、分からない訳では無かった。 「……………えっと、」 この企画──性行為を推奨されていて、報酬も与えられるというもの。自分には誰かと揃いの、望む報酬がある。 かと言って、貴方の言う通り、突然積極的になれる性質でもなかった。 だから、その言葉はとても魅力的に聞こえる。 貴方が誘ったから、望んだから、 自分は仕方なく、報酬の為だから、……… 後は『はい』と2文字を答えるだけ。 首元に回る腕へそっと手を添えて、口を開く。 → (+50) osatou 2021/09/29(Wed) 19:55:57 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>27 普川 「ごめん、出来ない。」 貴方の腕を、押し戻す。 必要なものだと分かっていても。 お前が他人と肌を重ねるのは、重ねるところを見てしまうのは、その…… …………苦しかったから。 脳内に、確かに誰かの言葉が反響した。 自分は、大事な人を苦しめたくはない。 それから何より、 「頼まれたからって、 責任をお前だけに押し付けて、行為に及ぶのは、嫌だ。 だから、ごめん。……出来ない。 ………他の事なら、力になる。」 いっそ愚かな程に、馬鹿正直に、馬鹿真面目に。 振り返り、貴方の瞳を見据えながら 2文字以上を答えた。 (+51) osatou 2021/09/29(Wed) 19:59:49 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>30 >>31 普川 >>a12 >>a13 「………冗談?」 果たして本当に、そうだろうか。 これが冗談だとしても、それを言葉の通りに受け取って実行する人は恐らく居るだろう。 「おいッ、お前は……!」 そうやって、 いったいどれだけの 『自分』を粗雑に扱ってきた? 想いが言葉になる前に、さっさと貴方の姿は消えてしまう。 「……………、 ああ、えっと、……うん。 こないだはちゃんと聞けなかったから……… 普川が美味いと思った食べ物、聞くの、……待ってる。」 もう見えなくなった背中に、 やっと喉を通ってきた言葉を投げた。 (+53) osatou 2021/09/29(Wed) 21:28:49 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「………まあ、かなり。 気にしてるよ。」 迷彩リョウについて。 そう答える口振りは、貴方と酷く対称的だっただろう。 不正解、との言葉に、残念、と息を吐く。 宇宙人ではなかったから──ではないが。 「ふうん。 気付いたら、異能に自我が………。」 自分達の身近に根付く異能。そんな事は想像もしなかった。 興味深い、とまた貴方に一歩近寄って、それはどういう仕組みでと口を開きかけ───少しだけ、考える間。 「………それが産まれる前に居た『お前』は、 どう幸せになったんだ?」 今度は軽く、貴方と同じような、それでいて興味関心たっぷり含んだ声色で問う。 純粋に、『みんな』の中に『貴方』が入っている事を疑わないような。 決して『どうでも良い他人事』のようには呟かなかった。 → (-152) osatou 2021/09/30(Thu) 1:15:15 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史貴方からの答えを待ちながら 近寄った分だけ下がっていく。 「……嫌とは言われてない。 苦しいって聞いたから、 苦しめたくないと思って、勝手に。 だから……これは俺たちの秘密にしておいてくれ。 この わがまま も、聞いてくれるよな?」それはお前が持っていてくれ、と 自分が持ってきたハンディカメラを指さした。 きっとそれを使う時が来るとすれば、貴方だと思ったから。 (-153) osatou 2021/09/30(Thu) 1:15:50 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志これはとても平和な時間帯。 貴方からの連絡を受けて、自室へと戻った。 「ただいま? どうした貴戸、 食べ切れない量の飯でも作ったのか……? 」なんだなんだと比較的早いタイミングで ドアを開けて帰ってくるだろう。 (-158) osatou 2021/09/30(Thu) 7:29:57 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「いやそれはそうなんだが 食べて欲しいって聞いてそういう用事かと……。」 今朝は大変でしたね。 ほわりと漂う茶葉の青っぽい香り。 普段は珈琲を好む貴方にしては珍しいな、と 準備をする姿を視線で追った。 「こ、これは……!!!」 差し出されるまんまる。 ほんのりと内側から覗く淡いオレンジ色。 食堂でも探してはいたが、特に用意される事はなかったシロモノ。 「 みかん大福……!? どうしてここに……まさか手作り……?」 そわそわとお茶を頂いたり、大福をじーっと見つめたり、 貴方に熱い眼差しを向けたりと、好物を前にした子供らしく全身で喜んでいる。 「貴戸っ、 食べても……良いのか……!?」 (-160) osatou 2021/09/30(Thu) 12:17:44 |
【墓】 1117 闇谷 暁>>朝食堂 >>+55 「いずれこの苦味を美味いと思える時が来る……………。」 な、と貴戸へ視線を送る。少しだけ大人ぶった。 果たしてそんな時が来るかは、分からないが。 「……二人が用意してくれたんだな。 有難う、いただいてます。どれも美味いな。」 やっと不鮮明な意識がハッキリしてきたところでそう述べる。 カフェラテはまだ(53)1d100%ぐらい残っているぞ。 「じゃあ夜は俺と作るか。 和食を作ってみたいんだ、手伝ってくれるか?」 既に食べ終えた迷彩を一瞥。 一方此方はまだ全然減っていない。 「………? 帰って来ないのか……?」 貴方が今晩も夜を共にすると思い込んでいた。 そんな口振りでトーストを齧る。 (+56) osatou 2021/09/30(Thu) 12:28:08 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「そっ、そうか………嬉しいな………。 好きな物覚えててくれて、作って貰えるなんて 夢にも思わなかった………。」 いただきます、と正座して 待ち切れないと言わんばかりに齧り付く。 ぎゅうひに歯を立てれば、白餡と果汁がいっぱいに溢れてきて、 「…………!」 破顔。 「………………!」 天才か、と貴方を見た。 それはもうとんでもなく嬉しそうにぱくぱく齧る。 久々の好物を前にしてテンションが上がらない訳がない。 「……… 美味い!! 大福屋さんになれるぞ、貴戸。 今すぐに出店すべきだ……!」 あっという間に平らげて、 ぺろりと唇まで舐めた。 (-162) osatou 2021/09/30(Thu) 12:59:21 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志「ご馳走様でした。 いや、俺は………、」 貴方に褒められたのが嬉しくて作っていただけなのだが。 ちょっと気恥ずかしくて口を噤んだ。 「……ありがと、 その、良かったら…… また俺の為だけに作ってくれ。」 満足感に包まれていたが、 はっと気付く。 「………お前の分は?」 もう食べたのだろうか。 (-165) osatou 2021/09/30(Thu) 13:34:23 |
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